『中央競馬史上最強牝馬』名牝馬12選:メジロラモーヌ・ノースフライト・ニシノフラワー・シンコウラブリイ・ヒシアマゾン・エアグルーヴほか
2016年11月25日 更新

『中央競馬史上最強牝馬』名牝馬12選:メジロラモーヌ・ノースフライト・ニシノフラワー・シンコウラブリイ・ヒシアマゾン・エアグルーヴほか

中央競馬史上初の牝馬三冠馬のメジロラモーヌから「マイルの女王」ノースフライト、「女帝」エアグルーヴ、37年ぶりの牝馬での有馬記念を制覇したダイワスカーレット、64年ぶりの牝馬でダービーを制覇した史上最強牝馬のウオッカなど、名牝馬12頭をおさらいしてみましょう。史上最強決戦のウオッカとダイワスカーレットの激戦(ハナ差)など伝説の決戦動画が満載です。

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最後の直線入口でサクラバクシンオーが先頭に立つが、ノー...

最後の直線入口でサクラバクシンオーが先頭に立つが、ノースフライトが直線半ばでこれを捉え、1馬身半差で勝利した。

「ニシノフラワー」(1991年に中央競馬デビュー)GI3勝

「ニシノフラワー」(1991年に中央競馬デビュー)GI3勝

「ニシノフラワー」(1991年に中央競馬デビュー)GI3勝

ニシノフラワーは日本の競走馬、繁殖牝馬。1991年に阪神3歳牝馬ステークスを制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選出、翌1992年には桜花賞とスプリンターズステークスに優勝し、同年最優秀4歳牝馬および最優秀スプリンターに選出された。アメリカ合衆国からの持込馬である。

GI・桜花賞(1992年)

ニシノフラワー 桜花賞 1992 - YouTube

4月12日の桜花賞では前走より人気を落としながらも、オッズ2.3倍の1番人気に推された。

レースは打って変わった先行策から直線入り口で先頭に並ぶと、アドラーブルに対して、前走から逆転となる3馬身半差を付けて優勝した。

乗り替わりの責務を果たし、史上最多記録となる4度目の桜花賞制覇となった河内はのちに「(牝馬三冠を獲得した)メジロラモーヌ以上のプレッシャー」だったと回顧している。

GI・スプリンターズステークス(1992年)ニシノフラワーは大外から追い込み、ゴール前でヤマニンゼファーを差し切り優勝。

1992年 第26回 スプリンターズステークス(GI) ニシノフラワー(河内洋)レース後半 - YouTube

12月20日、シーズン最終戦として初の古牡馬混合戦となるスプリンターズステークスに出走。1200メートルという短距離で、マイルチャンピオンシップを連覇していたダイタクヘリオスに次ぐ2番人気に推された。

レースでは「古馬と真っ向勝負では分が悪い」という河内の判断から、長所の瞬発力を活かすため後方に控える作戦を採った。

最後の直線では大外から先行勢を次々と交わし、ゴール前でヤマニンゼファーを差し切り優勝。GI競走3勝目を挙げた。

「シンコウラブリイ」(1991年に中央競馬デビュー)短中距離路線で牡馬と互角の勝負を繰り広げた。生涯成績:15戦10勝(中央競馬)

「シンコウラブリイ」(1991年に中央競馬デビュー)短...

「シンコウラブリイ」(1991年に中央競馬デビュー)短中距離路線で牡馬と互角の勝負を繰り広げた。生涯成績:15戦10勝(中央競馬)

シンコウラブリイは、日本の競走馬である。1991年から1993年にかけて中央競馬の短中距離路線で牡馬と互角の勝負を繰り広げた。主戦騎手は岡部幸雄。調教師藤沢和雄に初の重賞、GI制覇をもたらした競走馬である。

GI・マイルチャンピオンシップ(1993年)

GI・マイルチャンピオンシップ(1993年)を制したシ...

GI・マイルチャンピオンシップ(1993年)を制したシンコウラブリイ

前年2着に敗れたマイルチャンピオンシップに出走。レース直前に京都競馬場に激しいにわか雨が降りドロドロの不良馬場になったが馬場を問題とせず快勝する。これは藤沢にとっても初のGI勝利であった。

また鞍上の岡部にとって、牝馬でのGI勝利はこれが最後となった。
このGI勝利で牝馬収得賞金額1位(当時)となりこれを最後に引退した。さらにこの年のJRA賞最優秀5歳以上牝馬(部門名は当時)を受賞。

1993年 マイルCS シンコウラブリイ - YouTube

「ヒシアマゾン」(1993年に中央競馬デビュー)生涯成績:20戦10勝

ヒシアマゾン(1993年に中央競馬デビュー)

ヒシアマゾン(1993年に中央競馬デビュー)

ヒシアマゾンは日本で走った元競走馬で、現在は繁殖牝馬。アメリカで生まれ日本で調教を受けた外国産馬である。1993年JRA賞最優秀3歳牝馬、1994年JRA賞最優秀4歳牝馬、1995年JRA賞最優秀5歳以上牝馬(JRA賞の部門名はいずれも当時のもの)。
主戦騎手は中舘英二。デビュー2戦目と最終レースの有馬記念のみ、江田照男と河内洋がそれぞれ騎乗した。

GI・エリザベス女王杯(1994年)エリザベス女王杯では優駿牝馬優勝馬チョウカイキャロルとの叩きあいをハナ差制する

1994年11月13日(日) 1回京都4日 天候: 晴 馬場状態: 良
10R 第19回 エリザベス女王杯 ヒシアマゾン
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(混) 芝 2400m・外 18頭立

ヒシアマゾン エリザベス女王杯 1994 - YouTube

エリザベス女王杯では優駿牝馬優勝馬チョウカイキャロルとの叩きあいをハナ差制し、重賞6連勝で名実ともに4歳最強牝馬となった。

主戦騎手であった中舘英二によると、エリザベス女王杯までのレース戦術について、他の馬と一枚も二枚も力が違っていたことから「負けてはいけない立場だったので、後ろから行って、大外を通って、着差は小さくても最後に勝てばいいというレースをしていた」と説明した。
「着順」
1 ヒシアマゾン
2 チョウカイキャロル
3 アグネスパレード
4 メモリージャスパー
5 ゴールデンジャック
6 フサイチカツラ
7 ジンシリウス
8 ヤマニンリコール
9 メジロアムール
10 リキサンフラッシュ
11 ジョウノバタフライ
12 バースルート
13 テンザンユタカ
14 シーフリージア
15 オグリローマン
16 ナイスガルボ
17 エイシンバーモント
18 ミスオーロ

1994年12月25日 第39回 有馬記念(GI)ヒシアマゾンと競馬の歴史上屈指の最強馬ナリタブライアンとの戦い

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