RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(7)
2017年9月23日 更新

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(7)

さて今回は前回からの続きで「Z計画」における変形機能を持つMSが現れてくる状況ににいたるまでの経緯を追ってみましょう。Zガンダムでこの計画が終わったかと言えばそうではなかったと思われます。事実RXナンバーは少しもじって使われている機体もあるぐらいですし…書いていて何時しかタイトルの趣旨とはかけ離れた文章もかなり出てきますがその辺は大目に見てやって下さい。

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はじめに

SLOTの画像です、大迫力ですね!

SLOTの画像です、大迫力ですね!

「ハマりすぎに注意!」
でもやめられないんですよね~!!!
出典 slo7.net
今回は僕にとって思い入れの強い機体が多いので文章が少し長くなるかもしれません。しかし当時から今でも思うところが多い作品群の時期でその辺はもし、時間があればお付き合いいただければ幸いです。
僕の感じたこと、感じている事がうまく伝わればいいのですが・・・
機体の並び順はUCの時間軸上に合わせているつもりですが、開発の始まりと完成は必ずしも順序が一致するとは限りませんので多少前後しているかもしれません。悪しからず。

第2世代から第3世代へ 可変機登場の産みの苦しみ

MSN-00100

百式[HYAKU-SHIKI]

百式[HYAKU-SHIKI]

頭頂高 18.5m
本体重量 31.5t
全備重量 54.5t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力 1,850kW
推力 18,700kg×4(背部)
(総推力)74,800kg
センサー有効半径 11,200m
武装
60mmバルカン砲×2 ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル(型式番号BR-M-87及びBR-M-87BB)
クレイ・バズーカ(型式番号AE/ZIM.C-BAZ-531)
メガ・バズーカ・ランチャー トリモチランチャー
出典 MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による共同開発計画「Ζ計画」で開発されたアナハイム製ガンダムの1機。

型式番号は リック・ディアス(MSA-099 もしくは RMS-099)の次なので100が予定されており、名称もそれに併せ、開発主任のM.ナガノ博士により「百年使えるMS」という願いを込めて百式と名付けられた。しかし結局、型式番号は博士にとっての最初のプロジェクトのためにMSN-001とするべきという意見もあったため、博士の主張によりMSN-00100と付けられた。MSNのNは
M.ナガ博士のイニシャルであり、00100はMSA-100とMSN-001のダブルミーニングということになった。
「γガンダム」とも呼ばれるリック・ディアスの次に開発されたため、開発コードδが与えられ、百式にδガンダム(デルタガンダム)の名称が当てられるようになった。機体名称に伴い両肩に漢字の「百」がマーキングされた。
武装にはAE社が吸収した旧公国のツィマッド社も開発にあたっていたようです。
さて、いよいよ可変機の登場かと思いきや、この機体がその初めての・・・記念すべき1機であったはずが・・・産みの苦しみとはこういうものなのでしょう。可変型のガンダムタイプMSとして設計されていたが、技術不足からこれを断念し通常のMSとして完成したという経緯は詳しく説明をするべきとはいえ、余りに長くなりますのでかいつまんで・・・。
「本機はまず非可変型MSとして設計され、その後可変型MSへの転用を検討、最終的に再び非可変型MSに差し戻された開発経緯を持つ。」と資料にあるということは何があったのか。『エゥーゴがガンダムMK-Ⅱ強奪に成功し、実機を実戦投入しておりそのノウハウを持っていたこと、そのことからAE社にも強奪したうちの1機が持ち込まれ解析され「ムーバブル・フレーム」の開発が進んだこと、リック・ディアスに使われたガンダリウムγ合金がその性能の高さを実証していたこと等により可変機の開発が可能と思われたこと』などにより、設計の時点で変更されていました。しかし開発途中コンピューターによるシミュレーションの段階で変形時のバインダーの耐久性と駆動部のストレス、ムーバブルフレームの強度の問題が解決できず、その構造上の問題から計画を断念せざるを得ませんでした。しかし非可変機といえどもその性能は高くこれを実機として開発、実戦投入可能にしたものです。
第2世代MSとしてはエゥーゴとAE社共同開発の初めての機体でしょう。
それは時間との兼ね合いがあったのでしょう、一刻も早く実機をアーガマに送り込まねばならなかったという事だったのではと想像できます。(クワトロ・バジーナ大尉専用機として)

可変機登場!

