はじめに
宇宙世紀0087年3月2日から0088年2月22日の間、続いたグリプス戦役、この戦いの後、シャアの反乱(第2次ネオ・ジオン抗争)宇宙世紀0093年2月27日 - 宇宙世紀0093年3月12日の約6年の間、大きな紛争もなく、平和が続いたわけですが、その3年後にはフルフロンタル(シャア?)を領袖とする「袖付き」と呼ばれるネオ・ジオン残党軍は「ラプラスの箱」を巡って連邦軍と対峙することとなりました。連邦政府が履がりかねない大きな謎を秘めたその箱を所有者であるビスト財団がネオ・ジオンに譲ろうとしたことが発端でした。
さて今回はグリプス戦役終盤からUC0096までの間「ガンダム」の血を引く機体たちをご紹介させていただきます。
さて今回はグリプス戦役終盤からUC0096までの間「ガンダム」の血を引く機体たちをご紹介させていただきます。
前々回に記事でZプラスA1型に乗った後のアムロは・・・
宇宙世紀0087年11月のB型完成まで、12月の「空戦能力向上機」データ収集の2回にわたってアムロが稼働試験を行い、残ったΖプラスA1型アムロ専用機は、彼が搭乗しているように見せかけるプロパガンダ機体としてさらに使用され続けたと言われている(初出はモデルグラフィックス)。その後、アムロはΖガンダム3号機に搭乗したという。
上記の通り、Zガンダム3号機に搭乗することになっていますが、この3号機というのが諸説あって、どうもはっきりしない機体なんです。どれも画像はあり、細部や装備の違う部分がありますが、カラバからの受注で生産されたものであることは間違いなさそうです。今、わかる限り調べてみましょう。
MSZ-006-3 ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ版
via 機動戦士ガンダムMS大全集2015
型式番号末尾の「-3」および「3号機」の名称が意味するのは、あくまで機体の仕様(バージョン)を示すものであり、ベースとなったこの機体そのものはアナハイム社でアーガマのカミーユ・ビダン機に続き2機目に建造されたものらしい。この時点では制式にカラバに配備されていたものではなく、評価試験中の機体である。大気圏内用の主力TMSとして購入を検討中のカラバの注文に合わせ、数々の追加装備が用意されている。
ここで注意していただきたいことがあります。この事件でアムロ・レイ大尉がアウドムラから発進したのはMSK-006Zプラス(フライング・アーマーテスト機)という資料も存在しています。どうしてこうなったのかは判りませんが、サンライズの公式設定集ではZガンダム3号機となっていますので、こちらを優先させていただきました。当時は高高度迎撃用のオプション・ブースターがテストされていたところでこのブースターを付けた状態が「Zガンダム3号機」と呼ぶことが正しいとされています。後に何度か作戦に投入され、もとのMSZ-006-1仕様に戻されていると『ホビージャパン』2001年12月号に記載がありました。
MSZ-006-3 Competition of NEW GUNDAM -RED or WHITE-版
Ζガンダム3号機(初期検証型)
全高 19.85m / 18.7m
頭頂高 19.8m / 18.7m
全長 24.32m(WR形態)
翼幅 18.61m(WR形態)
本体重量 28.7t
全備重量 62.3t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,020kW
推力 12,200kg×5(腰)
10,600kg×2(脚)
7,600kg×4(脚横)
総推力:112,600kg
センサー
有効半径 14,000m
武装 60mmバルカン砲×2
2連装グレネード・ランチャー×2
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル×2
シールド
シールド裏ミサイル
ハイパー・メガ・ランチャー
頭頂高 19.8m / 18.7m
全長 24.32m(WR形態)
翼幅 18.61m(WR形態)
本体重量 28.7t
全備重量 62.3t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,020kW
推力 12,200kg×5(腰)
10,600kg×2(脚)
7,600kg×4(脚横)
総推力:112,600kg
センサー
有効半径 14,000m
武装 60mmバルカン砲×2
2連装グレネード・ランチャー×2
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル×2
シールド
シールド裏ミサイル
ハイパー・メガ・ランチャー
via www.youtube.com
「ガンダムフロント東京」内の有料上映ブース「DOME-G」の映像作品『Competition of NEW GUNDAM -RED or WHITE-』に登場(型式番号:MSZ-006-3)。
シミュレーション上の機体で、カミーユ機の改良を想定しているが、スペックの数値は原型機と変わりない。オプションのブースターも予定されている。塗装は別機として完成した上記の機体とカラーは共通するが、塗り分けのパターンは大きく異なり、グレーが多く配されている。
『Competition of NEW GUNDAM -RED or WHITE-』ではUC0087年11月、Ζガンダム3号機(初期検証型)とデルタガンダム弐号機のコンペが描かれています。
MSZ-006-3A ガンダム イボルブ../9版
via 機動戦士ガンダムMS大全集2015
ベースとなったΖガンダムから胸部・フロントアーマー・脚部・ウィングなどに若干の変更点があるが、大きな形状の変更は見られない。機動性の向上が図られ、パイロットであるコードネーム「ホワイト・ユニコーン」の操縦に敏感に反応するようチューンが施されている。ティターンズのサイコシップ・「ゲミヌス」迎撃任務のため、カラバのチャクラ研究所に配備される。