70年代、堀越vs明中 芸能アイドル通学戦争
2017年1月16日 更新

70年代、堀越vs明中 芸能アイドル通学戦争

70年代、芸能アイドルが通っている高校として堀越高校と明大中野高校が双璧を担っていました。 当時の内部事情も交えながら紹介してみたいと思います。

12,363 view

70年代からアイドル芸能人を多数排出してきた堀越高校と明大中野高校

偶然の一致ではあるが、両校とも東京の山手地区の中心である中野区に位置し、しかも徒歩15分圏内の近くにある。

まずは堀越高校をさらっと紹介しますね。

堀越高校

堀越高校

堀越高等学校(ほりこしこうとうがっこう)は、東京の山手である中野区中央二丁目にある私立の高等学校で、学校法人堀越学園が運営している。
1923年4月に和洋女子大学の前身である和洋裁縫女学院創設者の堀越千代が堀越高等学校の前身となる堀越高等女学校を創立、戦後の1947年に新学制により「堀越中学校・堀越高等学校」に改組する。
1951年3月に私立学校法の制定により学校法人堀越学園となる。1955年4月には高等学校定時制課程を設置、1959年9月に普通科課程、商業科課程を設置、また、1973年4月には全日通学が困難な芸能人やスポーツ選手などに対応した体育コース、及び、芸能コース(現在はトレイト・コースという)を設置する。
したがい、多くの芸能人やスポーツ選手が卒業をしているが、基本的に芸能タレントたちは73年以前は定時制に、それ以降は芸能コースである。
芸能コースは、課外活動などで授業の出席日数が減った時、土日や夏休みを利用して補習を行い、学業とプロフェッショナルな活動の両立を可能にしている。

堀越高校が70年代初頭に排出した芸能タレントでは今では超有名事務所のジャニーズ所属だったフォーリーブスの3人であった。

フォーリーブス

フォーリーブス

フォーリーブスの北公次を除く、青山孝史、江木俊夫、及び、おりも政夫が堀越に通っていて、青山孝史とおりも政夫が70年と72年にそれぞれ卒業しているが、江木俊夫は卒業とは書かれていないため、卒業してはいないと思われる。フォーリーブスの中でも特に江木俊夫は人気が高かったため、当時学校に通うだけの時間があったのか推測できるので、おそらく中退ではないでしょうか?!
また、北公次は当時、他メンバーと年齢を合わせるため、年齢詐称をしていたが、実際には3つも上であったことなどを考えれば、高校など眼中になかったのではないかと推察できる。

フォーリーブスの次に新御三家が登場

新御三家

新御三家

芸能界を見るとフォーリーブスの次に人気者となる新御三家の二人である、野口五郎、郷ひろみが74年に卒業している。ちなみに新御三家の一人である西城秀樹は、同じ頃に明大中野を卒業している。
また、野口五郎、郷ひろみと同学年に女優の坂口良子(故人)がいる。
坂口良子

坂口良子

70年代中盤の堀越高校卒業・中退組は芸能界の小粒タレントの宝庫である

75年にはあいざき進也、76年にはずうとるびの今村良樹、清水昭博、城みちる、サッカー解説者の松木安太郎が卒業している。、城みちるや松田新太郎とともに「新新御三家」と呼ばれた。
あいざき進也

あいざき進也

城みちる

城みちる

ずーとるび

ずーとるび

サッカー選手時代の松木安太郎

サッカー選手時代の松木安太郎

70年代後半の堀越高校卒業・中退組には女性歌手・タレント、女優がずらりと集う

77年には元東京都知事で作家の青島幸男の娘で自身も作家の青島美幸、女優の池上季実子、歌手の岩崎宏美、岡田奈々、森昌子などが名を連ねている。
78年にはタレントの荒木由美子、歌手の伊藤咲子、女優の大場久美子、片平なぎさ、歌手の榊原郁恵、林寛子などがいる。
79年には俳優の真田広之、女優の浅野ゆう子、石田えり、歌手の石野真子など草々たるメンバーが揃っている。
52 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • 通りすがり 2023/5/7 11:00

