テイルズ オブ ファンタジア その概要
via www.famicom.biz
後に多数のシリーズ作品が発表される『テイルズ オブ』シリーズの第1作目。主人公クレスとその仲間たちが、復活した魔王ダオスを倒すための方法を探すため、時を越えて様々な時代を旅するRPG。世界観には北欧神話のキーワードが盛り込まれ、SF要素も加味されている。
作中には前述した北欧神話由来の単語のほか、小説「エターナル・チャンピオン」を想起させる設定、「ネクロノミコン」という名称の武器など、欧米系ファンタジーのファンを喜ばせるギミックが散りばめられている。
SFC用作品でありながら、オープニングに歌を起用、声優による音声収録といったアニメのような作風であることが話題になった。
キャラクターデザインは藤島康介。戦闘システムは、当時人気を博していた格闘ゲームに影響されたと思われる「リニアモーションバトルシステム (LMBS)」というアクションゲームのようなものとなっている。
SFC版の発売後も様々な機種で移植作品が発売されている。1998年に発売されたPlayStation版では「フェイスチャット」という、1997年に発売された次回作『テイルズ オブ デスティニー』で登場した、キャラクター同士が雑談をする「アクティブパーティウィンドウ」を改良したシステムが取り入れられており、以降のシリーズ作品で定番要素として採用されている。
2004年から2006年にかけてはOVA化、2008年から2009年にかけては漫画化された。
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ものがたり
ある日、トーティスの村に住んでいるクレスは、幼馴染のチェスターと、南の森へ狩りに出かけた。
ところが、獲物を仕留めて村へと帰ると、建物は破壊し尽くされ、住民は皆殺しにされていた。
クレスとチェスターは、肉親を失い、仇討ちを決意する。
敵の狙いは、クレスのペンダントであり、それこそが、魔王ダオスを復活させる封印の鍵であったのだ。
クレスはチェスターに被害が及ばないように気遣い、単独で行動するが、ついに捕らえられ、ペンダントを奪われてしまう。
クレスは地下牢に捕らえられるが、不思議な力で脱出に成功する。
そして、同じく囚われていたミントと出会う。
復活の儀式が地下墓地で行われると聞き、クレスはそこへ向かう。
だが、ダオスの復活を止めることは出来なかった。
封印が解けたダオスはクレス達を殺そうとするが、間一髪、時間転移で過去へ飛ばされ、命拾いする。クレス達はダオス打倒をめざして旅に出る。
そして、クラースやアーチェら仲間と出会いながら、時間を超える冒険を繰り広げる。はたして魔王ダオスの真の目的は……。
ところが、獲物を仕留めて村へと帰ると、建物は破壊し尽くされ、住民は皆殺しにされていた。
クレスとチェスターは、肉親を失い、仇討ちを決意する。
敵の狙いは、クレスのペンダントであり、それこそが、魔王ダオスを復活させる封印の鍵であったのだ。
クレスはチェスターに被害が及ばないように気遣い、単独で行動するが、ついに捕らえられ、ペンダントを奪われてしまう。
クレスは地下牢に捕らえられるが、不思議な力で脱出に成功する。
そして、同じく囚われていたミントと出会う。
復活の儀式が地下墓地で行われると聞き、クレスはそこへ向かう。
だが、ダオスの復活を止めることは出来なかった。
封印が解けたダオスはクレス達を殺そうとするが、間一髪、時間転移で過去へ飛ばされ、命拾いする。クレス達はダオス打倒をめざして旅に出る。
そして、クラースやアーチェら仲間と出会いながら、時間を超える冒険を繰り広げる。はたして魔王ダオスの真の目的は……。
キャラクター紹介
本作の主人公。
アルベイン流剣術を駆使する剣士。剣、槍、斧と幅広く武器を使用する近接戦闘タイプ。
初めは精神的にも肉体的にも未熟な剣士だったが、師匠であるトリスタンからは「大器晩成」と評されており、仲間達との冒険を続けるうちに類稀なる才能を開花させていく。
エターナルソードを入手する過程で「次元斬」や「空間翔転移」といった時空剣技も習得し、名実共に時空剣士となる。
