もしかすると過小評価されてるんじゃないの?80年代前半の吉田拓郎。
2019年7月26日 更新

もしかすると過小評価されてるんじゃないの?80年代前半の吉田拓郎。

70年代があまりにも華々しかったこともあって、80年代の吉田拓郎は余り語られる機会がないように感じます。確かに80年代の吉田拓郎は、もう既にやりきった。疲労困憊、そんな言葉が脳裏をよぎらなくもありません。しかし、吉田拓郎の才能は巨大!70年代だけで枯れる筈もありません!

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まさに拓郎節。拓郎健在を印象付ける曲ですね。派手さはないのでシングル向きではありませんが、しみじみイイ曲だなぁと思えます。

1985年 俺が愛した馬鹿

1985年 4月21日「ふざけんなよ」リリース。吉田拓郎にとって27枚目となるシングルです。この曲は近藤真彦の初主演テレビドラマ「ニッポン親不孝物語」の主題歌でもありました。
ふざけんなよ

ふざけんなよ

作詞・作曲:吉田拓郎
編曲:瀬尾一三
「ふざけんなよ」とはまた攻撃的なタイトルですが、オリコンでは最高位39位とプロモーションに力を入れた割にはヒットすることなく、吉田拓郎も思わず「ふざけんなよ」と言ったとか言わなかったとか。
その「ふざけんなよ」を収録したアルバム「俺が愛した馬鹿」は1985年6月5日にリリースされています。
俺が愛した馬鹿

俺が愛した馬鹿

1.抱きたい
2.俺が愛した馬鹿
3.夏が見えれば
4.誕生日
5.ふざけんなよ
6.私は誰でしょう
7.LAST KISS NIGHT
8.男の交差点
9.風になりたい
このアルバム、オリコンで11位とまずまずの成功を収めてはいるのですが、おそらく吉田拓郎には迷いがあったのではないかと思われます。悪くはないし、時代の流れということでもあったのでしょうが、「俺が愛した馬鹿」はコンピュータによる打ち込みを前面に出した音作りがなされています。似つかわしくない。いや、むしろ嘆かわしい。70年代からのファンは唇を噛みしめたことでしょう。
また、収録曲の「抱きたい」と「男の交差点 」の作曲を加藤和彦が担当しています。模索していた。何か新しいことがやりたかったのかもしれないですね。

加藤和彦とはライブ活動休止してリリースされた次のアルバム「サマルカンド・ブルー」で思いっきりコラボすることになり、吉田拓郎は80年代後半へ突入していきます。
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