日本史も学べる!?レトロゲーム【源平討魔伝】まとめ。
2015年10月16日 更新

日本史も学べる!?レトロゲーム【源平討魔伝】まとめ。

1986年にナムコが発表したアーケードゲーム『源平討魔伝』(げんぺいとうまでん)。 日本の平安時代・源平合戦をモチーフとした、ド派手で不気味かつ洗練された純和風の世界観は、当時のゲーマーを釘付けにしました。 ミドルエッジ世代は当時を懐かしがりながら、若いアナタはレトロゲームの味わい深さを体感すべく、源平討魔伝の世界を覗いてみましょう!

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ザコキャラを倒すとたいてい、銭を落とします。
銭で体力や剣力を購入したりなど、ゲームを有利に進めことができます。(最大99)
《三種の神器》
本来の「三種の神器」は、天皇の地位を象徴する実在の宝物。
このゲームにおいてはゲームクリアのための必須アイテムで、三種とも持っていないと最終ステージ・鎌倉で頼朝を倒すことができません。
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《巻物》
巻物アイテムを取ることにより、横・平面モードでは「衝撃波」、BIGモードでは「必殺旋風剣」が使用可能となります。特に衝撃波は、これでないと倒せない敵もいるので重要です。
衝撃波(横モード)

衝撃波(横モード)

『魔神』も衝撃波でないと倒せない敵のひとつ。

視点の違う3つのステージモード

このゲーム最大の特徴は、ステージごとに「横モード」「BIGモード」「平面モード」の3つのモードが切り替わること。
そのためゲームにアクセントがつき、ずっと観ていても飽きないのです。
横モード

横モード

通常はこの横モード。
落とし穴やトラップが存在し、落とし穴に落ちると強制的に死後の国「黄泉」へ。
その他、極楽やだじゃれの国といった隠しステージもあります。
平面モード

平面モード

基本、重要な分岐点に設置されます。
(最初の地上ステージである「長門」や、重要な中間地点である「京」が該当)
また、横モードで落とし穴に落ちたとき移される「黄泉」もこのモード。
BIGモード

BIGモード

基本的に、対ボスモード。
義経・弁慶らとの死闘が繰り広げられる。

上段・下段斬りを使い分けることが出来るのも特徴。

印象的なステージの数々!

ゲームスタートは地獄から。
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最初のステージ「地獄」。
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地獄の門番、骸骨剣士。
「色即是空」「一切苦厄」などと叫びながら向かってきます。
骸骨剣士を倒し、地獄から蘇った景清。
平家終焉の地・壇ノ浦から、平家のうらみを晴らすべく、京を経由して鎌倉を目指すこととなります。
長門〜京、京〜鎌倉までは何通りかのルートがあり、難易度がかなり異なるので、どのルートを選択するかが、攻略の大きなポイントになります。
(ちなみに当時中学生だった筆者は、このゲームで日本の旧国名を覚えたものでした…)
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最初の地上ステージである「長門」の分岐。
上・山陰道、中・山陽道、下・九州〜四国ルート。
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各ステージの前後に、日本地図で現在地が表示されます。
(この図では、壇ノ浦のある「長門」にいる様子を表します)
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ボーナスステージ・極楽。

お釈迦様がアイテムの玉を落としてくれます。
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ステージによっては、進むと突然だじゃれが現れる国も。
BGMもお気楽な感じ。
しかしこの「だじゃれの国」、三種の神器を入手できる重要ポイントであったりもするので侮れません。
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平面モードの平安京。
ゲーム前半は、この平安京を目指すことが目標。
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