トーティスの村に住んでいた青年で、ダオスの封印の鍵であるペンダントの片割れを15歳の時に引き継ぐが、それの由来と両親の過去は知らなかった。猪狩りのためチェスターと共に村を離れていたところ、ダオスに操られたマルスの襲撃で家族を失う。
その後、父母の友人であるモリスンと出会ったことで、自分の数奇な運命を知ることとなる。性格は極めて熱血的な正義漢だが、母親を失ったミントを気遣うなどの優しさも合わせ持つ。基本的に目上の相手には礼儀正しいが、年上でも歳が近い相手には自分と同等に接する。
また、父であり、剣の師でもあるミゲールを尊敬しており、チェスターから「お前の実力は、もう親父さんを超えたんじゃないか?」と問われた時に「ぼくなんか、まだまだだよ」と話している。
時々ダジャレを言うことがあるが、ミントとアーチェからは厳しい評価を受けた。
ミント・アドネード
黒騎士に捕らわれ、砦の地下牢に監禁されていた若い法術師。
神に祈りを捧げることで授かる、癒しの力を使うことができる。
控えめでおとなしい性格だが、芯が強く気丈な一面も持っている。
年齢:18歳
身長:162cm
体重:42kg
黒騎士に捕らわれ、砦の地下牢に監禁されていた若い法術師。
神に祈りを捧げることで授かる、癒しの力を使うことができる。
控えめでおとなしい性格だが、芯が強く気丈な一面も持っている。
年齢:18歳
身長:162cm
体重:42kg
本作のヒロイン。
法術師。かつてダオスを封印した法術師の一人メリルの娘。ダオス復活を企むマルスに親子ともども捕らわれていたところをクレスに救われる。
彼女の一族は代々神官の家系であり、母メリルが仲間と共にダオスを封印して以降はダオスの封印を守るという使命も課せられていたが、当初、彼女自身はその事を全く知らなかった。物静かでおっとりとした性格で、年下であるチェスターやクレス相手にも「さん」付けをしている。
聖獣ユニコーンに出会える清らかな女性とされている。SFC版では敬語こそ使うが言いたいことははっきりと言う積極的な性格であった。恋愛には疎く、サブイベント「ナンシーとエルウィン」では興味も手伝って首を突っ込む。
術はすべて補助・回復技であり、攻撃手段は杖で殴るのみ。また、時間を停止させる「タイムストップ」という術を習得する。モリスンの言う「時を越える法術」という特性に連なったものとなっている。
小説『魔剣忍法帖』では、ある人物に集められたミッドガルズ軍の後衛にいる法術師の1人として登場し、歳は取っていてもその暖かく芯の強い雰囲気は健在。その為問答無用ですずらを斬ろうした彼を止めようとする。また、クレスと結婚している。
アーチェ・クライン
魔術をあやつり、ホウキで空を飛ぶハーフエルフの女の子。
ローンヴァレイに父親と2人で住んでいる。
喜怒哀楽が激しく、感じたことをそのまま表に出すタイプだが、
明るく元気な憎めない存在である。
年齢:17歳
身長:157cm
体重:(自称)39kg
魔術をあやつり、ホウキで空を飛ぶハーフエルフの女の子。
ローンヴァレイに父親と2人で住んでいる。
喜怒哀楽が激しく、感じたことをそのまま表に出すタイプだが、
明るく元気な憎めない存在である。
年齢:17歳
身長:157cm
体重:(自称)39kg
魔法使い。
ローンヴァレイ育ちのハーフエルフ。気象学者のバートとエルフのルーチェの間に生まれた娘で、過去の世界において親友・リアの敵を討ったクレス達に強引に同行する。
性格は天真爛漫そのものだが、ハーフエルフゆえ極めて長寿かつ博識な所もある。
酒豪である。笑い方は「ウッシャッシャ」。また、忍者の里でチェスターに風呂を覗かれたことを根ち、仕返しに覗き返したことがある。
体型には自信がなく、ややコンプレックスを抱く。かつて彼氏がいたと語っており、清らかな乙女ではないと自覚している。料理が壊滅的に下手で、サブイベントで称号「××料理人」を得るほど。そのため、全ての料理の熟練度を最大にしても、得られる称号は他のキャラクターと異なり「グルメマスター?」となる
る。ただしデザート系(フルーツジュース等)は得意で、他のレシピと比べると習得が早い。
箒で空を飛んでいる状態で魔法を使い、戦闘を行う。そのため一部の術技は当たらない。通常攻撃は箒での斬撃のみ。
