【広島カープ】大野豊さん・達川光男さん著「熱烈!カープ魂」で語られる【江夏豊さん】
2018年1月4日 更新

【広島カープ】大野豊さん・達川光男さん著「熱烈!カープ魂」で語られる【江夏豊さん】

広島カープが2度目の黄金期を迎えつつあります。かつての黄金期のバッテリーは先発陣では北別府・川口・大野、キャッチャーは達川、という印象が非常に強いです。2016年から始まった第2次黄金期を前にした2013年、大野さんと達川さんが対談の本を出しています。今回はこの本の冒頭で触れられている「江夏豊さん」について書いてみます。

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今回は、こちらの書籍を参考にさせていただきました。

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大野ー達川の「黄金バッテリー」

1975年のドラフト1位の北別府投手、1980年のドラフト1位の川口投手に比べ、大野さんは「ドラフト外」での広島入団。また達川さんも「ドラフト4位」という下位での指名。この2人の話は面白いものになりそうです。
1977年のドラフト会議で広島東洋カープから4位指名を受け、入団。テレビでドラフトの様子を2巡目までは見ていたが、自分の名前が出ないためパチンコに行ってしまい、指名されたと後輩が伝えに来たときは大当たりの途中で台から動けなくなっていた。
入団前から、この性格ですよー。本当に面白い方です。

1984年 広島東洋カープ 1-9 応援歌

2人を育てたのは「江夏豊」

江夏豊さん。

江夏豊さん。

大野豊と達川光男。
この2人を育てたのは、大物「江夏豊さん」でした。

正反対の教え方。

しかし「基本はキャッチボール」は共通の指導。

しかし「基本はキャッチボール」は共通の指導。

大野さんの場合。

江夏さんと同じピッチャーである大野さんは、トレードで広島に来た江夏さんに対し、古葉監督から、「大野を何とか頼む」という言葉もあり、ピッチングのフォームを1から教えてくれたと語っています。
また、「キャッチボールをていねいにするように」と、まさに基本からアドバイスをしてもらったそうです。

達川さんの場合。

達川さん自身が「キャッチングも下手じゃった。」と言っているとおり、達川さんに対しては、江夏さんは「お前に受けさせたら、調子が狂う。キャッチングが悪すぎる」と言われ、古葉監督も評価は同じだったと語っています。
古葉監督は、「江夏さんのボールをノーサインでも捕れるようになったら、試合でも使ってやる」と言ったそうです。江夏さんからは「10万球受けたら、考えてやってもいい」と言われたそうです。
名捕手・達川さんの基礎を作ったのも江夏さんだった。

名捕手・達川さんの基礎を作ったのも江夏さんだった。

達川さんは、「「習うより慣れろ」というのは本当じゃ。なんでもそうだと思うけど、人に手取り足取り教えてもらうより、自分で考えながら練習し、経験したほうが早く覚える。下手は下手なりにうまくなったよ」と言っています。
一方では大野さんには手取り足取り教え、一方では10万球受けろ、と、対照的な江夏さんの指導ですが、おそらくそれぞれの個性、適性のようなものを江夏さんは見抜いていたのではないか、と思います。事実、両人とも球界を代表する野球選手になったのですから。

キャッチングの基本。

必死に食らいつく達川さんに、一度だけ、江夏さんが「今日は頼むぞ。おまえの考える通り、投げてやるから」と言われ、試合後、ちょっとだけ褒められたそうです。
「ようやく少しはリードがわかったか。キャッチャーのリードで一番大事なのは初球の入り方とインサイドの使い方。この2つのテーマを忘れなければ配球の答えは出てくる。これから先もずっとこの2つを考えろよ」と言われたそうです。
達川さんは、「その通りじゃったね。何年キャッチャーをやっても一番難しいのは初球の入り方だし、次に考えなくちゃいけんのはインサイドをどう使うかだった。」と言っています。
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