ドラムロール式パラメータ
『MOTHER2』ボス戦闘まとめ
最後の方まで見てしまうとネタバレになってしまいますが、真ん中あたりを見ると「ドラムロール式パラメータ」がどんなものか参考になるかと。
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ダメージや回復によるHPの増減が一挙になされるのではなく、ドラムロールの回転によって徐々になされるというシステムです。
つまりHP残量を上回るダメージを受けても、HP表示が完全に0になるまでは行動ができます。0になるまでに回復すれば力尽きることもなく、さらに体力減少は戦闘終了時にストップします。
このシステムを活かして「敵から致命的なダメージを受けてもあえて回復せず、すばやくコマンドを入力してHPが尽きる前に敵を全滅させる」「回復をしたときはドラムの回転が止まるまでコマンド入力せずに待ち、致命的なダメージを受けた際により多くの時間が稼げるよう備える」「倒すと爆発して大ダメージを与えてくる敵を最後に倒し、ダメージを最小限に抑える」などの様々な戦略を練ることができました。
また、新たなパラメータ「ガッツ」が高いと、ごくまれにHPが0になっても気絶せずHP1で踏み留まることがあります。このパラメータの値が高いとクリティカルヒット(SMAAAASH!)が出やすくなる他、致命傷を負ってもHP1で踏みとどまる確率が高くなっていきます。
つまりHP残量を上回るダメージを受けても、HP表示が完全に0になるまでは行動ができます。0になるまでに回復すれば力尽きることもなく、さらに体力減少は戦闘終了時にストップします。
このシステムを活かして「敵から致命的なダメージを受けてもあえて回復せず、すばやくコマンドを入力してHPが尽きる前に敵を全滅させる」「回復をしたときはドラムの回転が止まるまでコマンド入力せずに待ち、致命的なダメージを受けた際により多くの時間が稼げるよう備える」「倒すと爆発して大ダメージを与えてくる敵を最後に倒し、ダメージを最小限に抑える」などの様々な戦略を練ることができました。
また、新たなパラメータ「ガッツ」が高いと、ごくまれにHPが0になっても気絶せずHP1で踏み留まることがあります。このパラメータの値が高いとクリティカルヒット(SMAAAASH!)が出やすくなる他、致命傷を負ってもHP1で踏みとどまる確率が高くなっていきます。
シンボルエンカウント方式
フィールド上を主人公と同様に移動している敵シンボルに接触することで戦闘に突入するという方式です。そのへんを適当に歩いている動物系や道路上をうろつく乗り物系の敵、こちらが近づくまで動かない植物系の敵、不規則な挙動やワープを駆使する宇宙人系の敵など、敵シンボルは種類に応じてそれぞれ特徴的な動きをします。
フィールド上の車や動物、植物系のモンスターなどは近づいてみないと敵かどうか判別し難いですが、人間系の敵の場合はフィールド上の一般人キャラと動きが異なること以外に「顔色が悪い」という特徴で区別されており、視覚的にわかりやすくなっています。
1つのシンボルは敵1体に対応していますが、敵シンボルと接触すると付近にいる敵シンボルも吸い寄せられるように近寄ってきて、複数の敵と戦闘することになります。
敵シンボルとの接触の際に、敵の背後から接触すると先制攻撃を行えたり、逆にこちらの背後に接触されると敵に先制攻撃されたり、といった要素もありました。
パーティメンバーのレベルが大幅に高い場合、敵シンボルが逃げていくようになります。この場合や、先制攻撃を取った際に通常攻撃で倒しきれる場合、接触時には戦闘シーンを省いて一瞬で勝利できます。余計な戦闘を省いてゲーム進行が快適になる他に、自分の成長を実感できる演出的効果もあり、非常に革新的でした。
フィールド上の車や動物、植物系のモンスターなどは近づいてみないと敵かどうか判別し難いですが、人間系の敵の場合はフィールド上の一般人キャラと動きが異なること以外に「顔色が悪い」という特徴で区別されており、視覚的にわかりやすくなっています。
1つのシンボルは敵1体に対応していますが、敵シンボルと接触すると付近にいる敵シンボルも吸い寄せられるように近寄ってきて、複数の敵と戦闘することになります。
