不遇の名作
1987年10月23日、タイトーより発売。
当時の子供達に大きな影響力があった、某雑誌が推す【桃太郎伝説】の
3日前に発売されるというタイミングの悪さで、出だしは良いものではありませんでした。
その後、数ヶ月もしない内に超有名RPG【ドラゴンクエストⅢ】の発売となり
ミネルバトンサーガは、さらに影に隠れてしまうことに。
当時の子供達に大きな影響力があった、某雑誌が推す【桃太郎伝説】の
3日前に発売されるというタイミングの悪さで、出だしは良いものではありませんでした。
その後、数ヶ月もしない内に超有名RPG【ドラゴンクエストⅢ】の発売となり
ミネルバトンサーガは、さらに影に隠れてしまうことに。
via www.famicom.biz
物語の始まり
主人公は、暗黒神の王子ラゴンによって滅ぼされた王国において、ただ1人生き残った王子。幼子の時に神官ゼラの手により助けられた主人公は、己の正体を知らぬままミネルバトンの南オフェーリアの街ローランで隠遁していた。
ある時、ゼラは自らの命の灯火が消えつつあることを悟り、主人公に真実を告げた。
自らの宿命を知った主人公は、打倒ラゴンへの長い戦いを始めることになる。
一風変わった戦闘方法
戦闘システムは他のRPGにはない珍しいシステムを多数採用している。
戦闘になるとアクション画面に切り替わり、敵に体当たりするか、飛び道具である弾や仲間の魔法によってダメージを与えることができる。
via www.geocities.jp
傭兵を雇い戦わせることも可能である。
傭兵は斡旋所で仲間にすることができる。
彼らは戦闘中にのみ呼び寄せることができ、主人公達とは別に経験を積むことでクラスアップもする。
戦闘終了時には傭兵の傷は全快するが、死亡した傭兵は
二度と生き返ることはない。
主人公達と傭兵達との切替えは戦闘途中でも可能であるため、プレーヤーが操る主人公で敵を瀕死にさせ、傭兵達が敵のトドメを刺すことで傭兵達のレベル上げをサポートすることもできる。
via oreore.red
傭兵は斡旋所で雇うことが出来ますが、それ以外にも
序盤のイベントで王様から傭兵を1人付けて貰えます。
「兵士」という最弱のクラスですが、彼を「ゴッドハンド」まで鍛え抜き
最後の戦いまで同行させた方も多いのでないでしょうか。
傭兵達の育成も、本作の特徴であり、魅力でした。
序盤のイベントで王様から傭兵を1人付けて貰えます。
「兵士」という最弱のクラスですが、彼を「ゴッドハンド」まで鍛え抜き
最後の戦いまで同行させた方も多いのでないでしょうか。
傭兵達の育成も、本作の特徴であり、魅力でした。
傭兵とは異なるものとして、仲間も存在する。
彼らにはそれぞれの物語があり、その目的のために主人公に協力するなどして、次々と入れ替わっていく。
彼らは主人公と共に自動で戦うが、経験値の概念がなく敵を倒しても一切成長はしない。
仲間が倒した敵の経験値も全て主人公のものとなる。しかし、仲間の交代時に
彼らの装備品は継続されゲーム進行の手間が省かれている。
仲間は2人までで射手タイプと魔道師タイプに分かれ、仲間枠に空きがあってもタイプが同じもの同士は仲間にならず新しい方に更新される。
登場する仲間達
ルー
旅人の青年。故郷に帰るために主人公に同行する。
ジノー
シバイの街の豪商。暇を持てあまし仲間になる。
ワンユイ
ローランの街にいる魔術師。主人公が王子と知り仲間になる。
カロン
ラムルーン神殿の神官。神殿に戻るのを条件に仲間になる。
イザム
魔女セレンの恋人。セレンを元に戻すために仲間になる。
ゼン
魔道師。嘆きの谷の岩の封印を解くために仲間になる。
モッグ
赤の魔道師。アッシュの村で仲間になる。
テルナ
青の魔道師。ユリア神殿にて仲間になる
ゼナ
ラゴンによって封印されていた大魔道師。最後の仲間。
ルーナ
ユリアの巫女。弓の使い手。仲間では唯一の女性。最後に主人公と結婚する。
仲間にもそれぞれ物語があり、目的があって仲間になるキャラもいれば
たいした考えもなく入る仲間もいたりと、キャラの背景が練られています。
出会いと別れを繰り返し、別れた仲間は元居た場所に帰っていきますが
名残惜しさを感じることが出来るのも、本作の魅力なのかもしれません。
たいした考えもなく入る仲間もいたりと、キャラの背景が練られています。
出会いと別れを繰り返し、別れた仲間は元居た場所に帰っていきますが
名残惜しさを感じることが出来るのも、本作の魅力なのかもしれません。
広大なフィールド
当時では珍しい描写
当時のRPGは、四角いタイルを貼り付けたような
マップが多かったですが
斜めの描写もされています。
(斜め移動はできません)
また、本作はランダムエンカウント方式で
敵と遭遇し、戦闘場面に移行します。
フィールド、ダンジョン共に
非常にエンカウント率が高いですが
退却は「必ず」成功します。
マップが多かったですが
斜めの描写もされています。
(斜め移動はできません)
また、本作はランダムエンカウント方式で
敵と遭遇し、戦闘場面に移行します。
フィールド、ダンジョン共に
非常にエンカウント率が高いですが
退却は「必ず」成功します。
via www.geocities.jp
(セーブ機能)を採用。
王道のストーリーを行き、その世界観やドラマ性
良質なBGMなど、素晴らしい出来栄えにも関わらず
大作RPG達の影に隠れてしまった本作。