2000年9月20日にシングル「ジギタリス」をリリース
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【視聴コメント】
毒にも薬にもなる植物の名を冠した、グランジ〜オルタナ風のギターロック曲『ジギタリス』。誰にでもあるような切ない思春期の恋が描かれ、その強い想いは毒にも薬にもなる、という意味なのだろうか。カップリング曲も、“僕と君”の孤独というテーマを引きずる内容。ディストーション・ギターが入り込んでくるところが印象的で、暗くて重い曲が好きな人にオススメ。
2001年2月21日にシングル「コレクター」 をリリース
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ハートバザール「コレクター」
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【視聴コメント】
3rdシングルで、程よい疾走感とポップなメロディが特徴の表題曲。アルバムに収録されたものとは別ヴァージョンで、こちらは印象的なシンセアレンジが加えられ、よりポップになっている。『或る晴れた昼下がり』は、牧歌的なタイトルとは裏腹に「昨日の夢は 子猫を3匹殺す夢でした」という歌詞と、メロディに添えられるささやかなギターノイズが狂気(笑)。ぼんやりとした雰囲気のピアノ弾き語り『ひつじぐも』とともに、石井皐月(および五月)の詩の世界に魅せられた人ならば、必ず心を打たれるはず。
2001年4月25日にデビュー以来、初のアルバムとなる「さいはて」をリリース
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【視聴コメント】
ポップスの王道をいっている作品であるが、そのストレートなポップさとは裏腹に、何処かねじ曲がった感覚も同居しており、石井皐月の詩の世界は愛だの恋だのを歌いながらも、安易な共感なんか求めない病的な世界が毒として効果を発揮しており、ポップでありながら甘い狂気をハバザは鳴らしている。
石井皐月の歌は中性的でいて伸びやかな物である。しかしその少年性を持った歌声は愚直なまでにストレートでありながらも、その素直さが病的な感情と隣り合わせになっている。第2曲「コレクター」の素直さと狂気が結びついた狂気的世界を純度の高いポップスに仕上げてしまっている事に驚きを隠せない。楽器隊の演奏も王道のポップバンドのメロディーを持ちながらも、一筋縄では全くいかない。鈴木玲史のギターはニューウェーブやポストパンクを通過した鋭さを持っているし、永井紀子のベースは凄まじい躍動感を持ち、石井皐月の歌をしっかり支えている。第7曲「共鳴」なんかはハバザの尖った部分を全面に押し出した仕上がりになっており、ポップさと狂気値の高さがギリギリのバランスで結びついた良曲だと言える。楽曲全体を通してメロディーの透明度の高さをしっかりと守りポップスとしてのクオリティの高さを持っているのもナイスだと言える。第6曲「はらいそ」の様にシンプルで音数の少ない楽曲などからもそれは伺える。何より第10曲「北風と太陽」の様な往年のポップスの王道を素直に突き進んでいる楽曲から感じる事が出来るのだが、シンプルな楽曲のメロディーやコード進行の普遍性と不変性の高さはそこら辺のバンドには絶対に出せない筈だ。
2001年9月7日にシングル「アイ」をリリース
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【視聴コメント】
頭で割り切れなくっても、理屈で考えられなくっても、周りの人と違っても、それが理想と違っても、
これは愛なんだって世界中に叫びたくなる一曲。考えすぎて何もできなくなっちゃうような、全てを頭で考える癖のついたみなさん(僕を含めw)に捧ぐ。
2002年4月19日を持って解散。しかし、ファンの要望に応え、5月17日に 下北沢ガレージで最後のライブを行いました。ちなみにバンドは、それぞれがこれからの音楽を発展させる為に解散するとのことでした。
「ハートバザール」は、ボーカルが書く歌詞が表現豊かなうえ、とても印象的で心に響くものがありました。また、メロディーセンスのある曲が多く、完成度の高いポップスを披露してくれました。是非、聴いてみて下さい。
「ハートバザール」は、ボーカルが書く歌詞が表現豊かなうえ、とても印象的で心に響くものがありました。また、メロディーセンスのある曲が多く、完成度の高いポップスを披露してくれました。是非、聴いてみて下さい。