【訃報】昭和を代表するキックボクサー「キックの鬼」沢村忠さん死去。
元キックボクサーで、「キックの鬼」の愛称で親しまれた沢村忠(さわむら ただし、本名:白羽秀樹)さんが3月26日、肺がんのため千葉県内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。78歳でした。
第一報はこちらです!
【「キックの鬼」沢村さん死去】https://t.co/DE4QfEOCwv
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 31, 2021
昭和プロスポーツ史を代表するスーパースターで、「キックの鬼」の愛称で親しまれた元キックボクサーの沢村忠さんが、3月26日に肺がんのため千葉県内の病院で死去していたことが31日、分かった。78歳だった。
沢村さんは1943年、満州国生まれ。日本大学芸術学部に在学中、空手の全日本学生選手権で優勝するなど頭角を現し、1966年に「沢村忠」のリングネームでキックボクシングに参戦。真空飛び膝蹴りや飛び前蹴りといった得意技を駆使してKOの山(生涯戦績232勝、228KO)を築き上げ、1973年には日本プロスポーツ大賞を獲得しました。1976年の引退後は自動車の整備工場を経営したり、子供たちに空手を教えるなどしていましたが、昨年になってがんが発覚。放射線治療などを続けていましたが、このたびの訃報となりました。
魔裟斗も自身のインスタで追悼!
昭和を代表するキックボクサーとして活躍した沢村さんには、数多くの関係者やファンが追悼のコメントを発表。元格闘家の魔裟斗は、自身のインスタグラムにて「キックボクシングを日本に広めた沢村忠さん 御冥福をお祈りいたします」とコメントし、故人を偲んでいました。
「キックの鬼」沢村忠の活躍を振り返る!!
「週刊少年チャンピオン」創刊号の表紙を飾る!
1969年に創刊された、秋田書店が誇る漫画雑誌「週刊少年チャンピオン」。その創刊号の表紙には、沢村さんが掲載されていました。当時、子供たちからも絶大な人気があったことが見て取れます。
アニメ「キックの鬼」が大ヒット!
1970年から1971年にかけてTBS系列で放送されたアニメ「キックの鬼」。文字通り沢村さんの半生を描いた作品であり、本人に声優をやってもらおうという話もあったものの、スケジュールの関係で断念したという逸話も残っています。視聴率が30%を超えるお化け番組でもありました。
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ポケモンのモデルに採用される!
また後年には、「ポケットモンスター」に登場するポケモン「サワムラー」が登場。このポケモンは沢村さんがモデルと言われており、伸縮自在の足による「のびるキック」が出来るという設定になっていました。
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このように、老若男女問わず愛されたキックボクサー・沢村さん。彼の功績は、これからも格闘技界の伝説として語り継がれていくことは間違いありません。ご冥福をお祈り申し上げます。