坂川美女丸にインタビュー!!
まずはカブキロックスの結成30周年おめでとうございます!!
率直なご感想をいただけますか?
ありがとうございます。バンドとしてはメンバーの入れ替わりもあったり、活動が停止していた様な時期も有りましたので、まんま30年というわけではありませんが、やはりその年月の長さを考えると感慨深いところはあります。
30年の長い歴史のなかで、今だから話せる”事件”は何かありましたか?
これはエッセィの方にも詳しく書きましたが「札幌雪まつり 雪中演奏凍死寸前事件」。やっぱこれです。
坂川美女丸さんの著書「ギタリストを笑え!イカ天出身バンドだった頃」からも分かる通り、カブキロックスはイカ天のご出身です。
イカ天に出演していた頃と現在のご自身で、音楽への取り組み方は何か変化はございましたか?
とにかく当時は上昇志向の塊だったから目立つためなら何でもやった。よく言えばアグレッシブなんだけど、やっぱり地に足がついてない。まぁ、バブルの頃は日本中そうでしたけど。今はもっと音楽の深い部分を意識しながら音と関われるようになりましたね。特に他のバンドをプロデュースするようになってからは一音一音の価値、意味まで考えるようになった。でも基本がロックだから、常にとんがっていたいのは今のでも変わらないです。
イカ天が放送されていた当時(1989年~1990年)は空前のバンドブームでした。
その中心にいたご自身では、ブームをどのように感じられていましたか?
バンド活動自体はブームに乗っかって始めたわけでは無いので、 自分自身特になにかやり方を変えたわけではなかったのですが、 周りからの見方が勝手に変わって行きましたね。 格好見て「オッ、バンドマン?!」みたいな反応に好意的な部分が 増えていったみたいな。それまでは男のロン毛なんて「怪しい」「不潔」の代名詞でしたから。
ただカブキロックス自体は、結成の経緯はエッセイにも書きましたがイカ天出演の為に作ったバンドでした。一回きりのつもりがやめられなくなって30年w
この夏は勢力的にライブ活動をされます。意気込みを教えて下さい!
バンドの30年と言う事でもあり同時にプロアーティスト、プロギタリストとしての30周年と言う事でもあるので、カブキロックスに限らずその辺は幅広く。ソロとしての活動や他のアーティストとのコラボも含めて、1つの区切りだと思っていますので多彩に攻めていきたいと思います。まずは真夏の野外ライブを無事乗り切りたいですね。熱中症で倒れないようにw
※画像はご本人により提供。