2017年1月23日 更新
『うる星やつら』(高橋留美子原作)の漫画・テレビアニメ・『うる星やつら オンリー・ユー』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』ほか劇場版6作
高橋留美子の原作『うる星やつら』の劇場版作品、『うる星やつら オンリー・ユー』と『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を中心に『うる星やつら』の世界観をおさらいしてみましょう。劇場版の最初の2作品は正反対の作風ですが、いずれも大傑作であると考えています。後に攻殻機動隊をやる押井守先生からすると、劇場版2作目が納得がいくのでしょうけど1作目も大変素晴らしいです。1作目と2作目はまったくの別物なので比べられない。初代ウルトラマンとウルトラセブンを比べても意味がないのと同じことだと思います。
ラムの夢・・・
ラムの夢が現実化したら・・・
時間と空間がめちゃくちゃになっており、奇妙な現象が続く・・・
温泉マークは「学園祭の前日」が毎日繰り返されているという異様な感覚にとらわれていることをサクラに告げる。
サクラは温泉マークの話をにわかに信じられなかったが、高校に戻った際に目にしたある光景に既視感を覚え、温泉マークの直感に次第に共感し、彼と共に解決の糸口を探し求めようと考える。
二人はまず、現状に何らかの変化を与えるために友引高校を一旦閉鎖し、準備にあたっていた生徒達を強制的に自宅へと追い返す行動に出る。
学校を追い出されたあたる、ラム、面堂、しのぶ、メガネらは雨の中各々帰宅しようとするが、しのぶを送った面堂の自家用車や、交通機関の不思議なループ現象で家に帰ることが出来ず、徒歩で帰宅したあたるとラム以外の全員が友引高校の前へと戻ってしまった。
その頃、サクラは怪異な現象について相談するため、錯乱坊がいるはずの空地に向かうが、錯乱坊は忽然と姿を消しており、学校に残って連絡を待つはずの温泉マークも電話に出ないまま消息を絶つ。
学校に残って連絡を待つはずの温泉マークも電話に出ないまま消息を絶つ。
タクシーを拾ったサクラは、いきなり運転手から浦島太郎をモチーフにした奇妙な話を聞かされる。妖気を感じたサクラは御幣を振るって危機を逃れる。
あたるは、学校へ登校する途中で突然、水溜りの中に吸い込まれるように消えた・・・
あたるの家から学校へ向かう途中、さくらが見た風景は・・・幻覚なのか・・・
夢か幻か・・・荒廃する友引町・・・ラムとあたるの周辺だけは幻想的な地上の楽園に・・・
繰り返される学園祭前日のドタバタに違和感を覚えたサクラと面堂は、その夜、「原因は友引高校にあり」と結論付け、あたる達を連れて校舎の捜索を始めた。だが一行は、不条理な作りと化した校舎に翻弄され、すったもんだの挙げ句、這う這うの体で逃げ出すことになる。
次の日から友引町は開き直った様に荒廃し始め、世界の終末を迎えたように廃墟と化す。
友引高校は一部校舎を残して半ば水没
友引高校は一部校舎を残して半ば水没し、あたるやラム、あたるの父母、テン、面堂、しのぶ、サクラ、ラム親衛隊の4名、藤波親子らを除く町の住人たちも全て姿を消した。
しかし、なぜか諸星家にのみ光熱・水道とメディアは供給され続け、いくら採っても商品がいつの間にか補給されて絶対に尽きないコンビニエンスストアも残された。
今や友引町は、彼らの都合の良い様に衣食住が保障された、幻想的なパラダイスと化していた。その生活に順応したラムやあたる達は、毎日楽しく遊んで暮らす様になる。
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あたるは、戦車の中で、とても楽しいパラダイスな夢を見ていた・・・