そして、癒しの時へ・・・「∀ガンダム」をプレイバック

第1作「機動戦士ガンダム」から20年。21世紀を目前に控えた1999年、原作者である富野由悠季がガンダムシリーズに帰ってきました。スタッフからキャストまで、作品の隅々に新しい風を取り入れて作られたのは、全てのガンダムが行き着く遠い未来の物語。戦争モノゆえの暗いイメージがつきまとうガンダムのパブリックイメージを根本から覆し、未来への希望を高らかに謳いあげた名作。それが「∀ガンダム」なのです。

第1期OPは、ガンダムシリーズおなじみの作詞家、井萩燐（富野由悠季のペンネーム！）が手掛ける富野ガンダムのエッセンス全開のナンバー。作曲に70年代のヒットドラマ「寺内貫太郎一家」の主演でも知られる作曲家の小林亜星、歌うは「寺内貫太郎一家」で小林の息子役を演じ、「ローラ」「ヤングマン」などのヒット曲で知られる西条秀樹という超豪華な布陣！

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元アリス、そして「昴」「サライ」などを手がけた超有名シンガー、谷村新司が担当した第1期エンディングテーマ「AURA（アウラ）」です。曲の隅々まで谷村らしい響きをもった曲である一方、∀ガンダムの世界観にもマッチした柔らかなタッチの曲になっています。

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ターンエーターンから一転、明るい雰囲気のナンバー「センチュリーカラー」が第2期OPです。しかし、曲のカラーはガラッと変わっても「∀」らしさをきちんと尊重した歌詞は健在。

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第2期エンディングテーマ「月の眉」は、本編の音楽を担当した菅野よう子が作曲を担当。菅野といえば「攻殻機動隊」「マクロスF」「創聖のアクエリオン」などの人気アニメを手がけた人気作曲家。歌手の奥井亜紀は、アニメ「魔法陣グルグル」のOPや「黄昏乙女×アムネジア」のEDなど、アニメにも縁のある人物です。こちらの作詞は第1期OPと同じ井萩燐。

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