【プロ野球】え?あの選手の息子なの?息子が有名人になった元プロ野球選手8選
2022年11月5日 更新

【プロ野球】え?あの選手の息子なの?息子が有名人になった元プロ野球選手8選

日本のプロ野球で、親子でプロ野球選手になった例は少ないものの、子供が別の形で活躍しているケースは多くあります。特に、息子の場合、意外なことに俳優になるケースが多いようです。今回は、プロ野球選手の息子で有名人になった8選をご紹介します。

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工藤公康(息子・工藤阿須加)

西武ライオンズの黄金期を支えたエースといえばこの人、工藤公康です。優勝請負人として、福岡ダイエーホークスの初優勝&日本一、2000年の長嶋巨人、2002年の原巨人の日本一にも貢献しました。47歳まで現役を続け、通算224勝。現役引退後は、福岡ソフトバンクホークスの監督として采配を振り、チームを3度のリーグ優勝5度の日本一に導いています。その工藤の長男が、俳優の工藤阿須加です。

工藤阿須加は、2012年に俳優としてデビュー。2013年頃から頭角を現し、大河ドラマ『八重の桜』では八重の弟・山本三郎を演じ、注目を集めます。代表作は、日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』『なつぞら』など。近年は、映画やCM、さらには情報番組『ZIP!』のパーソナリティーを務めるなど、活躍の場を広げています。
工藤阿須加が準主役を務めた映画『ちょっと今から仕事やめ...

工藤阿須加が準主役を務めた映画『ちょっと今から仕事やめてくる』

郭源治(息子・佳久創)

星野仙一監督が初めて中日ドラゴンズで采配を振った第一次政権時代抑えのエースとして活躍したのがこの郭源治です。1987年と1988年は、2年連続で最優秀救援投手のタイトルを獲得。特に、1988年は44セーブポイントを挙げ、14年ぶりのリーグ優勝に貢献しています。その後も、1994年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、中日一筋で16年間活躍しました。そんな郭源治の次男が佳久創です。

佳久創は、佳久耀・創の双子の弟で、元々はラグビー選手です。明治大学やトヨタ自動車ヴェルブリッツで、活躍しました。引退した2015年より芸能活動を開始。当初は、漫才コンビ「ピグマリオンコウカ」でM-1グランプリに出場したり、アニメの声優を務めたり、様々なことに挑戦します。2018年頃から俳優業が中心となり、日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(弁慶役)などに出演しています。

平野謙(息子・平野潤也)

平野謙は、中日・西武で活躍した名選手。俊足、強肩・好守、犠牲バンドの達人で、9度のゴールデングラブ賞と、1986年には盗塁王のタイトルを獲得しています。特筆すべきは犠打数で、年間最多犠打数通算7回記録。通算犠打数451は、川相昌弘に次ぐ歴代2位の記録です。中日から西武への移籍の際は、星野仙一監督との確執が噂されましたが、実際には、森祇晶監督からのラブコールだったことがわかっています。そんな平野の息子が平野潤也です。

平野潤也「演劇集団 円」に所属。舞台を中心に活躍する一方、近年は洋画や海外ドラマの吹き替えも行っています。特に、ジャック・クエイドが出演した『ザ・ボーイズ』『スタートレック:ローワー・デッキ』『スクリーム』の声はすべて彼が吹き替えました。

山田和利(息子・山田裕貴)

山田和利は、中日・広島で活躍した選手で、特に中日時代は内野の全ポジションを守り、主に守備で活躍しました。1988年は82試合に出場。10盗塁を記録するなど、14年ぶりのリーグ優勝に貢献します。広島移籍後は、1995年に二桁本塁打を放ち、強打者の片鱗も見せています。そんな山田の長男が、俳優の山田裕貴です。

山田裕貴は2011年、『海賊戦隊ゴーカイジャー』ジョー・ギブケン(ゴーカイブルー)役で俳優デビュー。代表作は、『特捜9』シリーズの新藤亮、『なつぞら』の小畑雪次郎、『おんな城主 直虎』の庵原助右衛門など、最近は『ちむどんどん』の石川博夫役としてもおなじみです。2022年には、エランドール賞の新人賞を受賞しています。
始球式に登板した山田裕貴

始球式に登板した山田裕貴

金田正一(息子・金田賢一)

通算記録400勝・298敗・365完投・4490奪三振・1808与四球・5526.2投球回64.1イニング連続無失点。これらすべてのプロ野球記録を持つ大投手といえば、もちろん金田正一です。好打者でもあり、通算38本塁打・406安打・8度の敬遠という打者としての成績も残しています。1974年には監督として、ロッテオリオンズ日本一に導きました。そんな金田の長男が、ベテラン俳優の金田賢一です。

金田賢一は、1978年に映画『正午なり』で主演デビュー。1985年には、人気ドラマ『太陽にほえろ!』デューク刑事役で人気を博します。大河ドラマ2時間サスペンスなど多くのドラマに出演する一方、バラエティ番組の司会コメンテーターなどもこなし、マルチに活躍します。近年は、朗読ユニット『朗読三昧』として、定期的に公演を行っています。
金田賢一主演の映画『正午なり』

金田賢一主演の映画『正午なり』

田淵幸一(息子・田淵裕章)

「ミスタータイガース」「ホームラン・アーチスト」「黄金バッテリー」といえばもちろんこの人、田淵幸一です。阪神タイガース時代は、4番打者として812試合に出場。本塁打247本、574打点を挙げ、ミスタータイガースと呼ばれました。また、大きな放物線を描くホームランは滞空時間が長く美しく、今日もホームラン・アーチストと賞賛されています。また、江夏豊との黄金バッテリー vs. 巨人のONの対決は、プロ野球史に残る稀代の名勝負です。そんな田淵の長男が、フジテレビアナウンサーの田淵裕章です。

田淵裕章は、2005年にフジテレビに入社。アナウンサーとして現在も活躍中です。現在は、BSフジの「LIVEプライムニュース」、CSの「プロ野球ニュース」、その他様々なスポーツ中継に出演しています。同期入社は、遠藤玲子、平井理央(現在フリー)、宮瀬茉祐子(現在フリー)です。

桑田真澄(息子・Matt)

ボーイズリーグ、PL学園、読売ジャイアンツ、どこにいても常にエースだった桑田真澄。PL学園時代は、清原和博とのKKコンビで二度の全国制覇を成し遂げました。、巨人では、1987年最優秀防御率沢村賞を獲得。1994年にはMVP2002年には最優秀防御率日本一に貢献しています。怪我では苦労することが多く、1997年、661日ぶりに復帰した姿は、多くのプロ野球ファンに感動を与えました。そんな桑田の次男がMattです。

Mattは、幼少期からピアノやバイオリンを嗜み、堀越高校時代は吹奏楽部の団長として活躍します。音楽活動時のアーティスト名はMatt Roseです。桜美林大学在学中にモデル活動を始め、ブライダルモデルとして活躍。CMにも多く出演し、最近はMatt化と呼ばれるメイクが注目を集めています。
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