【追悼】アウトレイジ俳優!!「66歳で突然死」した大杉漣という漢!!
2021年5月27日 更新

【追悼】アウトレイジ俳優!!「66歳で突然死」した大杉漣という漢!!

2018年2月21日、俳優・大杉漣さんが急性心不全でお亡くなりになりました。芸能界のみならず日本中に衝撃を与えた。66歳でのあまりに早すぎる死。追悼の意味も含めて大杉漣さんをまとめてみました。

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大杉漣プロフィール

大杉 漣

大杉 漣

本名 大杉 孝(おおすぎ たかし)
生年月日 1951年9月27日
没年月日 2018年2月21日(66歳没)
出身地 徳島県小松島市
死没地 千葉県
身長 178 cm
血液型 B型
職業 俳優
ジャンル 舞台・映画・テレビドラマ
活動期間 1973年 - 2018年
活動内容 俳優
著名な家族 大杉隼平(長男)写真家

生誕

徳島県小松島市

徳島県小松島市

1951年9月27日、徳島県小松島市にて、4人兄弟の末っ子として誕生。
母は京都の銀閣寺の傍らにあった下宿屋の娘で父より3歳年上の姉さん女房。
父は38歳で小松島市立小松島中学校の校長に抜擢され、徳島県立小松島西高等学校、徳島県立富岡東高等学校、徳島県立城東高等学校の校長を歴任。

劇団活動と下積時代

緊縛いけにえ[ビデオ]

緊縛いけにえ[ビデオ]

1973年、雑誌『新劇』に掲載されていた太田省吾の記事に感銘を受け、太田の劇団員募集広告に応募し研修生として採用される。
応募するにあたり、大学は中退。同年6月、22歳で別役実作品『門』の「娼婦を買いに来る客A」役で舞台デビューを果たしています。

意外かもしれませんが1980年に新東宝映画のピンク映画『緊縛いけにえ』で映画俳優としてデビューされ下積時代は日活ロマンポルノや新東宝映画などのピンク映画に積極的に出演されていました。

俳優への転機

ソナチネ[DVD]

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22歳で俳優デビューしてからも長い下積時代が続きます、中々、希望する役を射止めることはできず、主にVシネマなどに出演して生活費を稼ぐ日々が・・・

芽が出始めたのは、実に40代半ばになってからだそうです。
北野武監督による『ソナチネ』(1993年)のオーディションを受け、合格。
ただ当初与えられたのは単なるヤクザ事務所の電話番という、台詞のない端役だったとか、
たけしさんの「全部アドリブでやって」という指示に対し、大杉さんが演じたヤミ金の取り立ての演技にたけしさんが「うめえな、この人」と感心、脚本を書き換えて役を大きくしたところ、「最後までうまくやっちゃった」という。
この作品での演技が転機となり、映画界において演技派の一人として知名度を得ていきました。

ソナチネ 予告 英語版 Sonatine Trailer

300の顔を持つ男

ミル・マスカラスではありません(あちらは千の顔を持つ男でした)。

その後も数多くのドラマや映画に出演され、公安刑事から体制破壊主義者、堅実なサラリーマンからホームレス、学校長からヤクザ、好人物から偏狭な人物、誠実な父親・夫から退廃的な不良中年、精神異常を思わせるサイコ色の強い異常人格から変態・オカマ・エロ系の人物まで、様々な役柄を演じ熟した事から「300の顔を持つ男」「カメレオン」などの異名を得る。
確かに思い出しても大杉さん色々な役を演じられていました。

冠番組

大杉漣の漣ぽっ

大杉漣の漣ぽっ

デビューから実に40年(62歳)の時の2013年4月13日より、BSフジにて自身初の冠番組となる旅番組『大杉漣の漣ぽっ』が放送開始されました。(苦労されています)
第1回は大杉さんの地元である徳島県を散策した回を放送、以後2018年に急逝するまで、約5年、60回(地上波で放送されたスペシャル版1回を含む)に亘って放送されたそうです。
大杉漣の漣ぽっ

大杉漣の漣ぽっ

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