【赤城の山も今宵限り】北関東を走り抜けたJR東日本【107系】が引退へ
2017年9月7日 更新

【赤城の山も今宵限り】北関東を走り抜けたJR東日本【107系】が引退へ

「赤城の山も今宵限り・・・」で有名な国定忠治の里を走る両毛線をはじめ、北関東各線で走り抜けたJR東日本「107系」が引退することが発表されました。関東平野から山岳地帯へと、用務客や観光客を運んだこの「107系」についてまとめてみました。

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赤城の名は国定忠治で有名ですが、両毛線には「国定」という駅が実在します。
107系が何度も通った道ですね。

国定忠治とは。

国定 忠治(くにさだ ちゅうじ、忠次とも、文化7年(1810年) - 嘉永3年12月21日(1851年1月22日))は、江戸時代後期の侠客である。「国定」は生地である上野国(上州)佐位郡国定村に由来し、本名は長岡忠次郎。
後に博徒となって上州から信州一帯で活動し、「盗区」として一帯を実質支配する。天保の大飢饉で農民を救済した侠客として、講談や映画、新国劇などの演劇の題材となる。
群馬県伊勢崎市国定町の金城山養寿寺と群馬県伊勢崎市曲輪町の善應寺に墓がある。
現在まで残っている彼の肖像画は、足利の画家である田崎草雲の手によるもの。茶店で一度すれ違っただけだが、そのときの印象を絵に残したとされる。

今の世代だと「頭文字D」でも有名ですね。

普通電車ではなかなか行きづらい赤城山など北関東の山々ですが、車だと最高のドライブコースです。
「頭文字D」でも有名なようですね。

107系の功績。

通勤用の、知る人ぞ知る、といった名車107系ですが、意外な功績があります。
それまでの鉄道車両といえば、日本車輛や東急車輛、川崎重工、東芝、日立製作所など専門のメーカーに依頼して製作していました。
しかしJR東日本は、自分たちの車両は自分たちで作ればいいんじゃない?ということで、107系はJR東日本の新津車両製作所で、練習も兼ねて製作したそうです。
そして今や首都圏を縦横無尽に走るJR東日本のE233系などは、多くがこの新津で作られています。
現在の首都圏のJR東日本ネットワークの礎となったのが、この107系というわけです。
2017年9月で定期運用を引退するというニュースに、観光に行く時に乗った思い出と、意外な功績が思い浮かびます。
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