スポ根アニメやドラマの『スパルタコーチ・鬼コーチ』
2016年6月8日 更新

スポ根アニメやドラマの『スパルタコーチ・鬼コーチ』

現代でいえば無茶苦茶で過酷過ぎる特訓ばかり課す強面のスパルタコーチ・鬼コーチの存在があったから、昭和のスポ根アニメやドラマは、努力が実った時、よりいっそう選手(ヒーロー・ヒロイン)の激動の成長ドラマになり、大きな感動や刺激をもたらしました(娯楽性において)。現代ではPTAの猛攻撃を食らうパワハラなコーチになってしまいますが、代表的な昭和のスパルタコーチ・鬼コーチをおさらいしてみましょう。しつけ、しごきや特訓。許容範囲はどこまでなのか。ケースバイケースでしょうし、人によって感情や精神的な耐久力は違うので難しい問題ですね。

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『サインはV』(テレビドラマ:1969年)の牧圭介

『サインはV』の牧圭介

『サインはV』の牧圭介

『アタックNo.1』とともに、1964年の東京オリンピック・女子バレーボール"東洋の魔女"の登場から始まった日本のバレーボールブームを巻き起こしたが、当作はもともと「『アタックNo.1』への対抗馬が欲しい」という少女フレンド編集部の要請から企画された。このため『アタックNo.1』がまだ少女マンガ的な路線を残していたのに対し、特訓もあれば魔球もありと『アタックNo.1』との違いを打ち出している。

1969年版のテレビドラマはTBS系で放送。実写スポ根ドラマ(スポーツ根性ドラマ)の草分け的番組。大人から子供まで広い年齢層に熱狂的な支持を受け、最高視聴率39.3%、平均視聴率32.3%を誇る大ヒット・ドラマとなった。その後1973年版もTBS系で放送されている。
『サインはV』(テレビドラマ:1969年)の牧圭介。厳...

『サインはV』(テレビドラマ:1969年)の牧圭介。厳しい練習のために退部する選手が続出していた。

1969年版は朝丘ユミが主人公。彼女は、バレーボールの練習中に姉を亡くしたため、天性の才能を持ちながらもバレーボールを憎み一度は離れようとしていたが、「立木大和」の牧圭介にスカウトされ、再びバレーボールと向き合おうと決意する。

「立木大和」は立木製作所の新設バレーボール部だが、厳しい練習のために退部する選手が続出していた(第1話の段階では、選手はキャプテンの松原かおりしか残っていなかった)。
鬼コーチの「牧圭介(演:中山仁)」の特訓における制球コ...

鬼コーチの「牧圭介(演:中山仁)」の特訓における制球コントロールが抜群で、倒れたユミの頭を何度も直撃する。

『エースをねらえ!』(1973年)の宗方仁 スパルタコーチの代名詞的存在の一人。

『エースをねらえ!』の宗方仁

『エースをねらえ!』の宗方仁

『エースをねらえ!』は、山本鈴美香のスポーツ漫画。1973年から1975年および1978年から1980年まで『週刊マーガレット』に連載された。少年少女を中心にテニスブームを起こしたスポーツ根性(スポ根)漫画として知られる。また、アニメ化、テレビドラマ化などもされている。 松岡修造の愛読書としても知られている。
『エースをねらえ!』の宗方仁「おまえのテニスに対する愛...

『エースをねらえ!』の宗方仁「おまえのテニスに対する愛情はその程度のものか」

宗方仁(むなかた じん)
西高コーチに就任早々、ひろみの素質に注目しいきなり彼女を代表選手に抜擢して猛特訓を開始する。

このようにその考えや言動は周囲に理解し難いものだが、理屈に合わないことはしない。トップ選手だったが、22歳の時に練習中に倒れて再起不能を宣告された。

祖父母と3人暮らし。漫画作品におけるスパルタコーチの代名詞的存在の一人。

3年の命だと宣告され必死にひろみを鍛え、自身の死後のひろみを親友の大悟と、彼女に寄り添う藤堂に託して入院先で27歳の生涯を閉じた。
『エースをねらえ!』の宗方仁「藤堂とできれば別れろ」

『エースをねらえ!』の宗方仁「藤堂とできれば別れろ」

『エースをねらえ!』の宗方仁

『エースをねらえ!』の宗方仁

『ウルトラマンレオ』(1974年)のモロボシ・ダン

『ウルトラマンレオ』(1974年)のモロボシ・ダン

『ウルトラマンレオ』(1974年)のモロボシ・ダン

ウルトラマンレオでは主人公・おゝとりゲンが特訓を重ねて必殺技を身に付けると共に精神的に成長する姿が描かれたが、鬼コーチ役のモロボシ・ダンから課せられる「ブレーキの利きが甘いジープに追いかけられる」などの過酷な特訓シーンは語り草となっている。
モロボシ・ダンは毎話のように厳しい特訓をおゝとりゲンに課す。

モロボシ・ダンは毎話のように厳しい特訓をおゝとりゲンに課す。

おゝとりゲンはダンが毎話のように課す厳しい特訓と数多くの孤独な戦いに耐え抜くことで、自らの素質を磨いて成長していくと同時に、次第にダンの特訓を必要としなくなる。
モロボシ・ダンは師匠として厳しい特訓を課しておゝとりゲ...

モロボシ・ダンは師匠として厳しい特訓を課しておゝとりゲンを鍛え上げていく。

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『リングにかけろ』(1977年)の高嶺菊

高嶺菊「甘ったれるな!」 鉄拳を食らわす。高嶺 竜児を...

高嶺菊「甘ったれるな!」 鉄拳を食らわす。高嶺 竜児を世界一のボクサーへと鍛え上げていく。

高嶺 菊(たかね きく)
声 - 田中理恵
竜児の姉。女性ながら亡父から受けついだ素晴らしいボクシングセンスとテクニックを持っており、父親の成し得なかった世界チャンピオンへの夢を引き継がせるべく、泣き虫だった竜児をボクサーとして鍛え上げる。

大人しく控えめな母親や弟とは対照的にかなり強気な性格だが、人情家であり涙もろい一面もある。呑んだくれで暴力をふるう継父の富蔵に反発し、竜児と共に故郷から逃げるように上京。

中学卒業後は進学せず、身を寄せていた大村ジムの会長が経営する医院で看護の助手を務めながら竜児を鍛え、その成長を見守る。しかし上京直後に転校した学校の授業で、山口の学校で習っていなかった範囲の数学の問題を出されても自力で解けるなど、勉強は出来たようである。
『リングにかけろ』の高嶺菊は厳しいが本質をついた的確な...

『リングにかけろ』の高嶺菊は厳しいが本質をついた的確な指導をする。

ろくでもない義父をノックアウトする高嶺菊

ろくでもない義父をノックアウトする高嶺菊

不良をノックアウトする高嶺菊

不良をノックアウトする高嶺菊

『惑星ロボダンガードA』(1977年3月6日)のキャプテン・ダン(一文字 断鉄)

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  • 👊⚾🏉🏐🎾 2020/3/27 19:03

    「スクール☆ウォーズ」の鉄拳なんて「序の口」
    それ以上の熱血で育てあげるスゴさが
    友情・感動をそそります

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