    自分と同年代の芸能人が通っていた芸能人御用達高校って、この記事に書いてある堀越と明大中野定時制の他に、女子校の日出学園や都立代々木(ここも定時制?)位しかなかったような。そういえば、自分の卒業した高校(世田谷区の某私立、当時女子校。今は共学。)に2学年下で在籍していた伊藤智恵理さんって人が明大中野に転校した時は驚いたものです。明大中野定時制と都立代々木はもう無いけど。今は堀越、日出(現・目黒日大で共学化)は健在だけど、クラーク国際や、キンキの光一君や嵐の相葉ちゃんや大野君が通っていた東海大望星やAKBメンバー御用達の晃陽学園や嵐のニノやA.B.C-Zの何人かのメンバーが通っていた立志舎や、東京以外でも、大阪学芸高校とか、福岡の第一薬科高校(間違ってたらすいません。)?とか昔と比べて選択肢が多くなったと思う。余談ですが、ハロプロ関係のアイドルとスウィートパワー所属の女優さんは堀越には通えないのだとか。長々とすみません。

    まりっぺ。 2018/10/31 12:08

    明大中野高校の定時制は、残念ながら90年代後半か2000年以降に少子化の影響で廃校になったけど。
    もしも、今でも健在だったら。多分、今のジャニーズのアイドルと、モー娘。率いるハロプロ系のアイドルを始めに。
    AKB48のメンバーとか、その他モロモロの地下アイドルのメンバー達も在籍してたかもしれない。

    すべてのコメントを見る (2)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

女性アイドルデュオとして一世を風靡したピンク・レディー。その爆発的人気に伴い、巷では様々なピンク・レディーグッズが販売されていました。この記事では、ほんの一部ではありますが懐かしのピンク・レディーグッズを振り返ってみました。
ハナハナ | 437 view
郷ひろみ、アイドルからの旅立ち

郷ひろみ、アイドルからの旅立ち

1972年に颯爽とデビューし、瞬く間に全国の女の子たちのハートを鷲掴みにしてスーパーアイドルとなった郷ひろみ がアイドルから脱皮し自分の道を歩き始めるまでを追ってみました。 それにしても今でもカッコイイ郷ひろみ ですが、アイドル時代はなんともカワイイですよ。
obladioblada | 391 view
「和製プレスリー」本郷直樹の歌手人生…闘病・足切断の試練

「和製プレスリー」本郷直樹の歌手人生…闘病・足切断の試練

1970年代前半に「和風エルビス・プレスリー」と呼ばれデビューした演歌歌手の本郷直樹。にしきのあきら(錦野旦)や野村真樹(将希)らと人気を博した。2021年8月に亡くなった本郷直樹の歌手デビューした時代、俳優活動、晩年の病気や足切断などを時系列で追ってみた。
1977年デビューのフレッシュ3人娘(清水由貴子・榊原郁恵・高田みずえ)の活躍と現在は?

1977年デビューのフレッシュ3人娘(清水由貴子・榊原郁恵・高田みずえ)の活躍と現在は?

1977年デビューの清水由貴子さん、榊原郁恵さん、高田みづえさんはフレッシュ3人娘と言われていました。健康的で太陽のように明るいイメージの3人ですので、さぞやフレッシュだったことでしょう。そんなフレッシュ3人娘は多様な道を歩んでいきました。そんなフレッシュ3人娘の活躍や現在についてご紹介します。
そうすけ | 755 view
「JOHNNYS' ジュニア・スペシャル」(略称:JJS)

「JOHNNYS' ジュニア・スペシャル」(略称:JJS)

1974年夏に結成、 1978年春に解散したジャニース事務所所属の「JOHNNYS' ジュニア・スペシャル」。70年代がよみがえる懐かしい曲…ジャニーズ・ジュニアのメンバーから、デビューを果たした3人の奇跡と解散後の活動。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト