Kate Bush - The Dreaming - Official Music Video
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ケイト・ブッシュ絶頂時代
1982年にリリースした初の単独セルフプロデュースアルバムである『The Dreaming』のあまりにも先進的でディープな作品作りを披露し世の中の度肝を抜いたケイト・ブッシュでしたが、更に自分が納得できる制作環境にする必要を感じて、遂には、自宅にレコーディングスタジオそのものを作ってしまいます(笑)。
セールス的には、全英3位というそこそこの商業的成功の『The Dreaming』でしたが、英国をはじめ、アメリカで活躍する多くのトップアーティストたちに、音楽的に衝撃と影響を与えました。
それほど、優れた先進性を持ったアルバムだったのです。
なので、ケイトの次のアルバム制作の動向には世界中の(特に同業者の)熱い視線が注がれていましたが、完全主義者のケイトは、自作を制作するのにたっぷり3年の歳月をかけてしまい、リリースする頃には、注目も薄れていました(笑)。
そんなこんなで、1980年代も半ばを過ぎた1985年にリリースされたケイト5枚目となるアルバムが『HOUNDS OF LOVE』です。
このアルバムによって、英国ではスペシャルな存在だったケイト・ブッシュが遂にアメリカでも大いに知られるところになります。
セールス的には、全英3位というそこそこの商業的成功の『The Dreaming』でしたが、英国をはじめ、アメリカで活躍する多くのトップアーティストたちに、音楽的に衝撃と影響を与えました。
それほど、優れた先進性を持ったアルバムだったのです。
なので、ケイトの次のアルバム制作の動向には世界中の(特に同業者の)熱い視線が注がれていましたが、完全主義者のケイトは、自作を制作するのにたっぷり3年の歳月をかけてしまい、リリースする頃には、注目も薄れていました(笑)。
そんなこんなで、1980年代も半ばを過ぎた1985年にリリースされたケイト5枚目となるアルバムが『HOUNDS OF LOVE』です。
このアルバムによって、英国ではスペシャルな存在だったケイト・ブッシュが遂にアメリカでも大いに知られるところになります。
HOUNDS OF LOVE
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3年の制作期間をかけて、1985年にリリースされたケイト・ブッシュ5枚目のアルバムです。
「次元を超えた愛」をテーマに掲げ、様々な形の楽曲集として仕上げられたこのアルバムは、前衛的で先進的だった前作(『The Dreaming』)の路線は踏襲して更に突き詰めつつ、もう少し柔らかくかみ砕いてポップでとっつきやすく作っています。
セールス的には、ケイト・ブッシュのアルバムで「最も商業的に成功した作品」と呼ばれ、英国ではもちろん、アメリカをはじめ世界中の国々で大きなセールスを記録しました。
【収録曲】
Running Up That Hill (A Deal With God)
Hounds Of Love
The Big Sky
Mother Stands For Comfort
Cloudbusting
And Dream Of Sheep
Under Ice
Waking The Witch
Watching You Without Me
Jig Of Life
Hello Earth
The Morning Fog
「次元を超えた愛」をテーマに掲げ、様々な形の楽曲集として仕上げられたこのアルバムは、前衛的で先進的だった前作(『The Dreaming』)の路線は踏襲して更に突き詰めつつ、もう少し柔らかくかみ砕いてポップでとっつきやすく作っています。
セールス的には、ケイト・ブッシュのアルバムで「最も商業的に成功した作品」と呼ばれ、英国ではもちろん、アメリカをはじめ世界中の国々で大きなセールスを記録しました。
【収録曲】
Running Up That Hill (A Deal With God)
Hounds Of Love
The Big Sky
Mother Stands For Comfort
Cloudbusting
And Dream Of Sheep
Under Ice
Waking The Witch
Watching You Without Me
Jig Of Life
Hello Earth
The Morning Fog
Kate Bush - Running Up That Hill - Official Music Video
5thアルバム『HOUNDS OF LOVE』からシングルカットされ、全英をはじめ、全米ビルボードシングルチャートでも初めてスマッシュヒットを記録し、その他世界中の主要な国々でトップ10入りを果たしたケイトのシングル曲としては最大のヒットチューン。
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Kate Bush - Cloudbusting - Official Music Video
ケイト・ブッシュの最高傑作の呼び声も高い『HOUNDS OF LOVE』の中でも、特に今でも評価の非常に高いこのアルバムを象徴する楽曲です。
