その3・ゴーストバスターズ
有り余るクソゲーポイント
武器・罠等のアイテムはなぜか店で買う。
原作ではゴースト捕獲用のアイテムはバスターズが自前で作っていた
ものであり、設定が崩壊している。
バスターズのキャラ立ちが皆無で、4人揃う場面もない。
最終ステージのビルの名前がなぜか「ズール」。ズールはラスボス
ではなく、ラスボスが連れているつがいの番犬の片割れの名前である。
ほとんどのオバケ(実際は4種類しかいないが)がゲーム完全オリジナルで、有害さをまったく感じさせない愛嬌のある姿形。
基本的にはロゴを操作して点滅する建物を探し、ドライブで向かい、幽霊を捕まえ、金を稼ぐ…の繰り返し。
ドライブ中、蛇行している飲酒運転の車に当たってしまうと数百ドル没収。とてもかわせるものでは無く、ビルに着いた頃には金欠になる
バスターズ。
加速が可能だが、車が画面上に寄ってしまうので余計に飲酒運転者に
ぶつかりやすくなる。
しかし加速しないとガソリン消費は余計に増えてしまう。というのも、
本作では速かろうが遅かろうが時間に応じてガソリンが減少していく
ため。のろのろ運転だと目的地に着く前にガス欠になりかねず
(実際なる)、金もガソリンも節約するには必然的に危険覚悟で
加速しなければならないという八方塞りに近いシステム。
必要な罠を買えない状態で文無しになると詰み確定。ガス欠になると
ゲームオーバーになるのでそれを待つしかない。
最終目的はメッセージに従い「ズールのビル」に入る事だが、
そのメッセージ表示条件が不明。
TASVideosのページによると$15,000以上稼ぐことが条件とのこと。海外のサイトだが、国内版の仕様なので間違いない。
ビルは総フロア22階と無駄に長く、しかも移動はボタン連打。連射機が無いと指が壊れる。
ほか多数、ありすぎて削りました
ゴーストバスターズ ファミコン Ghostbusters - YouTube
via youtu.be
ゲームスタートの瞬間、するべきことがわかりません。
とりあえず装備を整えて幽霊を捕まえてお金を稼ぐと言う
目的はありますが誰も教えてくれないのでしばらく
画面上の幽霊の動きを止めるだけのゲームになります。
とりあえず装備を整えて幽霊を捕まえてお金を稼ぐと言う
目的はありますが誰も教えてくれないのでしばらく
画面上の幽霊の動きを止めるだけのゲームになります。
それでは、このゲームの良いところは
NES ゴーストバスターズ / Ghost Busters in 01:50 - YouTube
エンディングまでのネタバレ有り
via youtu.be
ゲームそのものはそれほど外れたつくりではありません。
ドライブして現場まで行って、幽霊退治しながらお金稼ぐ、
ある程度たまったら装備整えてラスボスのステージへ。
という王道のゲームなのです。
音楽も映画版のものが使われていますしラスボスとのバトルは
なかなか面白そうです。
各所につくりの粗さ、やっつけ仕事が見られるのが残念ですね。
ドライブして現場まで行って、幽霊退治しながらお金稼ぐ、
ある程度たまったら装備整えてラスボスのステージへ。
という王道のゲームなのです。
音楽も映画版のものが使われていますしラスボスとのバトルは
なかなか面白そうです。
各所につくりの粗さ、やっつけ仕事が見られるのが残念ですね。
その4・もっともあぶない刑事
via newfami.com
そんなこのゲームのクソゲーポイントは……
しゃがんで銃を撃って少し歩く、またしゃがんで銃を撃って少し歩くという事を繰り返す「下歩き撃ち」の繰り返しで簡単にクリアできてしまう。
グラフィックはキャラも背景もあまりにベタ塗りで、流石にファミコン
とは言え円熟期真っ只中の1990年発売と言うには見劣りが激しい。
プレイヤーの歩きモーションは下半身がヘコヘコと2パターンで動くだけ(上半身は動かない)。
一応、縦スクロールステージもある。ジャンプしていって、上にいるつかまった仲間を助けにいくというものである。そこだけは、上手い作りをしている。そこだけは…
ボーナスステージとして、射撃ゲームがあり、的や警察署長(!)に弾を当てるとライフが回復するのだが、弾はただの白いドットであり、的に当てても「パスッ」という軽い音しかしない。爽快感は皆無である。
警察署に急行するという設定で、ロードファイター風のレースシーンに切り替わる画面もあるが、そのシーンのスピード感だけはなかなかのものである。
また、BGMがとんでもなく低水準である事も本作最大級の特徴。全体的に曲が残念になりがちなマイクロニクス作品の中でも桁違いの完成度を誇り、特に最終面の曲のサビで流れる「ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」という人体にリアル悪影響を及ぼしかねない主旋律が全てを物語っている。。
本作を大音量でプレイしない事を推奨する。効果音も酷く、銃を撃つ音は敵も味方も「パスッ」という、上述のボーナスステージと同じ、軽くてショボ過ぎるものである。
ニコニコ動画では「ピーピー動画」というタグがついている事が多い。
ついでに主人公が「カーキ色の服+サングラス」という格好をしているため、金正日、暴れん坊将軍などのタグがつけられることも。
それでは、良い点を
Famicom「もっともあぶない刑事 / Mottomo Abunai Deka」Gameplay - YouTube
via youtu.be
ただステージ間のデモは原作をなぞっており、ファミコンなりに努力の
窺えるドット絵からも愛が感じられなくは無い。
…が、あまりにそのままなぞりすぎであり、ハードボイルドなセリフも
平仮名カタカナのみのファミコン文字で、しかもきちんと句読点を
欠かさず書かれては、何とも情けない。
特にエンディング、男のシブイ背中を描いたイラストに合わせて表示される「せいかつ かえてえ。」
が味わい深く、その淡々とした語り口に「スタッフが一番、せいかつ かえたかったんじゃないか」と邪推せずにはいられない。
タカ 「きのうのおんなはどうした。
ユウジ 「ごぜんれいじの チャイムと
どうじに わかれたさ。
タカ 「いいおんなだったじゃねえか。
ユウジ 「せいかつを
かえろっていうんだ。
オープニングや幕間、エンディングに原作のシーンを
入れているなど原作に対する愛情が感じられます。
……が、ゲーム画面とシステムが全てを壊してしまったのです。
街中で銃を乱射しながら刑事が歩き回っていたら中々恐ろしい。
しかも一発打たれても、刺されても死なないしジャンプ力が
人間離れしています。
リアリティがあまりにも無さ過ぎてビックリのゲームです。
入れているなど原作に対する愛情が感じられます。
……が、ゲーム画面とシステムが全てを壊してしまったのです。
街中で銃を乱射しながら刑事が歩き回っていたら中々恐ろしい。
しかも一発打たれても、刺されても死なないしジャンプ力が
人間離れしています。
リアリティがあまりにも無さ過ぎてビックリのゲームです。
言わずと知れた大ヒット映画のゲーム化。
とはいえ原作とはまったく関係の無いキャラクターが
動き回るので面白さ半減。
ストーリーはありません。