フランダースの犬の最終回で、ネロとパトラッシュが最後に見たルーベンスの絵はベルギーのアントワープ聖母大聖堂にあり、キリスト降架という絵画(1612年)で、この絵は人類の罪を身代わりに背負うキリストの様子を描いた作品で、縦4m21cm、横3m11cmにも及ぶ大作です。
— 若草物語 (@tenkuu999) October 17, 2015
萩「以前勤めていたCDショップで「フランダースの犬」のビデオの客注があった。
— 運び屋コピペbot (@hkby_bot) October 17, 2015
注文を受けた店長のメモには「フラダンスの犬」と書いてあった」
フランダースの犬、パトラッシュが元気になる回泣ける(T_T)
— あかちん@ジョジョ沼 (@akn_no13) October 17, 2015
ネロのとこにきて寝るやつ泣ける。
最終回ネタバレ
朝から何も食べておらず、パトラッシュの体力は限界を迎えようとしていました。
しかし、ネロが自分の傍を離れたのは、何かただ事ではないことを感じ取り、パトラッシュは、ネロに会いたい一心で歩きつづけるのでした。
アロアの家では、風車小屋の修理を頼まれたノエル爺さんが、なぜ風車小屋から出火したのかを話します。
それは、風車小屋を掃除もせずに毎日使いつづけたため、埃が溜まった歯車が摩擦熱で火を噴き、その火の粉が小麦袋に落ちたのが原因でした。
それなのに、村中に、「ネロが放火した」という噂が広まっていることの責任を、ノエル爺さんはハンスとコゼツの旦那に問いただします。
二人は深く反省し、すぐにネロの家へ行って謝ることにしました。
その頃、クリスマスに戻ってくるという約束を果たしにやってきたヌレット婆さんが、誰もいないネロの家を見て不信に思います。やってきたミシェルが、ヌレット婆さんにジェハン爺さんの死を告げますが、それでもネロがいないことに不安を覚えた二人は、ネロを探し始めました。
アロアたちがネロの家へつくと、テーブルの上に残されていたネロの置手紙から、ネロが家を出て行ってしまったことがわかります。
そこへ、ジョルジュとポールが、アントワープの絵画コンクールの審査員だった画家を連れて入ってきました。
その男性は、ネロの絵に「大画家ルーベンスの跡継ぎになり得る恐るべき素質を感じるから、彼を引き取って、その絵の才能を伸ばしてやりたい」と言うのです。
しかし、もう手遅れです。
集まった大人たちは、やるせない気持ちになりながら、ネロを憐れみ、村人総出でネロの捜索を始めました。
ネロに辛く当たってきた大人たちは反省してネロに許しを請いながら、ネロの味方だった大人たちはネロの無事を祈りながら、必死の捜索をつづけました。
ネロは、朦朧とした意識の中、知らず知らずのうちに大聖堂の前までたどり着いたことに気づきます。
大聖堂からは、クリスマスのミサを終えて帰る人々が、出てゆきます。
ネロは開いている扉をみつけて、吸い込まれるようにして中へ入ってゆきました。
蝋燭の灯りのともる、静かな大聖堂の中を歩いていると、ネロは、普段、有料でしか見られないルーベンスの大絵画のカーテンが開いていることに気づきます。
ネロはすべてを忘れて、その絵画に駆け寄り、つづいて二枚目の絵も目にしました。
あれほど見たくて仕方がなかった名画を、とうとう今、自分はこの目にしているのだ!
そう思うと、あまりの幸せに、ネロは跪いてマリア様へ感謝の祈りを捧げます。
祈り終えると、ネロは空腹と疲労で床へくずおれてしまいました。
同じころ、ネロの匂いを追ったパトラッシュが、やっと大聖堂の入り口へとたどり着きました。
そして、大聖堂の中で倒れているネロを見つけ、駆け寄ります。
ネロは、パトラッシュが、いつまでも一緒にいようと、自分を探して来てくれたことに礼を言い、そして、今自分は、一番見たかったルーベンスの二枚の絵を見ることができて、とても幸せなことを告げました。
二人は改めてルーベンスの大絵画を見上げます。
しかし、このとき、空腹と疲労から二人には、もう何も力が残っていませんでした。
ネロはパトラッシュに言います。
「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。何だかとても眠いんだ。パトラッシュ・・・・・・」
アロアが、異変を察知して吹雪の中へ駆け出し、ネロの名を絶叫します。
大聖堂の中では、蝋燭の灯りが消えて、天の光がさしこみ、舞い降りた天使たちが、讃美歌の音色にのって、二人を天にお召しになるのでした。
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ネロとジェハン爺さんの思い入れのこもった首輪と鈴もついています。
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お座り、立ち