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第2ラウンドに突入すると、一歩は得意のデンプシーロールを繰り出し、真田優勢の流れを変えようとします。しかし、真田は一歩が戦った日本タイトルマッチを研究しており、対戦相手の千堂がみせたデンプシーロール対策と同じように、体当たりするように一歩に突っ込むことでデンプシーロールを技に入る前に止めてしまうのでした。
そして、真田は一歩にペースを掴ませないため、飛燕で攻勢に出て、一歩は真田の多彩なパンチをブロックするだけになっていきます。
そして、真田は一歩にペースを掴ませないため、飛燕で攻勢に出て、一歩は真田の多彩なパンチをブロックするだけになっていきます。
いよいよリングに2羽目の燕が舞う
真田の飛燕での猛攻の中、一歩は反撃のきっかけを掴もうとチャンスを伺います。真田の攻撃のリズムが変わったことで、右の大砲を打ち込んでくることを察した一歩はガードを固め、打ち終わりの体制が崩れたタイミングを狙おうとしますが、真田のダブルアッパーを防いだところで大ダメージを受けてしまいます。そして、これこそ浜団吉が真田に授けた飛燕に続く2つ目のパンチ・燕返しだったのです。
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しかし、これで真田は一歩を仕留め切ることはできず、二度目の燕返しを繰り出すことになります。二度の直撃を受けてしまった一歩は堪えきれずにとうとうダウン。真田は一歩の頭部を縦に揺すったパンチの手応えから勝利を確信するのでした。
ところが一歩はセコンドの鴨川会長の声に反応して、意識は朦朧としながらもダウンから立ち上がってみせました。ここで第2ラウンドが終了して、一歩は辛うじて生き延びることができました。
1分間のインターバルで、鴨川会長は真田の燕返しを破るための攻略法を伝え、第3ラウンドに突入するのですが、一歩はまだ意識がハッキリとしていませんでした。そして、真田は出し惜しみをせず、三度目となる燕返しを仕掛けてきて、今度こそ一歩を仕留めようとします。
絶体絶命のピンチを迎えた一歩ですが、間一髪のところでピーカーブーからクロスアームブロックに切り替え、ガードをすり抜けるはずの真田のダブルアッパーを見事に止めてみせるのでした。
ところが一歩はセコンドの鴨川会長の声に反応して、意識は朦朧としながらもダウンから立ち上がってみせました。ここで第2ラウンドが終了して、一歩は辛うじて生き延びることができました。
1分間のインターバルで、鴨川会長は真田の燕返しを破るための攻略法を伝え、第3ラウンドに突入するのですが、一歩はまだ意識がハッキリとしていませんでした。そして、真田は出し惜しみをせず、三度目となる燕返しを仕掛けてきて、今度こそ一歩を仕留めようとします。
絶体絶命のピンチを迎えた一歩ですが、間一髪のところでピーカーブーからクロスアームブロックに切り替え、ガードをすり抜けるはずの真田のダブルアッパーを見事に止めてみせるのでした。
いよいよ一歩の反撃
切り札を失った真田は、飛燕で、一歩を牽制して距離を開けようとします。しかし、一歩も真田の飛燕に慣れていて、パンチを拳で跳ね除けるタイミングを掴んでいました。打ち疲れもあって、真田の飛燕にキレがなくなってきたこともあって、第3ラウンド終了間際には、一歩は容易に真田との距離を縮められるようになります。
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真田は飛燕・燕返しといったテクニックが一歩に通用しなくなり、圧倒的に不利な展開を迎えますが、第3ラウンド終了後のインターバルで、浜団吉は真田に形勢を逆転するための策を伝えます。
第4ラウンドは超接近戦の展開となりましたが、真田は一歩のパンチの内側に入り込んでボディーの急所を的確に叩きます。この攻撃は医学に携わる真田ならではといえるもので、一歩の動きは真田のボディー攻めでみるみる勢いを失っていきました。
第4ラウンド終了間際には、一歩は立っているだけでも必死といったところまで追い詰められました。
第4ラウンドは超接近戦の展開となりましたが、真田は一歩のパンチの内側に入り込んでボディーの急所を的確に叩きます。この攻撃は医学に携わる真田ならではといえるもので、一歩の動きは真田のボディー攻めでみるみる勢いを失っていきました。
第4ラウンド終了間際には、一歩は立っているだけでも必死といったところまで追い詰められました。
玉砕覚悟の特攻