MSA-005

メタス[METHUSS]

メタス[METHUSS]

全高
26.0m
頭頂高
18.1m
本体重量
27.8t
全備重量
52.4t
装甲材質
ガンダリウム合金
出力
1,640kW
推力
18,600kg×3(背部)
10,600kg×2(脚部外側)
(総推力)77,000kg
センサー
有効半径
11,300m
武装
アーム・ビームガン(出力2.0MW)×2
ビームサーベル(出力0.5MW)×6
出典 MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社(AE社)による可変MS開発計画「Ζ計画」によって開発された機体。元々、AE社はU.C.0080年代から可変MSの実用化を模索していたが、Z計画に伴い本機もその開発計画に組み込まれた]。アクシズとの技術交換によって得られたガザCなどのデータによって設計されており、Ζガンダムなど後続の可変MSのトライアルを考慮している。開発の母体となったのはAE社に存在する作業用MSであり、それに簡易型の可変機構を組み込んだ「アニュス・デイ」を開発、そしてそれをベースにさらに完成度を高めたのが本機である。遠距離対艦戦闘やドッグファイトを得意とする。機体の耐久性から量産化は見送られた。
一年戦争も終わり、各地で頻発していた小規模なゲリラ戦が続く中、連邦軍は一年戦争当時よりもさらにピッチを上げてMSの開発に力を注いでいたようです。
そしてUC0083年を迎え、デラーズ・フリートの抗争という大紛争が起きます。このことは連邦軍にさらなる危機感を持たせるに至り、ティターンズの勃興を呼び起こします。このことが連邦軍内部での軋轢を生じさせたのは言うまでもないでしょう。
なぜ今更のようにこの部分をピックアップするかと言えばここからティターンズ対エゥーゴという図式が発生し、両者共に画期的な技術を手に入れたからです。
そうMSの第2世代の幕開けです。ティターンズは「ムーバブル・フレーム」の開発に成功し、エゥーゴはクワトロ・バジーナの持ち込んできた新素材「ガンダリウムγ合金」を手にし、
そして新興ではあるものの既に既存の軍事産業(旧ジオン公国所属企業も含め)を吸収し巨大企業となっていたアナハイム・エレクロニクス社(以下AE社)が(裏表のある企業ですね。どっからそんな金を用意したのでしょうね?答えは…)地球圏に近づいてきたアクシズの技術さえ利用しながら介在することで次の第3世代MSまで視野に入れる事となったようですね。
エゥーゴはガンダムMK-Ⅱを奪取することにより「ムーバブル・フレーム」の技術をAE社と共に解析、転用し、考えとしてはこの時代以前よりあった可変機の開発計画「Z計画」に取り込む形でトライすることになり、ティターンズも素材の問題をどこから漏洩したかは判りませんが「ガンダリウムγ合金」まで入手することから解決、「TMS」(Transformable Mobile Suitの略)の構想を実現しようとしていた時期でした。そして上記引用の通り先に可変機を手にしたのはエゥーゴでした。「メタス」の登場です。それにしても原型とされる「アニュス・デイ」とはどんな機体だったのでしょう?AE社が自衛のために使い又自動で動いていたとの説も在り、なんの資料も無いまま姿を消しています。一体どんな機体だったのか僕で無くとも知りたいですよねw。言葉通り「神の仔羊」であるならば「神」は一体誰なんでしょう・・・