敵シンボルとの接触の際に、敵の背後から接触すると先制攻撃を行えたり、逆にこちらの背後に接触されると敵に先制攻撃されたり、といった要素もありました。
パーティメンバーのレベルが大幅に高い場合、敵シンボルが逃げていくようになります。この場合や、先制攻撃を取った際に通常攻撃で倒しきれる場合、接触時には戦闘シーンを省いて一瞬で勝利できます。余計な戦闘を省いてゲーム進行が快適になる他に、自分の成長を実感できる演出的効果もあり、非常に革新的でした。
個性的な状態異常
本作には他作品ではあまり見かけないユニークな状態異常が多数存在します。
主人公限定の状態異常「ホームシック」の他、「日射病」「気持ち悪い」「変」「キノコ」「ゴースト」「ダイヤモンド」などで、その効果も様々でした。
これらの治療法も一風変わっているものが多いです。例えば、ホームシックになった場合は母親に電話をすれば克服でき、頭にキノコが生えた場合はヒーラーやキノコ狩りをしている人に買い取ってもらうことで治せます。
主人公限定の状態異常「ホームシック」の他、「日射病」「気持ち悪い」「変」「キノコ」「ゴースト」「ダイヤモンド」などで、その効果も様々でした。
これらの治療法も一風変わっているものが多いです。例えば、ホームシックになった場合は母親に電話をすれば克服でき、頭にキノコが生えた場合はヒーラーやキノコ狩りをしている人に買い取ってもらうことで治せます。
味付け用調味料
食べ物系アイテムの使用時に自動的に併用されるアイテムなんてものもありました。「しお」「タバスコ」「コンデンスミルク」などの調味料類です。
その食べ物と相性が良ければ回復量が2倍になります。例えばゆでたまごと塩、ピザとタバスコ、バナナとコンデンスミルクなどの組み合わせが相性が良いです。
味付け小物は安価なので、高い回復効果を持つアイテム一個を購入するより、低い効果のアイテム+相性のいい味付け小物を買う方がお金の節約になりました。また戦闘中に1ターンで大きく回復できる利点もあります。
PPを回復したり基礎能力値を上昇させる貴重なアイテムにも適用されるため、上手く使えばゲームを楽に進められます。
ただし味付け小物と回復アイテムの分で、アイテム欄を二つ占有するというネックもあります。また味付け小物の消費は強制なので、持ち物の組み合わせに気を付けていないと、相性の悪い食べ物に対しても勝手に使用されてしまいます。この辺りの駆け引きも含めてユニークな要素でした。
味付け小物単体で使用することも可能ですが、回復量は極めて低いです。
その食べ物と相性が良ければ回復量が2倍になります。例えばゆでたまごと塩、ピザとタバスコ、バナナとコンデンスミルクなどの組み合わせが相性が良いです。
味付け小物は安価なので、高い回復効果を持つアイテム一個を購入するより、低い効果のアイテム+相性のいい味付け小物を買う方がお金の節約になりました。また戦闘中に1ターンで大きく回復できる利点もあります。
PPを回復したり基礎能力値を上昇させる貴重なアイテムにも適用されるため、上手く使えばゲームを楽に進められます。
ただし味付け小物と回復アイテムの分で、アイテム欄を二つ占有するというネックもあります。また味付け小物の消費は強制なので、持ち物の組み合わせに気を付けていないと、相性の悪い食べ物に対しても勝手に使用されてしまいます。この辺りの駆け引きも含めてユニークな要素でした。
味付け小物単体で使用することも可能ですが、回復量は極めて低いです。
どこでもアイテムの管理・売買が行えるシステム
「運送屋・ピザ屋」
電話で連絡をすると一定時間後に担当員が駆け付け、運送屋ではアイテムの預け入れ、ピザ屋では回復アイテム・ピザの購入が可能です(双方とも有料)。
ストーリー上、一時離脱してしまう仲間キャラにキーアイテムを預けていた場合、離脱と同時に自動的に運送屋に預けられます。その旨はちゃんと電話で伝えられるので心配は無用です(笑)。
アイテム「道具屋の看板」