第5ラウンドになっても、一歩の体力は回復せず、その表情は限界を物語っている状態。真田は一歩を仕留めるべく攻勢に出ようとしますが、先に一歩が攻勢に出てきたことで、心に迷いが生じます。体力が少ないことを自覚しているなら、普通は、温存して次のラウンドに繋げようと考えます。ペース配分を考えようとしない一歩の判断に驚きを隠せず、その玉砕覚悟の特攻とも思える判断に、精神的な重圧を受けるようになります。
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しかし、燃え尽きる前のろうそくである一歩を前に、真田は冷静さを保って、ボディーに強烈な一撃を入れます。これまでボディーを攻められ、体力を失った一歩にとって致命的な攻撃でしたが、歯を食いしばって精神力で踏ん張ってみませます。
そして、一歩は僅かに残された体力の全てをつぎ込み、もっとも破壊力のある技・デンプシーロールを仕掛けて最後の勝負に出ます。これを読んでいた真田は、序盤で見せた展開と同じように体ごと一歩にぶつかっていって、デンプシーロールは始まる前に技を止めようとするのでした。ところが、真田のボディーには一歩の右拳が深々と突き刺さり、真田の体をくの字に曲げます。一歩も真田がデンプシーロールを止めにくることを予想して、咄嗟にリバーブローに切り替えたのです。さらに、一歩の攻撃は続いて、ガゼルパンチで真田の顔面を跳ね上げます。
これは日本タイトルマッチで見せた一歩のフィニッシュパターンで、ここから一歩はデンプシーロールで連打をかけます。しかし、強打のパンチをもらい続ける真田は、ボクサーとしての意地で耐え続け、とうとう残りの僅かな体力だった一歩の攻撃が止まってしまうのでした。
しかし、一歩のデンプシーロールを最後まで耐えきった真田は、そこで満足してしまい、反撃しようと拳を突き出しますが、そのままリングに崩れ落ちてしまいます。
レフリーは真田の様子をみて続行不能と判断。こうして一歩は日本チャンピオンとして、見事に初防衛を成功させました。
そして、一歩は僅かに残された体力の全てをつぎ込み、もっとも破壊力のある技・デンプシーロールを仕掛けて最後の勝負に出ます。これを読んでいた真田は、序盤で見せた展開と同じように体ごと一歩にぶつかっていって、デンプシーロールは始まる前に技を止めようとするのでした。ところが、真田のボディーには一歩の右拳が深々と突き刺さり、真田の体をくの字に曲げます。一歩も真田がデンプシーロールを止めにくることを予想して、咄嗟にリバーブローに切り替えたのです。さらに、一歩の攻撃は続いて、ガゼルパンチで真田の顔面を跳ね上げます。
これは日本タイトルマッチで見せた一歩のフィニッシュパターンで、ここから一歩はデンプシーロールで連打をかけます。しかし、強打のパンチをもらい続ける真田は、ボクサーとしての意地で耐え続け、とうとう残りの僅かな体力だった一歩の攻撃が止まってしまうのでした。
しかし、一歩のデンプシーロールを最後まで耐えきった真田は、そこで満足してしまい、反撃しようと拳を突き出しますが、そのままリングに崩れ落ちてしまいます。
レフリーは真田の様子をみて続行不能と判断。こうして一歩は日本チャンピオンとして、見事に初防衛を成功させました。
幕ノ内一歩VS真田一樹 戦のまとめ
アニメ版『はじめの一歩』
今回の記事で紹介した幕ノ内一歩VS真田一樹の試合はアニメ化されていて、原作コミックだけではなく、映像でも存分に楽しむことができるのです。
YouTubeで本編を視聴することもできますので、ぜひご覧になってみてください。
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一歩の対戦相手だった真田は医学生ということもあって、クールさを強みにしたボクサーだったと思います。物怖じせず一歩の破壊力に立ち向かっていった姿は、対戦相手ながら心に響くものがあります。
そして、デンプシーロールに耐えきった真田が見せた強さは、それまでの真田らしいものではなく、ボクサーや男としての意地が感じられて、そのギャップが強く印象に残ります。
下の階級では日本タイトルを獲得して、一歩をここまで追い詰めたという実績を考えれば、凄い才能をもったボクサーのはずですが、潔く引退して医学の道に進んでいく決断をしたという結末も格好良いです。
ぜひこの機会に『はじめの一歩』一歩VS真田戦を見て、熱い気持ちになってくださいね。
そして、デンプシーロールに耐えきった真田が見せた強さは、それまでの真田らしいものではなく、ボクサーや男としての意地が感じられて、そのギャップが強く印象に残ります。
下の階級では日本タイトルを獲得して、一歩をここまで追い詰めたという実績を考えれば、凄い才能をもったボクサーのはずですが、潔く引退して医学の道に進んでいく決断をしたという結末も格好良いです。
ぜひこの機会に『はじめの一歩』一歩VS真田戦を見て、熱い気持ちになってくださいね。