『翔んだカップル』(1978年)田代 勇介・山葉 圭・杉村 秋美の高校時代の三角関係、思春期の微妙な恋模様を鮮やかに描き出した。
2016年4月1日 更新

『翔んだカップル』(1978年)田代 勇介・山葉 圭・杉村 秋美の高校時代の三角関係、思春期の微妙な恋模様を鮮やかに描き出した。

田代勇介と山葉圭のすれちがいラブコメのベタな展開!週刊少年マガジンで1978年3月19日号から1981年3月11日号まで連載されていた柳沢きみお先生の漫画『翔んだカップル』を当時、夢中になって読んでいました。また『翔んだカップル』を原作とした実写映画およびテレビドラマも制作されていいます。桂木文さん主演のテレビドラマも人気がありました。

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柳沢きみおの漫画作品『翔んだカップル』(1978年) 田代勇介と山葉圭のすれちがいラブコメ

柳沢きみおの漫画作品『翔んだカップル』(1978年)

柳沢きみおの漫画作品『翔んだカップル』(1978年)

『翔んだカップル』(とんだカップル)は、柳沢きみおの漫画作品。『翔んだカップル』、『新・翔んだカップル』、『続・翔んだカップル』、『翔んだカップル21』の4作品からなる。

さらに、『翔んだカップル』を原作とした実写映画およびテレビドラマも制作されている。漫画の『翔んだカップル』は1979年(昭和54年)度、第3回講談社漫画賞少年部門受賞。
『翔んだカップル』のストーリー

主人公・田代勇介(たしろゆうすけ)は、共学の私立高校・北条高校に入学し、上京してきた。外国に行っているおじ夫婦宅の一軒家に独りで住むことになり、不動産屋に男性の同居人探しを依頼した。

ところが、不動産屋の手違いから、可愛く無邪気ながらも気の強い少女・山葉圭(やまばけい)と同じ屋根の下で共同生活を送る羽目になる。

勇介は圭に好意を抱くが、自分の気持ちに素直になれず、顔を合わせれば口ゲンカの日々。そんな勇介にクラスの才女・杉村秋美(すぎむらあきみ)が興味をもち急接近。

勇介は秋美との仲を深める一方で圭への想いも捨てられず、2人の間で揺れ動くことになる。

圭は次第に勇介への想いを自覚するようになるが、秋美への嫉妬が障壁となって想いを素直に伝えることができない。大学受験が迫る中、勇介は圭と秋美との関係、そして将来の進路に答えを出していく。
『翔んだカップル』の週刊少年マガジン掲載期間:1978...

『翔んだカップル』の週刊少年マガジン掲載期間:1978年3月19日号 - 1981年3月11日号

『翔んだカップル』は田代 勇介・山葉 圭・杉村 秋美の高校時代の三角関係、思春期の微妙な恋模様を鮮やかに描き出した。

山葉 圭(やまば けい)

山葉 圭(やまば けい)

山葉 圭(やまば けい)
『翔んだカップル』、『新・翔んだカップル』、『続・翔んだカップル』のヒロイン。物語序盤で不動産屋の手違いから勇介と共同生活を送る。

高校時代は勇介に好意を抱きながらも勇介と杉村秋美との関係に嫉妬し、素直に想いを伝えることができなかった。
田代 勇介(たしろ ゆうすけ)

田代 勇介(たしろ ゆうすけ)

田代 勇介(たしろ ゆうすけ)
『翔んだカップル』、『新・翔んだカップル』、『続・翔んだカップル』の主人公。地方の中小企業経営者の息子。高校時代は杉村秋美との関係に耽溺し、ファーストキス、さらには肉体経験をもち、半同棲生活を送る。

山葉圭とは相思相愛でありながらすれ違いを続ける。

圭と秋美の双方に心惹かれつつ、最終的には秋美との関係を解消。
1年生のころはボクシング部に所属するも退部。3年生になってから陸上部に所属する。
主人公「田代勇介」とヒロイン「山葉圭」の相思相愛ながら、すれちがい続ける(ベタな展開)、思春期の微妙な恋模様を鮮やかに描き出した。
杉村 秋美(すぎむら あきみ)

杉村 秋美(すぎむら あきみ)

杉村 秋美(すぎむら あきみ)
『翔んだカップル』、『新・翔んだカップル』、『翔んだカップル21』に登場。医師の娘。高校時代は学内随一の秀才だった。勇介に興味を抱き、勇介の圭への想いを認識しつつ積極的にアプローチをかける。
勇介と肉体関係を持ち、半同棲生活を送るがやがて別れを告げられる。
高校1年時

勇介は物語開始当初から圭に好意をもっていた。しかしまもなく秋美のことも意識しはじめ、秋美の積極的なアプローチを受け入れキスを交わし、一人暮らしをする秋美の部屋に入り浸るようになる。