看板を見つけた客が全力ダッシュで近付いてきて、不要なアイテムを買い取ってくれます。敵の蔓延るフィールドだろうとダンジョンだろうとお構いなしでおじさんやおばさんが駆けつけては消えていくその流れはなかなかシュールです(笑)。
双方ともに、地上フィールドの他、ダンジョン内でも利用可能です。
ただし、一部のダンジョンと地底大陸のフィールド上では使用不可。使用不可能な場所で連絡したり、連絡後に使用不可能な場所へ移動した場合、苦情の電話がかかってきて強制的にキャンセルされます。
電話で連絡をすると一定時間後に担当員が駆け付け、運送屋ではアイテムの預け入れ、ピザ屋では回復アイテム・ピザの購入が可能です(双方とも有料)。
ストーリー上、一時離脱してしまう仲間キャラにキーアイテムを預けていた場合、離脱と同時に自動的に運送屋に預けられます。その旨はちゃんと電話で伝えられるので心配は無用です(笑)。
アイテム「道具屋の看板」
看板を見つけた客が全力ダッシュで近付いてきて、不要なアイテムを買い取ってくれます。敵の蔓延るフィールドだろうとダンジョンだろうとお構いなしでおじさんやおばさんが駆けつけては消えていくその流れはなかなかシュールです(笑)。
双方ともに、地上フィールドの他、ダンジョン内でも利用可能です。
ただし、一部のダンジョンと地底大陸のフィールド上では使用不可。使用不可能な場所で連絡したり、連絡後に使用不可能な場所へ移動した場合、苦情の電話がかかってきて強制的にキャンセルされます。
前作からの改善点・評価点
エンカウントの煩わしさの解消
前述のシンボルエンカウント方式の採用に伴い、エンカウントの煩わしさが解消されました。
マップの広さに対して考えれば、比較的敵シンボルの配置数は多くなく、程よいエンカウントで戦闘が楽しめます。
主人公が強くなると敵シンボルが逃げていくため、経験値の足しにならない弱い敵といちいち戦闘する手間もありません。この場合、例え接触したとしても背後を取られない限りは、画面の一瞬の暗転とともに戦闘に勝利します。
敵シンボルに接触さえしなければ戦闘が起きないため、敵シンボルを回避する手段を使えば戦闘を回避することもできます。
ただしその方法はややテクニカル。具体的にはテレポートの前動作によるダッシュの利用や、フィールドの画面表示範囲の調整による敵シンボル出現判定のやり直しなど。
アイテム「スキップサンド」を用いて移動速度を上昇させることでも敵シンボルを回避しやすくなります。
戦闘終了後は一定時間敵シンボルをすり抜けることができる上に、この時は敵が追ってこないため、この間に敵シンボルを通り抜けて先に進んだり、敵の背後を取って先制攻撃を狙うことができます。
マップの広さに対して考えれば、比較的敵シンボルの配置数は多くなく、程よいエンカウントで戦闘が楽しめます。
主人公が強くなると敵シンボルが逃げていくため、経験値の足しにならない弱い敵といちいち戦闘する手間もありません。この場合、例え接触したとしても背後を取られない限りは、画面の一瞬の暗転とともに戦闘に勝利します。
敵シンボルに接触さえしなければ戦闘が起きないため、敵シンボルを回避する手段を使えば戦闘を回避することもできます。
ただしその方法はややテクニカル。具体的にはテレポートの前動作によるダッシュの利用や、フィールドの画面表示範囲の調整による敵シンボル出現判定のやり直しなど。
アイテム「スキップサンド」を用いて移動速度を上昇させることでも敵シンボルを回避しやすくなります。
戦闘終了後は一定時間敵シンボルをすり抜けることができる上に、この時は敵が追ってこないため、この間に敵シンボルを通り抜けて先に進んだり、敵の背後を取って先制攻撃を狙うことができます。
ゲーム進行の快適さの向上
「有料ヒント屋の追加」
本シリーズは一般人のセリフが豊富ですが、攻略と関係無い「雑談」が多く、一度詰まるとヒントや原因に気付きにくいので救済措置としての有用性は高いです。
前作にも一応存在はしたのですが、聞けるのが一部の重要事項に対するヒント3つのみだったのに対し、本作では進行状況に応じて教えてくれる内容が随時変わっていきます。ヒント内容も分かりやすく、すべきことをピンポイントで教えてくれることもあったりと利便性が向上しています。
