パソコンからの移植! 初期のファミコンを彩った思い出の作品たち
2019年7月11日 更新

パソコンからの移植! 初期のファミコンを彩った思い出の作品たち

1983年の7月15日に発売されたファミリーコンピュータは、またたくまに世の中を席巻しました。同時に発売されたゲームは、すべてアーケードからの移植。その後、オリジナル作品も増えていくのですが、忘れてならないのはパソコンから移植されたゲームたち。今回はそんな初期を彩ったゲームを数本紹介します。

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テグザー

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ファミコンでは1985年に、スクウェアから発売されました。
最初はPC-8001mkIISRというパソコンで、同年にゲームアーツから発売された物の移植となります。
アクションシューティングゲームで、飛行機に変形できるという、それだけでもう当時の子供の胸を熱くしたロボット・テグザーを操作して敵と戦うという内容でした。
なおファミコン版はかなり難易度が高く、一部ではクリアが無理な「無理ゲー」とも呼ばれているそうです。私ももちろん、まったくクリアは無理でした。

そしてファミコンは大ヒットした

これらのゲームは、もともとパソコンでもヒットしていたからでしょうか、好調な売り上げを記録したようです。「ポートピア連続殺人事件」は60万本、「ドアドア」は20万本を売り上げたそうです。

冒頭でファミコンには三種類のゲーム、アーケードからの移植、オリジナル、パソコンからの移植があったと書きました。
ファミコンが大ヒットした理由はたくさんあると思うのですが、私はアーケードからの移植とパソコンからの移植が、うまく交じり合ったことも大きいのではないか、と思っています。

アーケードはやはり派手なアクションゲーム中心であり、それがうまくファミコンに移植されました。
パソコンからはじっくり家で取り組めるゲーム、「FLAPPY」のようなアクションパズルゲームや、「ポートピア連続殺人事件」のようなアドベンチャーゲームが移植されました。
これらのアーケードとパソコンの良いところを継いで、たくさんのオリジナルゲームが発売されて行ったことが、ファミコンの大ヒットにつながったのではないでしょうか。

またこれは余談になりますが、ビジネス的なことも大きいかと思います。「ドアドア」はパソコンでは累計8万本の売り上げだったようです。それがファミコンでは一気に20万本売れたのですから、ゲームメーカーがパソコンからファミコンに開発を切り替えゲームが増えるのも、当然だったと思うのです。

ミニファミコンでかつての名作を楽しむ時代に

ファミコンと同じく80、90年代を彩った週刊少年ジャンプ。創刊50周年を記念して”ファミコン×少年ジャンプ”のコラボが実現しています。

特別仕様のミニファミコンには、少年ジャンプのキャラクター達が活躍するファミコンタイトルが20本収録されています。
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