“凹凸のない足”のことを「サリーちゃん足」と呼んだ
初代アニメ版では、サリーたちの足が円柱に近く、足首が細くないなど、凹凸のほとんど見られないデザインとなっている。これが印象的だったため、以降、漫画・アニメやイラストなどに登場するこうした“凹凸のない足”のことを「サリーちゃん足」と呼ばれるようになった。
実はこうしたデザインは当時の漫画などではごくふつうに見られた表現だった。なお、2代目『魔法使いサリー』では「サリーちゃん足」ではなくなった。
夢野 サリーの同級生の友達「花村 よし子」と「春日野 すみれ」の作画
「花村 よし子」と「春日野 すみれ」の原作漫画(1966年)の第一話の最初の登場シーン。
一晩で、突然、今までなかった豪華な家が建ち、近所の人たちが驚いている話です。この豪華な家はサリーちゃんの家で、魔法で建てたもの。
テレビアニメ版(17話までのモノクロ版)の「花村 よし子」(左)と「春日野 すみれ」(右)
よし子ちゃんが原作と比べて、よりコミカルなキャラクターらしく作画されていますね。またすみれちゃんは、原作漫画はサリーちゃんに印象が似ている感じなので、より可憐な優等生美少女的に作画されていますね。ヘアバンドもすみれちゃんのアイコンとして追加されました。
黒髪ロングヘアーにヘアバンドというのは当時の清純派イメージのステレオタイプだったのでしょう。1966年頃なので、おそらく吉永小百合さんあたりのイメージでしょう。
黒髪ロングヘアーにヘアバンドというのは当時の清純派イメージのステレオタイプだったのでしょう。1966年頃なので、おそらく吉永小百合さんあたりのイメージでしょう。
via s2.dmcdn.net
via densetsunavi.com
初代「魔法使いサリー」と現代の少女向けアニメが決定的に違うのは、サリーちゃんたちが着ている服がいつも同じことです。私服でなくまるで学生服です。
現代の日本と比べれば、まだ貧しかった日本ですから、それほど多くの私服を持っている時代ではありませんが、服が変わらないのは変ですね。ワンパタンの服は作画のコスト削減要素ではあったのでしょう。
初代「魔法使いサリー」ではポロンは人間の子であり、人間界に戻ります。原作漫画にはポロンはいない。
初代「魔法使いサリー」ではポロンは人間の子であり、人間界に戻ります。1989年版アニメ「魔法使いサリー」では、この前作の設定は完全に無視されます。
ポロンは数字が取れるキャラと考えていたのでしょう。最初から出したい戦力ですね。
もともと前作もポロンを人間に戻して退場させたのは、製作側の都合と考えられます。
魔法使いサリーは当初、半年の放送予定であり、最終回が先に作られていました。その最終回には途中出演の人気キャラであるポロンはいない。
そのため最終回の内容と無理やりつじつまを合わせるために、終盤で強引にポロンを退場させたのが、ポロン退場の真相なんじゃないでしょうか?
もともと前作もポロンを人間に戻して退場させたのは、製作側の都合と考えられます。
魔法使いサリーは当初、半年の放送予定であり、最終回が先に作られていました。その最終回には途中出演の人気キャラであるポロンはいない。
そのため最終回の内容と無理やりつじつまを合わせるために、終盤で強引にポロンを退場させたのが、ポロン退場の真相なんじゃないでしょうか?
via stat.ameba.jp
1989年版アニメ版『魔法使いサリー』(1989年10月9日 - 1991年9月23日・テレビ朝日系列)
1989年版アニメ版『魔法使いサリー』(1989年10月9日 - 1991年9月23日・テレビ朝日系列)(第2期)
前作の放映から20年以上経っていたが、前作の最終回を踏襲し続編として制作された。
ただし、前作終盤でのポロンの描写を完全に無視した形で始まったり、1980年代後期からの時代背景が反映されるなどの相違点があり、正確には続編的内容のパラレル作品となっている。
1980年代中頃から起きたレトロブーム末期だったことや1966年版を見ていた視聴者にも人気があり、前作同様2年間のロングラン放送となった。
ただし、前作終盤でのポロンの描写を完全に無視した形で始まったり、1980年代後期からの時代背景が反映されるなどの相違点があり、正確には続編的内容のパラレル作品となっている。
1980年代中頃から起きたレトロブーム末期だったことや1966年版を見ていた視聴者にも人気があり、前作同様2年間のロングラン放送となった。
via www.suruga-ya.jp
1989年版アニメ版『魔法使いサリー』 オープニング- YouTube
89年版の魔法使いサリーでも、もう26年以上前・・・。
初代のオープニングと比べると、現代的になっていますね。
後の美少女戦士セーラームーン(1992年)を感じるような演出になっています。
初代のオープニングと比べると、現代的になっていますね。
後の美少女戦士セーラームーン(1992年)を感じるような演出になっています。
via www.youtube.com
東映が、ここまで培ってきた魔法少女作品の経験と知恵、ノウハウが、すべて導入された旧「魔法使いサリー」のリブート作品と言ってよいでしょう。
葦プロダクション制作の『魔法のプリンセスミンキーモモ』(1982年)と、スタジオぴえろ制作の『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)から始まるぴえろ魔法少女シリーズが、第二期魔法少女ブームを引き起こしており、その影響を受けた作風になっていると思います。
続編という扱いですがパラレル世界的な要素が多く、リメイクというより、リブート作品ですね。
葦プロダクション制作の『魔法のプリンセスミンキーモモ』(1982年)と、スタジオぴえろ制作の『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)から始まるぴえろ魔法少女シリーズが、第二期魔法少女ブームを引き起こしており、その影響を受けた作風になっていると思います。
続編という扱いですがパラレル世界的な要素が多く、リメイクというより、リブート作品ですね。
すみれちゃんは、おとなしくて勉強ができる。よし子ちゃんは男勝りで姐御肌な性格という設定は近いです。