数奇な天才・ヴィルヘルム・ライヒとその息子の実話をモチーフにインスピレーションが湧いて書いた楽曲は、壮大なスケールで様々なアーティストから大絶賛を浴びました。
数奇な天才・ヴィルヘルム・ライヒとその息子の実話をモチーフにインスピレーションが湧いて書いた楽曲は、壮大なスケールで様々なアーティストから大絶賛を浴びました。
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円熟期に様々な活躍、その後は、長い活動休止期へ
5thアルバム『Hounds Of Love』の世界規模での商業的成功によって、ケイト・ブッシュは、世界でもトップクラスの知名度のアーティストに成長しました。
その後、1986年には、自身初のベストアルバム『The Whole Story』を発表。
日本をはじめ、まだケイトをよく知らなかった人たちにも売れて、改めて世界への名刺代わりとなりました。
また、この時期は、色んな同業アーティストや様々な他の分野のアーティストや人物などとも盛んに交流していた時期で、共同で仕事(コラボ)したアーティストも、ピーター・ゲイブリエルや、ロイ・ハーパーなど、プログレ界のカリスマたちなど錚々たる顔ぶれでした。
その後、1986年には、自身初のベストアルバム『The Whole Story』を発表。
日本をはじめ、まだケイトをよく知らなかった人たちにも売れて、改めて世界への名刺代わりとなりました。
また、この時期は、色んな同業アーティストや様々な他の分野のアーティストや人物などとも盛んに交流していた時期で、共同で仕事(コラボ)したアーティストも、ピーター・ゲイブリエルや、ロイ・ハーパーなど、プログレ界のカリスマたちなど錚々たる顔ぶれでした。
Peter Gabriel - Don't Give Up (ft. Kate Bush)
プログレ界のカリスマ、ピーター・ゲイブリエルとケイトがコラボした楽曲。
ピーターの大ヒットアルバムである『So』の中の収録曲としてシングルカットされ、世界中でスマッシュヒットしました。
ピーターの大ヒットアルバムである『So』の中の収録曲としてシングルカットされ、世界中でスマッシュヒットしました。
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その後もケイトは、1989年10月には、6枚目のアルバム『The Sensual World』(全英2位、全米43位)、
1993年には、『The Red Shoes』(全英2位、全米28位)と、相変わらずクオリティの高いアルバムをリリースして安定したセールスも記録しますが、その後は、長い活動休止とも呼ぶべき期間に入ってしまいました。
1993年には、『The Red Shoes』(全英2位、全米28位)と、相変わらずクオリティの高いアルバムをリリースして安定したセールスも記録しますが、その後は、長い活動休止とも呼ぶべき期間に入ってしまいました。
活動再開、現在でも教祖的な人気を誇るケイト・ブッシュ
結局、ケイト・ブッシュの活動休止は、2005年11月に8枚目のアルバム『Aerial』をリリースするまで、12年ほど、続きましたが、その理由の一つには、1998年に誕生した長男アルバートとの幼少期の生活を共にするためでした。
しかし、これほどのブランクが空いても、世界中で熱心な多数のファンを持つケイトには問題ではなかったようで、『Aerial』は、全英2位、全米48位をはじめ、全世界の主要国で軒並みトップ10に入るセールスを記録、健在ぶりをアピールしました。
そして、また6年ほどブランクが空いた2011年には『DIRECTOR'S CUT』(全英2位、全米36位)、その年の11月には、全くの新作だけの10thアルバム『50 Words For Snow』(全英5位、全米83位)とまた精力的にリリースを続け、2012年のロンドン五輪閉会式のセレモニーでも代表曲である『Running Up That Hill 』が採用されるなど、またまたケイト・ブッシュブームが巻き起こりました。
2013年4月には、大英帝国勲章を受章。
現在も、精力的に楽曲制作に勤しんでいる天才の今後も楽しみです。
しかし、これほどのブランクが空いても、世界中で熱心な多数のファンを持つケイトには問題ではなかったようで、『Aerial』は、全英2位、全米48位をはじめ、全世界の主要国で軒並みトップ10に入るセールスを記録、健在ぶりをアピールしました。
そして、また6年ほどブランクが空いた2011年には『DIRECTOR'S CUT』(全英2位、全米36位)、その年の11月には、全くの新作だけの10thアルバム『50 Words For Snow』(全英5位、全米83位)とまた精力的にリリースを続け、2012年のロンドン五輪閉会式のセレモニーでも代表曲である『Running Up That Hill 』が採用されるなど、またまたケイト・ブッシュブームが巻き起こりました。
2013年4月には、大英帝国勲章を受章。
現在も、精力的に楽曲制作に勤しんでいる天才の今後も楽しみです。
ケイトは小学校時代に1年間オーストラリアで過ごした経験があり、先住民族のアボリジニの思想に触れています。