小説『魔剣忍法帖』では、アセリア暦4355年の時点で、ミゲールの町で暮らしていたが、ある日を境に家を飛び出し、各地を転々とした後アーリィの森にあった古い別荘で暮らしている。また、天才魔術師という自称は伊達ではないらしく、クラースが遺した「レスターズ・エヴォケイション」を紐解き、魔術師でありながら時間の剣を用いた時空転移を発動させ、精霊王となったクラースを召喚するなど、魔術とはマナの使い方が異なる術を使えるようになる。
チェスター・バークライト
クレスの幼なじみで大親友。
両親を早くに亡くしたため、妹と2人で暮らしている。
小さいころから大人と渡り合ってきたため、少し皮肉っぽい面も。
弓が得意でかなりの使い手。
年齢:17歳
身長:175cm
体重:62kg
クレスの幼なじみで大親友。
両親を早くに亡くしたため、妹と2人で暮らしている。
小さいころから大人と渡り合ってきたため、少し皮肉っぽい面も。
弓が得意でかなりの使い手。
年齢:17歳
身長:175cm
体重:62kg
弓を得意とする狩人。
同じトーティスの村に住むクレスの親友で、幼い頃に村の雑貨屋の店主に引き取られ、妹のアミィと共にアルベイン家の近くの一軒家で暮らしていたが、マルスの襲撃で村は全滅。唯一の肉親である妹も失う。
この事でアミィを殺したマルスを恨む様になるが、マルスがダオスに操られていた事を知ると、今度はダオスを恨む様になる。真っ直ぐな性格の持ち主で熱血漢。大人と渡り合って暮らしてきたことから皮肉屋な面も見せる。ダジャレのセンスはクレスと同等。
クレスと同じ現代の人間だが、ストーリーの都合上長い間パーティから外れてしまうため、本格的な仲間になるのは未来編から。未来編で仲間になった時には現代で別れた時点のレベルで登場するため、他のメンバーとレベルがかけ離れてしまっているが、リメイク版では修行イベントを起こすことにより、一気にレベルを上げることができる。その際、チェスター自身、自分とクレスたちの実力差が大きく開いてしまったことを気にしていることを語る。
クラース・F・レスター
人間には使えない魔術にあこがれ、
ユークリッド村で召喚術を研究している男。
努力して召喚術を身に付けたため、天性の素質で魔術を
あやつることができるエルフには羨望と劣等感を抱いている。
年齢:29歳
身長:176cm
体重:62kg
人間には使えない魔術にあこがれ、
ユークリッド村で召喚術を研究している男。
努力して召喚術を身に付けたため、天性の素質で魔術を
あやつることができるエルフには羨望と劣等感を抱いている。
年齢:29歳
身長:176cm
体重:62kg
学者。
王立学院時代に「人が精霊を使って魔法を使うことができる」という論文を発表したが認められなかった。そのため、自分の論文の証明をすべく研究をしていた。全身に精霊を操るためのペイントを施し(本人いわく「最初は刺青にする予定だったが、ミラルドが嫌がったので1週間ほど定着するペイントにした」)、首と両手両足に鳴子を装着しているのが特徴。
パーティでの中では最年長者であり、リーダーとして扱われる。過去の時代のユークリッド村で助手のミラルド・ルーンと共に精霊の研究に勤しんでいたが、未来からやってきたクレスとミントの要望で旅に同行する事になる。
性格は気難しく偏屈で(とはいえパーティ加入後は気さくに会話をしている)、生活能力は殆ど無いらしい。だがそれなりに料理は出来る。ミラルドが好きであることを本人は隠しているが周囲にはバレており、旅中にミラルドを心配するシーンもあった。
一人称は「私」だが、SFC版ではかしこまった場面以外では「オレ」であった。戦闘では精霊を召喚して戦う。通常攻撃は本で殴るというもの(上空攻撃では、放り投げて敵にぶつけている)。防御にも本を用いる。
小説『魔剣忍法帖』では、自分の時代に戻ってから亡くなるまでの間に、召喚術や時間転移についての本「レスターズ・エヴォケイション」を数冊だけ遺した。また、時間の剣をユークリッド大陸のとある洞窟に封じたが、その際、侵入者対策として幾つものトラップを仕掛けたらしい。しかも、死後は高位の精霊となっている。
via app.famitsu.com
かつて封印された魔王で本作のラストボス。
その正体は異星デリス・カーラーンよりやってきた異星人だったのです。