2020年1月11日 更新
1983年の邦楽ヒット曲 ランキング。売上枚数「年間ベスト10」はこの曲だ!
1983年にはどのような曲が流行っていたのか?売上枚数で見るリアルな年間ベスト10です。実はこの年、例年になく演歌が多数大ヒットしたんですよねぇ。
第3位 めだかの兄妹
高部知子、倉沢淳美、高橋真美の3人からなる「わらべ」のデビュー曲「めだかの兄妹」が第3位です。わらべは、萩本欽一主演のバラエティ番組「欽ちゃんのどこまでやるの!?」から誕生したユニットで、萩本家の3人の娘(のぞみ、かなえ、たまえ)という設定でした。
このアイドル全盛時に童謡というところが新鮮でした。ただ童謡とはいえ、編曲を手掛けたのは当時YMOでバリバリだった坂本龍一ですからね。この曲、侮れません。
素朴な感じが何ともいえませんね。が、1983年6月にメンバーの高部知子が恋人とベッドでイチャイチャしながら煙草をすっている写真がスクープされてしまい、メンバーから外れることになります。高部知子は当時15歳、まずかったですねぇ。人は見た目で判断してはいけないということを思い知らされました。
第2位 矢切の渡し
矢切(やきり/やぎり)とは、千葉県松戸市にある上矢切(かみやきり)、中矢切(なかやきり)、下矢切(しもやきり)の3地区の総称で、江戸川を挟んで矢切と東京都葛飾区柴又を結ぶ渡し舟を「矢切の渡し」というのだそうです。この渡しは江戸時代初期に出来たといいますから歴史があるんですねぇ。 で、それをタイトルにした細川たかしの「矢切の渡し」が第2位です。
「矢切の渡し」といえば、細川たかしの代表曲となっていますが、実は、ちあきなおみが1976年と1982年に発売していた曲なんです。しかも、1983年には細川たかし以外にも、、瀬川瑛子、春日八郎 & 藤野とし恵、島倉千代子 & 船村徹など7種のシングルによる競作で発売されていたといいますから驚きですね。
VIDEO
細川たかし 矢切の渡し 【愉快にオンステージ】
詩、曲、歌いっぷり共に文句なしの大ヒット曲です。90.8万枚を売り上げて堂々の第2位ですが、累計では100万枚を超えています。
第1位 さざんかの宿
もうこの年は、細川たかし「矢切の渡し」でいいじゃないか。と、言いたいところですが、そうはいきません。1983年には、この男が居ました。そう大川栄策です。この年唯一ミリオンを記録した「さざんかの宿」です。
特技はタンス担ぎ、だそうです。大川栄策の出身地である福岡県大川市は、言わずと知れた家具の街。なんかこの特技、彼の人柄が偲ばれますよねぇ。
それにしても、振り返ってみると1983年は演歌の年でしたね。演歌強し!その一方で聖子、明菜が出揃い空前のアイドル・ブームが始まりました。1984年への期待が高まりますねぇ。でも、それはまたの機会に。
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発売日:1982年12月
作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし
売上枚数:88.5万枚