圭は勇介と秋美との関係を勘づくようになってから次第に勇介のことを意識しはじめるが、関係を深める2人への嫉妬から勇介に対し素直に感情を表すことができなくなる。

2学期に秋美が海外留学に出た間も2人はすれ違いを続け、勇介は秋美への想いを募らせる。圭は勇介へ想いを伝えようとしたものの、拒絶されてしまう。
勇介は杉村秋美から同居しないかと誘われる。

勇介は杉村秋美から同居しないかと誘われる。

高校2年時

春になり秋美が帰国。勇介は心の安らぎを求めて秋美への依存を強め、肉体関係を結ぶ(なおこの時期、勇介は町井から勇介が一番好きなのは圭だが相性が合うのは秋美だと指摘される)。勇介はしばらく秋美と半同棲生活を送るが密告により解消される。

叔母のもとで下宿することを強いられた秋美は退学を覚悟で叔母の家を飛び出し、親から自立することに成功するが、その過程で秋美が自己決定に関する強い意思を発揮する一方自らの行動や人生に対する迷いも見せるのに対して有効なアドバイスができない勇介は自分自身に無力感を覚え、秋美との間に精神的な隔たりを感じるようになる。

高校3年を前にした春休みに、勇介は想いを寄せる対象を圭一人に絞り、秋美と別れることを決意。

勇介と秋美の交際および三角関係は終わりを迎えた。(ただしこの後も勇介が心理的に圭と秋美との間を揺れ動き、本当に好きなのは秋美ではないかと迷う場面は度々登場する。また、秋美が勇介との破局を苦悩する場面も登場する)
三角関係にすっきりと決着をつけずに、もやもやさせたまま、揺れ動き続けたまま、限界までひっぱり続けるような展開。

三角関係の相思相愛の一方はすれちがい。もう一方は女性が積極的。このパタンはきまぐれオレンジ☆ロードなども同じですね。定番的なラブコメの型なのでしょうね。
新・翔んだカップル(掲載誌:マガジンSPECIAL・1...

新・翔んだカップル(掲載誌:マガジンSPECIAL・1983年 - 1985年5号)

大学生となった勇介と圭は交際を始めていた。勇介は人生の進路が定まらず思い悩み、圭は勇介とサークルの先輩・藤木との間で揺れ動く。
勇介「またしたくなっちゃった」

勇介「またしたくなっちゃった」

田代 勇介(たしろ ゆうすけ)
『翔んだカップル』に続き主人公。高校卒業後に圭と交際を始め、大学3年生の時、圭と結ばれる。
高校から引き続き陸上部に所属するも、大会時に虚しさを覚え退部。その後、荷物の中から高校時代のグローブを見つけ、ボクシングを始める。しかし、怪我を心配する圭の想いをくみ取り、ボクシングも辞める。

山葉 圭(やまば けい)
『翔んだカップル』に続きヒロインとして登場。高校卒業後に勇介と交際する。
このまま勇介と圭のハッピーエンドで終わらせれば良かったのに・・・
続・翔んだカップル(1986年4月 第1巻発行 - 1...

続・翔んだカップル(1986年4月 第1巻発行 - 1987年11月 第7巻発行)

大学卒業を控え、勇介はプロボクサーになることを決意するが、圭は危険が伴うボクシングをすることに反対する。そのことが原因でやがて2人は破局を迎えることになる。

田代 勇介(たしろ ゆうすけ)
主人公。偶然町井と出会い、そのままボクシングを再開することに。さらにプロ試験を受け合格。現役大学生ボクサーとして脚光を浴びるも、けがを心配する圭との関係は悪化。ボクシングと交際の二者択一を迫られ、ボクシングを選び圭と破局する。大学中退後、ボクサーとして東洋太平洋チャンピオンとなり、世界タイトルを狙える位置にまで上り詰めたが、拳を痛め引退した。

山葉 圭(やまば けい)
『翔んだカップル』に続きヒロインとして登場。プロボクサーとなった勇介と関係が悪化し、大学4年生の時に破局。その後、大学ラグビーのスターであった海城和彦と交際を始めるも、海城の負傷により別れる。
ボクシングと交際の二択を迫った圭に対し勇介がボクシングを選んだことで二人の関係は破局を迎えた。

破局・・・勇介と圭の二人は、結ばれることなく、まったく別の相手と結婚することになります。

映画版『翔んだカップル』(1980年) 鶴見辰吾と薬師丸ひろ子にとって初主演。石原真理子にとってはデビュー作。

映画版『翔んだカップル』(1980年) 鶴見辰吾と薬師...

映画版『翔んだカップル』(1980年) 鶴見辰吾と薬師丸ひろ子にとって初主演。石原真理子にとってはデビュー作。

『翔んだカップル』(とんだカップル)は、1980年7月26日に東宝系で全国劇場公開された相米慎二初監督作品。鶴見辰吾と薬師丸ひろ子にとって初主演映画。石原真理子にとってはデビュー作。同時上映はアニメの『まことちゃん』。

1982年4月29日にディレクターズ・カット版に当たる『翔んだカップル オリジナル版』が公開された。
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