また、総額3000ドルもかかった前作に比べ、値段もお手頃でした。
ちなみにこのヒント屋も、ヒント以外にユニークな小話を話してくることがあります。
「はなす」や「チェック」のコマンドをワンボタン&片手で実行できる「便利ボタン」がLボタンに割り当てられたところも高ポイントですね。
「移動性能の改善」
前作に比べてフィールド上での歩行速度が上昇しています。マップ自体も前作よりも広くはないため、相対的にテンポの遅さはあまり感じずに済むようになりました。
しかも移動速度をさらに上昇させるアイテム「スキップサンド」が導入されました。
消費アイテムですが序盤から購入でき、移動速度が一定時間上昇します。
また高速移動できる乗り物として「じてんしゃ」が存在します。ただし当たり判定が大きく非常に操作し難い上、「2人乗り禁止」ということで乗れるタイミングも限られるため、高速移動手段というよりはお遊びアイテムといった感じのものですが。
発動に助走が必要なPSI「テレポートα」を途中でわざと失敗し、助走を高速移動代わりに使うという小技もあります。
「1人あたりのアイテム所持可能数が増加」
回復アイテムも1人で十分な数を持てるようになり、ドラムロール式戦闘システムの採用もあってHPが減少しているキャラクターに対するフォローもしやすくなりました。
前作にはなかった「アイテム説明文」も追加され、その内容もユーモアセンスあふれる解説で充実しており、面白味があります。
本シリーズは一般人のセリフが豊富ですが、攻略と関係無い「雑談」が多く、一度詰まるとヒントや原因に気付きにくいので救済措置としての有用性は高いです。
前作にも一応存在はしたのですが、聞けるのが一部の重要事項に対するヒント3つのみだったのに対し、本作では進行状況に応じて教えてくれる内容が随時変わっていきます。ヒント内容も分かりやすく、すべきことをピンポイントで教えてくれることもあったりと利便性が向上しています。
また、総額3000ドルもかかった前作に比べ、値段もお手頃でした。
ちなみにこのヒント屋も、ヒント以外にユニークな小話を話してくることがあります。
「はなす」や「チェック」のコマンドをワンボタン&片手で実行できる「便利ボタン」がLボタンに割り当てられたところも高ポイントですね。
「移動性能の改善」
前作に比べてフィールド上での歩行速度が上昇しています。マップ自体も前作よりも広くはないため、相対的にテンポの遅さはあまり感じずに済むようになりました。
しかも移動速度をさらに上昇させるアイテム「スキップサンド」が導入されました。
消費アイテムですが序盤から購入でき、移動速度が一定時間上昇します。
また高速移動できる乗り物として「じてんしゃ」が存在します。ただし当たり判定が大きく非常に操作し難い上、「2人乗り禁止」ということで乗れるタイミングも限られるため、高速移動手段というよりはお遊びアイテムといった感じのものですが。
発動に助走が必要なPSI「テレポートα」を途中でわざと失敗し、助走を高速移動代わりに使うという小技もあります。
「1人あたりのアイテム所持可能数が増加」
回復アイテムも1人で十分な数を持てるようになり、ドラムロール式戦闘システムの採用もあってHPが減少しているキャラクターに対するフォローもしやすくなりました。
前作にはなかった「アイテム説明文」も追加され、その内容もユーモアセンスあふれる解説で充実しており、面白味があります。
グッズ(アイテム)の効果の明確化と遊び心溢れる『説明』
キーアイテムから装備品、回復グッズに至る全てに「せつめい」が付き、解説されるように。「なんどでもつかえる。」「いちどつかうとなくなる。」等回数も教えてくれます。
装備品は装備できるキャラや、耐性まで説明してくれるようになりました。
回復グッズも数値付きでどれくらい回復するか教えてくれる上、移動速度アップのスキップサンドも何秒効果が持続するか丁寧に教えてくれます。
装備品は装備できるキャラや、耐性まで説明してくれるようになりました。
回復グッズも数値付きでどれくらい回復するか教えてくれる上、移動速度アップのスキップサンドも何秒効果が持続するか丁寧に教えてくれます。