RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(14)
2018年1月31日 更新

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(14)

前回書ききれず、外してしまった機体をご紹介したいと思います。やはり「CCA-MSV」「ガンダム・センチネル」で設定されたものが中心となります。実機が製造されることなく設定のみの機体もあるのですが、ここら辺がMSVのすごいところで、ガンプラなどで再現されてしまうんですよね。

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はじめに

前回外した機体の中でもνガンダムを中心に書いてみます。物語本編には登場しない機体ばかりですがこれもかなりの数があり、ガンプラでの設定の機体もご紹介してみましょう。できる限り調べますが、「あれが無いじゃないか!」と叱られるかもしれませんが、頑張ってみます。

劇場版「逆襲のシャア」特報版

バルカンの空薬莢がバラバラと飛び散っているところはなかなかリアル感があり僕は好きでした。

CCA-MSV

RX-93

νガンダム(ダブルフィンファンネル装備型)

νガンダム(ダブルフィンファンネル装備型)

機体の細部や武装の形状が通常のνガンダムに比べ若干異なっている。
via 機動戦士ガンダムMS大全集2015
プラモデル「1/144 νガンダム フィン・ファンネル装備型」組立説明書に登場し、その後『CCA-MSV』に分類されている。
バックパックのサーベルラックをフィン・ファンネルのジョイントに置き換え、左右にフィン・ファンネルを3基ずつ装備した形態。
via https://ja.wikipedia.org/
ゲームでも左右にフィンファンネルを装備したものがありますが、この機体と同じものか僕にはわかりませんでした。面白かったのはIフィールドを展開するとき形が20面体になっていることですね。
多少細部の形状が本編中のものと違いますが、基本スペックは変わっていないはずです。

RX-93-ν2

Hi-νガンダム

Hi-νガンダム

頭頂高 20.0m
本体重量 27.9t
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビームライフル
ビーム・サーベル×3
60mmバルカン砲×2
右腕部マシンガン×1
シールド
フィン・ファンネル×6(出力3.0MW)
ニュー・ハイパー・バズーカ
ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー(ハイパーメガビームランチャー)
リデザイン前のデザイン

リデザイン前のデザイン

Rear

Rear

小説『機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の口絵に描かれた小説版のνガンダムを基に出渕裕が再デザインした機体。そのため厳密にはνガンダムであり、作中でも『νガンダム』と呼称されているが、差別化するために『Hi-νガンダム』という名称が付けられた。
塗装だけではなく、細部の形状が異なっています。また、角度の問題もあるかもしれませんが、こちらの方がゴツイ感じがします。
GPB Colors

GPB Colors

こんなヴァージョンもあります。

FA-93HWS

νガンダム(ヘヴィーウェポンシステム装備型)

νガンダム(ヘヴィーウェポンシステム装備型)

頭頂高 21.2m
本体重量 32.6t
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビームライフル
ビームサーベル×2
60mmバルカン砲×2
シールド
フィン・ファンネル×6
ニュー・ハイパー・バズーカ
肩部ミサイルランチャー
ハイ・メガ・シールド
ハイパー・メガ・ライフル
『B-CLUB』27号での出渕裕のイラストが初出で、その後『CCA-MSV』に分類されている。
フルアーマーガンダムの構想を、νガンダムに継承した機体。反乱が長期化した場合に備え、νガンダムの機能強化のため立案された。スラスター付きの追加装甲を全身に装着し、機動性を損なわず防御力を向上させた。シールドも分厚く大型化しているが、メガ粒子砲の配置上、狭い方を上向きにマウントしている。ハイパー・メガ・ライフルを装備し、火力の強化も図られている。
via https://ja.wikipedia.org/
この機体にも違うヴァージョンがありました。モデルグラフィックス誌上で胸部にIフィールド発生装置を装備したものが掲載されています。形状はEx-Sガンダムのものを考えていただければよいかと思いますが、現在画像は手に入りませんでした。
しかしこれだけの重装備で機動力を損なわなかったというのは設定上でも驚きですね。「U.C.0100にふさわしいMSモビルスーツとして期待されている」というのもうなずけます。
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