【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!
2025年8月9日 更新

【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

プロ野球選手が引退後、タレントとして新たな道を歩むケースは数多く見られます。その中には、俳優業にまで進出し、映画やドラマで活躍する人も少なくありません。今回は筆者の独断と偏見に基づき、人気ドラマに出演した元プロ野球選手の中から、特に印象に残っている面々をご紹介します。

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板東英二

まずは、おなじみの板東英二から。ミドルエッジ世代の方なら、彼がプロ野球選手だったことはご存知でしょうが、世間一般ではタレント・俳優の顔しか知らない人が多いかもしれません。

板東英二は1940年生まれ。徳島商業高校時代、1958年夏の甲子園で準優勝投手となり、1大会83奪三振という前人未到の記録を打ち立てました。2024年夏の時点でこの記録はなお破られておらず、高校野球の歴史に名を刻んでいます。その後、中日ドラゴンズに入団し、11年間で通算77勝65敗、防御率2.89。オールスターゲームにも3度出場し、安定した成績を残しました。高校・プロの同期には、王貞治、張本勲らがいます。

引退後は、野球解説者やタレント、司会者、そして俳優として幅広い分野で活躍。俳優デビューは1984年のTBS『金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?』で、篠ひろ子の相手役を務めました。以降もTBS『毎度おさわがせします』で中山美穂の父親役、『金曜日の妻たちへIII 恋におちて』で小川知子の夫役など、主に家庭的な役柄を演じました。他にも、NHK連続テレビ小説『ええにょぼ』、『ウェルかめ』や、TBS『華麗なる一族』など人気ドラマに数多く出演し、俳優としての存在感を確立しています。
『金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?』

『金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?』

金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい? DVD-BOX

板東英二のプロ野球今昔物語!~星野仙一と語る平成のスター発掘プロジェクト~

板東英二のプロ野球今昔物語!~星野仙一と語る平成のスター発掘プロジェクト~

嶋尾康史

続いて、俳優としての活躍が目覚ましい元プロ野球選手と言えば、嶋尾康史。阪神ファンであれば、彼の阪神時代の活躍を覚えている人が多いかもしれません。

嶋尾康史は1968年生まれ。東洋大姫路高校時代は、1986年夏の甲子園で長谷川滋利とのダブルエースで活躍し、ベスト8まで進みました。ドラフト2位で、地元の阪神タイガースに投手として入団。1992年には、チームの優勝争いに貢献しています。通算成績は、66試合に登板し、3勝7敗1セーブ、防御率4.06。

引退後は、俳優・演出家に転身。NHK連続テレビ小説『やんちゃくれ』、『らんまん』、『おむすび』、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、NHK『坂の上の雲』、フジテレビ『やまとなでしこ』、『恋ノチカラ』、『救命病棟24時』、テレビ朝日『科捜研の女 season17』など、人気ドラマに数多く出演しています。映画出演もあり、『ミスター・ルーキー』、『半落ち』、『沈まぬ太陽』など。

嶋尾康史

#63 嶋尾康史編

長嶋一茂

タレント・コメンテーターとして、今やテレビで見ない日はないほどの活躍ぶりの長嶋一茂。俳優業は現在は休業中の模様ですが、これまで多くの映画・ドラマに出演しています。

長嶋一茂は1966年生まれ。父は "ミスタージャイアンツ" こと長嶋茂雄、妹はスポーツキャスターの長島三奈です。1987年ドラフト1位でヤクルトスワローズに入団し、プロでは内外野手として活躍。後に、父が監督を務める読売ジャイアンツでもプレーしました。通算成績は、765打数161安打 打率.210 18本塁打。

引退後はタレント、スポーツキャスター、コメンテーター、俳優として活動。俳優としては、NHK連続テレビ小説『オードリー』TBS『サラリーマン金太郎4』テレビ朝日『逮捕しちゃうぞ』NHK大河ドラマ『義経』フジテレビ『新・お水の花道』など多くの人気ドラマに出演しています。映画では、2002年の『ミスター・ルーキー』に主演。2008年の映画『ポストマン』では、主演だけでなく製作総指揮まで手がけました。

長嶋一茂 主演・製作総指揮『ポストマン』

『ポストマン』 予告編
以降は、野球の経歴は割愛します。

古田敦也

古田敦也は、現役の捕手だった1997年に、NHK連続テレビ小説『ふたりっ子』に、プロ棋士の毛利元彦役で出演。古田は実際に三段の免状を受けた有段者で、NHKの将棋の特別番組にも出演したことがあります。引退後は、野球評論家やタレントとして活躍しており、俳優業では『ガリレオ 第2シーズン』『DCU』などに出演しています。
 当時、球界きっての将棋通として知られていたヤクルトスワローズの古田敦也さんが棋士役で登場したことも話題になった。こちらは「ドラマは初めて、久々に緊張した」とのことだったが、なんとNGなしの一発OK。

イチロー

イチローは、MLBの現役選手時代に、『古畑任三郎ファイナル』三部作の一つ、「フェアな殺人者」に出演。しかも、イチロー本人が帰国時に殺人を犯して古畑と対決するという、フィクションとノンフィクションが融合したような不思議な役柄を演じました。向島巡査と異母兄弟、という大胆な設定に驚いた人も多かったことでしょう。
『古畑任三郎ファイナル 「フェアな殺人者」』

『古畑任三郎ファイナル 「フェアな殺人者」』

古畑任三郎DVDコレクション 23号 (Final2 フェアな殺人者)

江本孟紀

例の発言で阪神タイガースを引退後は、野球選手の時以上に活躍しているのが江本孟紀。野球解説者としてはもちろんのこと、著書『プロ野球を10倍楽しく見る方法』がベストセラーとなり、参議院選挙に当選して政界に進出するなど、華々しい活躍を見せています。

俳優としても数多くの映画・ドラマに出演しており、代表作は、日本テレビ『田中丸家御一同様』、映画『細雪』、『ゴジラ』など。

映画『細雪』

The Makioka Sisters - 細雪 (1983) - Official Trailer
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