「ブキミが気持ちいい!」。マニア向けだったシューティングゲーム『バラデューク』!
2019年10月27日 更新

「ブキミが気持ちいい!」。マニア向けだったシューティングゲーム『バラデューク』!

『バラデューク』は、1985年7月にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたアーケードゲームです。そのブキミなグラフィックスは、当時のゲームセンターで異彩を放っていました。難易度も高く、ハードな内容はマニア向けだったと言えるでしょう。そんな特異なシューティングゲームをご紹介します。

3,599 view

「ブキミが気持ちいい!」

 (2146402)

1985年7月に、その異様なゲームはゲームセンターに登場しました。キャッチフレーズは「ブキミが気持ちいい!」。まさしくその言葉通りに、ブキミなデザインのゲームでした。
主人公も敵も、全体的にサイズは大きめ。そして人間である主人公は普通の宇宙服姿でしたが、とにかく宇宙生物である敵のデザインがブキミなのです。そして負けないくらい、背景だってブキミでした。
この異様なグラフィックスを持ったゲームこそ、『バラデューク』なのです。

ストーリー

平和で友好的な星、パケット星が何者かに襲われた。パケット族の人たちは全て囚われてしまった。
調査に赴いたキミは、美しいパケット星の地下に邪悪なオクティ族の要塞が築かれていることを知る。
パケットを救えるのはキミしかいない! 波動銃とシールドで武装してオクティ族を殲滅しろ!!

1985年のナムコ作品は?

『バラデューク』を制作したのはナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)でした。
当時のナムコといえば、そのゲームの革新性も素晴らしかったと思うのですが、原色が多めのくっきりしたグラフィックスと、その一度聴いたら忘れられない明るいBGMが印象的だったと思うのです。

そんなナムコの歴史の中から年に1本づつ選んだとしても、1980年には『パックマン』、1981年には『ニューラリーX』、1982年には『ディグダグ』、1983年には『ゼビウス』、1984年には『ドルアーガの塔』と、ミドルエッジ世代でゲームが好きな方でしたら、どれも思い出に強く残っている作品なのではないでしょうか。

そして『バラデューク』は1985年に発売されるのですが、同じ年にはナムコからは、このような作品たちが発売されています。

『ドラゴンバスター』

ドラゴンバスター(DRAGON BUSTER)

主人公であるクロービスを操作して、いくつものダンジョンを通過しながらドラゴン山を目指し、ドラゴンを倒してセリア姫を助けるというアクションゲーム。

『ディグダグII』

ディグダグ2(DIGDUG2)

前作が穴を掘ったのに対し、今度は島を崩して敵を海に落とすというアクションゲーム。

『メトロクロス』

ファミコン メトロクロス

障害物を乗り越え、ゴール目指して走るというゲーム。
この年には他に『スカイキッド』と『モトス』が発売されています。

3作ほど紹介させていただきましたが、どれもグラフィックスが派手で、BGMが印象的だったと記憶しています。
それに対して『バラデューク』は…。

『バラデューク』

54 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

パソコンからの移植! 初期のファミコンを彩った思い出の作品たち

パソコンからの移植! 初期のファミコンを彩った思い出の作品たち

1983年の7月15日に発売されたファミリーコンピュータは、またたくまに世の中を席巻しました。同時に発売されたゲームは、すべてアーケードからの移植。その後、オリジナル作品も増えていくのですが、忘れてならないのはパソコンから移植されたゲームたち。今回はそんな初期を彩ったゲームを数本紹介します。
こういち | 13,111 view
超絶難度の瞬殺ゲーにして『ゼビウス』のスピンオフ『グロブダー』!稼動開始から32年でついにノーコンクリアラー現る!

超絶難度の瞬殺ゲーにして『ゼビウス』のスピンオフ『グロブダー』!稼動開始から32年でついにノーコンクリアラー現る!

『グロブダー』はナムコが1984年に発売したアーケードゲームです。名作シューティング『ゼビウス』に登場する敵キャラ「グロブダー」を操作して迫りくる敵を撃破していくという、所謂スピンオフ作品でした。が、特筆すべきはその ”超” 難易度!全99ステージをデフォルト設定でノーコンティニュークリアしたというプレイヤーは稼動開始から30年以上現れず、もう人間にノーコンクリアは不可能なのではないかとまで言われていた中、2015年12月、32年越しに宇宙初の「デフォルト設定での全ステージノーコンクリア」を果たす猛者が現れたのでした。
古きよき特撮コメディの世界観を再現したバカゲー『超絶倫人ベラボーマン』はヘンな敵キャラ目白押し!

古きよき特撮コメディの世界観を再現したバカゲー『超絶倫人ベラボーマン』はヘンな敵キャラ目白押し!

『超絶倫人ベラボーマン』は、1988年5月20日にナムコからアーケードゲームとして発売されたアクションゲームです。まごうことなきバカゲーですが、噛めば噛むほど味が出るさきイカのような、やればやるほど癖になるゲームでした。ヒーローとは本来かっこいいものではない!ということをベラボーマンは文字通り体を張って教えてくれました。
岸辺ミル | 2,987 view
美少女アイドルがパンチラを披露しながら戦う『ワンダーモモ』はナムコご乱心ゲームの先駆的一品!?

美少女アイドルがパンチラを披露しながら戦う『ワンダーモモ』はナムコご乱心ゲームの先駆的一品!?

『ワンダーモモ』は、1987年にナムコから発売されたアーケードゲームであり、アクション系ギャルゲーの金字塔です。本作は、「舞台劇『ワンダーモモ』上演中」という設定で進行される横スクロールアクションゲームで、正義の変身ヒロイン「ワンダーモモ」を操作し、悪の怪人軍団をミニスカハイキックで倒していきます(笑)。ヒロインのお色気、待ち構えるカメラ小僧など独特な世界観とノリが話題を呼び、ギャルゲーの先駆けと評されました。
岸辺ミル | 10,831 view
衝撃の鬱展開!子供がやるのは明らかに危険なナムコの異色作『スプラッターハウス』の救いのない絶望を見たか。

衝撃の鬱展開!子供がやるのは明らかに危険なナムコの異色作『スプラッターハウス』の救いのない絶望を見たか。

これまで『パックマン』や『ゼビウス』『ドルアーガの塔』など主に明るいイメージがあったナムコが、ホラー映画ブームの真っ只中であった80年代に世に放ったホラーアクションゲームの紹介です。今となっては版権的にやばそうなジェイソン似のマスクを被った主人公が、パンチやキックで館に蔓延る異形の怪物をなぎ倒しながら突き進みます。本作はアクションゲームとして名作であると同時に、世代によっては「欝ゲーの代名詞」とも言える作品でもあります。
岸辺ミル | 21,470 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト