公式も無かったことにした『真説サムライスピリッツ武士道烈伝』
日本を舞台とした「邪天降臨之章」(『サムライスピリッツ』が元となっている)と、全世界を舞台とする「妖花慟哭之章」(『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』が元となっている)の2本立て。なお、当初はこの2つのシナリオと江戸を舞台にした「魔都封滅之章」の計3つのシナリオの中から、ハード別に2つの組み合わせとする予定であったが、最終的にどのハードも前述の2つの収録となっている。主人公は「覇王丸」、「牙神幻十郎」、「ナコルル」、「ガルフォード」、「橘右京」、「チャムチャム」の6人の中から1人を選び、仲間となるパーティを組んで旅をすることになる。なお、幻十郎は「邪天降臨之章」ではパーティを組めない。
『サムライスピリッツシリーズ』と言えば当時の格ゲーシリーズとしての人気はなかなかのものでした。それに乗っかって「RPG作っちゃおうぜ!」と、RPGをまともに作ったことのないSNKが調子に乗って作ってしまったものが、本作『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』だったのです。しかし、肝心のゲームの出来は……?
この記事ではそんな本作のゲーム内容の紹介、作品の評価、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。
AmazonではPS版は新品が8,072円、中古なら179円で、セガサターン版なら新品が4,980円、中古なら200円、ネオジオCD版なら新品が3,250円、中古が1,080円で取引されています。
特にこだわりが無ければ中古の方が圧倒的にお得です。
(※いずれも価格変動あり)
『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』の内容
話題性
しかしSNKは基本的には格ゲーばかり作っている会社だったので、RPGなんてまともに作ったことはなく、個人的には不安しかありませんでした…。
キャラクター
仲間にできないキャラも格ゲーで見たことのある人ばかりで、この点についてはファンも喜んだ…はずです。不遇な扱いをされるキャラもいましたが…。
肝心のゲームの中身
・回数が多く、かなり待たされるロード時間(飽きる)
・RPGなのに波動拳コマンドで必殺技(面倒)
・雑魚敵が急に強くなるバランスの悪さ(萎える)
・たった数歩でエンカウント(だれる)
・サブイベント無しの一本道シナリオ(つまらない)
等、数えきれないほどの問題点が出て来るわ出て来るわ。
ファンの不安は的中してしまったのでした…。