MSZ-006X1

プロトZガンダムX

プロトZガンダムX

型式番号
MSZ-006-X1 / X2 / X3
全高
19.6m
本体重量
29.9t
全備重量
52.1t
装甲材質
ガンダリウム合金
出力
1,790kw
推力
99,000kg
センサー
有効半径
14,000m
武装
ビームサーベル×2
ビームライフル
『Ζ-MSV』に登場。「Ζ計画」で開発された非変形のプロトタイプ。この試作機にガンダムMk-IIから得られたムーバブルフレームの技術と民間人の少年カミーユ・ビダンのアイデアを組み合わせ、驚くほど短期間でΖガンダムは誕生した。
3機作られた試作機にはそれぞれ異なった頭部センサーが取り付けられてテストされた。百式型のX1、リック・ディアス型のX2、ネモ型のX3の3種である。完成機は結果的に百式タイプの物を原型とする形で採用した。一方、百式の頭部はさらにIDEシステム(Image Directive Encode=画像管理型符号化装置)なる機構を新たに盛り込み完成したとされる(異説あり)なお、Ζプラスに対してΖガンダム自体を「プロトΖ」や「プロト機」と呼称する場合もある。
さてこの3機、非可変機ながらかなりの高性能機だったようですが、戦力UPを急務としていたエゥーゴでなぜ実戦配備された記録が無いのでしょう?それほどピーキーな機体だったのでしょうか?それでは誰がテストパイロットを務めたのでしょうか?様々な資料の矛盾と言い疑問だらけの機体です。まぁそれは置いておくとしても、いよいよZガンダムの完成間近との感じがひしひしと伝わってくることを告げている機体と言えるでしょう。

MSZ-006

Zガンダム[Z-GUNDAM]

Zガンダム[Z-GUNDAM]

全高   19.85m
頭頂高  19.85m
本体重量 28.7t
全備重量 62.3t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力   2,020kw
推力
腰部   12,200kg×5
脛部   10,600kg×2
脚横   7,600kg×4
(総推力)112,600kg
センサー有効半径14,000m
武装 ビームサーベル×2 シールド
   シールド内ミサイル ビームライフル
   バルカン砲×2 ハイパー・メガ・ランチャー
   2連装グレネードランチャー×2
その他 姿勢制御バーニア×8
WR(MA)形態 全長 24.32m 全幅 18.61m
出典 MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015
本機を開発するにあたり、総合技術オブザーバーは旧ジオン公国出身のアレクサンドロ・ピウスツキ博士が担当した。先ず当時開発が進められていた機体をベースとした、MSN-001 デルタガンダムを設計したものの、これはフレームの強度不足から採用が見送られた。その後、アクシズからの技術交換によって得られたデータを元に、より変形機構が簡易なMSA-005 メタスを開発したが、これは難なく進捗し、データ収集も完了したものの、既存のMSからはスタイルが異なる試作機の域を出ないものであり、白兵戦には適さない機体だった。そこでさらに非変形型のMSZ-006X プロトΖガンダムが開発されたが、この機体はアナハイム・エレクトロニクス特有のブロックビルドアップ機構により生産・整備性を高める狙いがあったものの、制御系に課題を残した。そして、このMSZ-006Xをベースに変形機構を盛り込む試みを行い、変形機能こそ実証したものの、フレームの設計からMS形態時における金属疲労に耐えきれなかった事から実用化にはいたらなかった。その後、ティターンズが開発したガンダムMk-IIが同社に持ち込まれたことで状況は一変。ガンダムMk-IIに採用されたムーバブルフレームの設計思想は斬新であり、可変MSに要求される機能を十分に備えたものであった。アナハイム・エレクトロニクスは、この技術の取得後に大気圏突入能力の実証を目的とし、フライングアーマーを開発。ガンダムMk-IIのオプションとして用意し、データの収集を行った。さらにカミーユ・ビダンによる変形MS案のプロットを採用。ムーバブル・フレームによる可変機構はアナハイム・エレクトロニクス所属のゲルハルト・グルック博士の手により実用化される。こうして完成したΖガンダムは「ウェイブライダー」(以下WR)と呼ばれる巡航形態への変形能力を有し、大気圏突入をも可能とする破格の汎用性を実現した。
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