高校野球史に残る大逆転試合~昭和56・夏~早稲田実業対報徳学園
2016年11月25日 更新

高校野球史に残る大逆転試合~昭和56・夏~早稲田実業対報徳学園

高校野球史に残る大逆転試合をいくつか紹介しています。ここでは、昭和56・夏の大会。早稲田実業対報徳学園戦をとりあげます。早実の荒木大輔投手に金村義明選手擁する「逆転の報徳」が襲い掛かる!

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金村選手・荒木選手の今

金村義明選手は近鉄への入団直後に内野手へ転向。「いてまえ打線」と呼ばれた打線の中軸として活躍。その後獲得したFA権を行使して中日に、移籍します。三塁のレギュラーとして起用されたのです、故障で戦線を離脱すると、外国人選手(ダネル・コールズやレオ・ゴメス)に定位置を奪われたことから、期待されたほどの成績を残せませんでした。1997年の開幕直後、トレードで西武ライオンズに移籍。すると、一塁手や指名打者として一軍公式戦に起用されると、勝負強さを発揮してリーグ優勝に貢献しました。
野球解説者として活躍中の金村義明さん

野球解説者として活躍中の金村義明さん

※画像のテロップでは49歳となっていますが金村さんは1963年生まれの52歳です(記事執筆時)
1999年に現役を引退すると、野球解説だけではなく、高校時代から「顔では負けるけど、野球では絶対負けんと思うてました」という言葉を残していた、そのユーモアあふれるキャラクターを生かしてバラエティー番組でも活躍しています。
野球解説者として活躍中の荒木大輔さん

野球解説者として活躍中の荒木大輔さん

荒木大輔選手は1982年秋のドラフト会議でと読売ジャイアンツが1位指名し競合、抽選の結果ヤクルトが交渉権を獲得し入団。(当初、荒木選手はは早稲田大学への進学を希望していました)3年目の1985年シーズンの後半から先発ローテーション入りし、1986年には開幕投手を務めるなど順調なプロ生活を送っていましたが、1988年シーズン中盤にヒジ痛を発症。そのごひじ痛だけではなく椎間板ヘルニアにも悩まされました。怪我から約4年後の1992年シーズンに1541日ぶりの一軍登板。激烈な優勝争いの中、荒木選手が2試合に先発し2勝を挙げたのは大きく、ヤクルトは14年ぶりのリーグ優勝を果たすのです。1995年に現役を引退後、西武・ヤクルトでコーチを務め、現在は野球解説者として活躍されています。
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