そして運命の日。ミサのため礼拝堂に集まった学生・教師たちの目の前で、まずは牧師が血祭りにあげられる。キリスト像を磔にしている釘が顔面にブスッ!パニックに陥った連中が出ようとしてもドアは固く閉ざされている。
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そして悪魔は去り、生徒たちは全員死亡して、一人生き残ったクーパースミスは完全な基地外となり精神病院へ送られるのだった・・・・
人の怒りはとても恐ろしいです。また復讐を果たしたものの精神病院送りで、主人公の人生は最後まで波乱万丈でした。
悪魔の祈とう書
映画では、コンピューターで悪魔を呼び出す映像がオカルト要素満載です。
Evilspeak (1981) Computer Animation Sequences - YouTube
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いじめられっ子のクーパースミスがあってこその映画
いじめられっ子の怒りが炸裂して復讐を果たすというストーリーでは名作『キャリー』が思い出されますが、こちらは超能力ではなく、悪魔の力で復讐するオカルトチックな作品。ラテン語で書かれていた本をパソコンで解読していくあたり、当時としては斬新だったかもしれませんが、それよりも忘れられないのが主人公クーパースミスのキャラクター。典型的ないじめられキャラを熱演するクリント・ハワードがいなければ、この映画は成り立たない・・・と思えるくらい、ラストの大殺戮を繰り広げる彼の鬼気迫る姿は強烈な印象を残します(前半と後半では、まるで別人みたいだ)。
そして見せ場はやっぱり最後の復讐劇。いじめられっ子と神父、教師らが礼拝堂の閉じ込められて、そこに刀剣をを携え空中を浮遊するクーパースミスが登場。積もり積もった怨念に突き動かされるように、次々に首を撥ねてゆく。ほかにも、黒豚に生きたまま喰われる全裸美女や、心臓掴み出し、地下室での黒ミサなど、後半はけっこう見せ場が続きます。今改めて見返すと、30年前の作品なんで古臭い感は否めませんが、内容的には十分おもしろかったです。
主人公のクーパースミスのキャラクター性から一部のマニアの間に人気がある。両親のいないことでその出生から学校側からもクーパースミスは疎まれており、見た目もパッとせず要領も悪いことからかっこうのいじめの的になる。陰湿ないじめに遭いながらも何も出来ない姿は何とも情けないが、健気で弱いものを守ろうとする彼の性格は好感的だ。
Evilspeak (1981) Official Trailer HD - YouTube
via youtu.be
当時の映画チラシ
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チラシ裏
・五百年の歳月を越えていま蘇る悪魔のささやき!
・いじめっ子が見つけた黒皮表皮の古書、そこには!
・マイ・コン(コンピューター)から悪魔の声が!
・アイディアととびっきりのアクノ・ショッカー
・去年最高の嘔吐ショック!生きたまま全裸美女の内臓が!
・ラスト、デビル・パワーが復讐のエネルギーと合体して!
・いじめっ子が見つけた黒皮表皮の古書、そこには!
・マイ・コン(コンピューター)から悪魔の声が!
・アイディアととびっきりのアクノ・ショッカー
・去年最高の嘔吐ショック!生きたまま全裸美女の内臓が!
・ラスト、デビル・パワーが復讐のエネルギーと合体して!
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悪魔の力で殺された人達が残酷な死に方をするので、恐怖で思わずゾッとしてしまいます。また内容もよく出来ていて、とても面白くおススメの作品です。
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デビルスピーク HDリマスター版 [DVD]
¥3,175
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名作「キャリー」をモチーフに、コンピューターと悪魔崇拝の要素を融合させたユニークなオカルト・ホラー。元名子役のクリント・ハワードがデビルパワーで殺戮神と化す気弱な主人公に扮し、鬼気迫る熱演を披露する。浴室の全裸美女を野豚の大群が襲い、白い肢体を食い荒す超残酷シーンを筆頭に、不気味な黒ミサの生贄儀式や、斬り飛ばされる生首、心臓えぐり出しなどの悪魔的映像もふんだんに盛り込んだスプラッター・エンタテイメント。
「キャリー」「オーメン」を凌ぐ阿鼻叫喚のオカルト・スプラッター!
「キャリー」「オーメン」を凌ぐ阿鼻叫喚のオカルト・スプラッター!