【はじめの一歩】熱かった数々の試合を振り返る!幕ノ内一歩VS沢村竜平
2020年5月2日 更新

【はじめの一歩】熱かった数々の試合を振り返る!幕ノ内一歩VS沢村竜平

現在でも根強い人気を誇るコミック『はじめの一歩』。これまで数々の激戦が描かれてきましたが、主人公・一歩が最も苦戦した試合といえば、沢村竜平との対決を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、幕ノ内一歩VS沢村竜平のデンプシーロール破り破り…について振り返っていきましょう。

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『はじめの一歩』とは?

はじめの一歩

はじめの一歩

作者 :森川ジョージ
出版社:講談社
連載誌:週刊少年マガジン
発表号:1989年43号~
『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は、ボクシングを題材とした森川ジョージによる日本の漫画作品。1989年から『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中。
母子家庭のいじめられっ子であり、釣り船屋を親子で支えている主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門。「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく。

幕ノ内一歩VS沢村竜平

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琉球戦士の島袋を倒し、見事に日本タイトルを防衛した一歩。しかし、穴だらけといった意味であるチーズチャンピオンの汚名を払うことはできず、この試合は、逆にデンプシーロールの弱点はカウンターであることを世間に知らしめてしまいました。
そして、次に一歩の前に立ちはだかるのは、カウンター使いとしては国内トップの実力と言われる沢村竜平。一歩にとっては最悪な相性をもつ対戦相手が日本タイトルに挑戦してきてしまったのです。

幕ノ内一歩

沢村から「デンプシーロールは無様な技」だと言われてしまい、いよいよ土壇場に立たされてしまった一歩。対策を練りたくても、一歩が繰り出すデンプシーロールにカウンターを打ち込めるスパーリング相手にも恵まれず、有意義な練習ができていませんでした。

ヴォルクの置き土産

かつての強敵ヴォルク。たまたまロシアから来日しており、恩義ある一歩がスパーリング相手に困っていることを聞いて、その相手になることを申し出るのでした。
ヴォルクの目的は、沢村が描いているデンプシーロール破りを実践することにありました。
一歩優勢で進んだスパーリングでしたが、一歩がデンプシーロールを繰り出すと、それに合わせてカウンターを打ち込み、一撃のもとに一歩の意識を断ち切ってしまうのでした。
ヴォルクはこの置き土産を残して渡米してしまいましたが、一歩は実際にデンプシーロール破りを体験できたことで、その対策を講じるために肉体作りから始めていきます。

沢村竜平

『はじめの一歩』に登場するカウンター使いといえば東洋太平洋チャンピオンの宮田一郎ですが、そんな宮田からも一目置かれるほどの存在。さらには一歩がこれまで対戦してきた強敵の千堂・間柴といった有名どころも、沢村の実力は認めています。

デンプシーロール破り

島袋もデンプシーロール破りを公言していましたが、沢村はカウンターの名手であることから、島袋と同じように相打ち狙いといった戦法をとらないことは容易に想像されます。
沢村が実践するデンプシーロール破りは、一方的に一歩がダメージを負う恐ろしいものとなるでしょう。

平気で反則をする気性

沢村というボクサーを語るうえで見逃せないポイントは、平気で反則を犯す、その気性も挙げられるでしょう。もともと相当な実力をもっていて、それだけでも試合に勝てるはずなのに、わざと反則をするといった歪んだ性格の持ち主です。
日本チャンピオンである一歩は、そんな沢村のボクシングに対する姿勢にも腹を立てていて、珍しく熱くなっている場面が見られます。

試合の見どころ

試合が始まると、一歩は積極的に前に出て、沢村に攻撃を仕掛けます。沢村は防戦一方になりますが、足を引っ掛けて一歩を転ばせるのでした。しかも、転ばせるだけではなく、
尻もちをついている一歩に対してパンチを打ち込むといった反則をしてきます。
しかし、一歩も分かっていたことなので、冷静に対処して、自分のボクシングを貫ぬくことで、とうとう沢村をコーナーに追い込むことに成功します。しかし、沢村は絶妙なタイミングでカウンターを合わせてきて、一歩も被弾しそうになるところを間一髪で凌ぎます。

本気になった沢村

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