天下の大泥棒が大活躍!『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』は「がんばれゴエモン」シリーズのSFC版第1弾!
2020年2月29日 更新

天下の大泥棒が大活躍!『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』は「がんばれゴエモン」シリーズのSFC版第1弾!

『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』は、1991年7月19日にコナミから発売されたスーパーファミコン用アクションゲームである。前作はファミコンソフトの「がんばれゴエモン2」であり、ゴエモンシリーズとしてはスーパーファミコンで第1作目となる。スーパーファミコンになった事でグラフィック、演出面が圧倒的に向上した事に加え、豊富なミニゲームや江戸時代のような和風テイストに近代のデザインが加わった斬新かつコミカルな世界観が際立つ名作である。

987 view

後のシリーズの作風の原点となった本作!

がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻 スーパーファミコン 通販 販売の【ファミコン倶楽部】 (1627987)

『がんばれゴエモン』シリーズといえば、コナミの看板タイトルの一つであり、『グラディウス』や『悪魔城ドラキュラ』等と同じロングランシリーズである。生誕30年であり、数多くの作品が様々なプラットフォームで展開されてきたが、特にこの『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』は、ゲームシステム、世界観共に後のシリーズの作風を決定付ける重要なタイトルとなった。

本作のアクションシステムは、ファミコン版の過去作のシステムを踏襲しており、上下左右に移動可能な俯瞰視点画面の「町エリア」での探索がそれに当たる。
しかし本作では、ステージギミック盛り沢山のよりアクション性の強い、横スクロール画面の「拠点エリア」、「ボスエリア」が新たに追加された。
『がんばれゴエモン』シリーズの「町エリア」→「拠点エリア」→「ボスエリア」というステージ構成は本作が発祥となる。

二人プレイ時に「おんぶ」状態になり攻撃と移動を分担するシステムや、道場に通って覚えた「術」を巻物を消費して使う事ができたりと、ファミコン版と比べて大幅にパワーアップしている。
ファミコン版から見慣れた画面の「町エリア」!

ファミコン版から見慣れた画面の「町エリア」!

上下左右に移動でき、情報収集やショップでの買い物、ミニゲームやアルバイトなどが行える施設が存在する「町エリア」。ファミコン版の「からくり道中」や「がんばれゴエモン2」を彷彿とさせるパートである。
via binto
アクション性の高い「拠点エリア」!

アクション性の高い「拠点エリア」!

様々なステージギミックや、落下したら即死となる穴などがプレイヤーの行く手を阻む「拠点エリア」。少々アクションゲームが得意でも油断したら一機失う中々の難易度。二人プレイ時はアクションが得意な方におんぶしてもらえばやり易いかもしれない。
via binto
江戸時代っぽいと思いきや近代的!?独自の世界観!

江戸時代っぽいと思いきや近代的!?独自の世界観!

町並みには長屋が立ち並び、如何にも江戸情緒溢れる世界観かと思いきや、遊園地があったりゲームセンターがあったり、からくりロボットが闊歩していたりと謎の世界観が展開される。
via binto

ストーリー

はぐれ町に住む天下の義賊・ゴエモンは、すっかり顔なじみとなった相棒のエビス丸から聞かされたほろほろ寺の女幽霊を退治すべく、さっそくキセルを片手に町を飛び出す。戦いの末、幽霊の正体である忍者猫のクロベエから江戸に危機が迫っていることを知らされた二人は、事態を解決すべく日本横断の旅へと出るのであった。
個性的な主人公の二人!

個性的な主人公の二人!

正義感溢れる義賊の『ゴエモン』と、何処まで本気か良くわからない自称正義の『忍者エビス丸』が本作の主人公。

物語は近隣の「ほろほろ寺」で人々に害を成す女幽霊の退治から始まり、日本を又にかける旅をする事となっていく。

本編そっちのけ!?豊富すぎるミニゲームの数々。

本作は、「町エリア」の探索中に様々な施設を利用する事ができる。その中には迷路、アルバイト、ゲームセンター等が行える施設があり、それらは本編中のアクションゲームとは全く違ったジャンルのミニゲームを楽しむ事ができる。ミニゲームをプレイする事でお金が増えたり、アイテムが貰えたりもするので実用的で、思わず本編そっちのけでそっちに熱中してしまう事もある。一つ一つのミニゲームの完成度に驚かされてしまうだろう。
ミニゲーム1:迷路

ミニゲーム1:迷路

「秘密の迷路」という施設で、どこか「ウィザードリィ」等のRPGを彷彿とさせる主観視点で進む迷路に入る事ができる。中ではお金やアイテムを集める事ができるが、ゴールしなければ獲得する事ができない。迷ってしまってどうしても脱出できなくなってしまったら、ギブアップする事も可能。
via binto
ミニゲーム2:鬼退治

ミニゲーム2:鬼退治

「アルバイト」の施設で行う事ができる、鬼の頭に乗った壺にビー玉を入れるミニゲーム。距離感が非常に重要で、左右に高速で振れる▽矢印で方向が決まり、パワーゲージで飛距離が決まる。筆者的に一番難しかったミニゲーム。
via binto
ミニゲーム3:ペンキ塗り

ミニゲーム3:ペンキ塗り

「アルバイト」の施設で行う事ができる、白い壁を二度塗りする事なく綺麗に塗って行くのがルール。ペンキを塗る刷毛を操作するのだが、刷毛は勝手に前進し、どんどんスピードアップして行く。一度でも既に塗った箇所を通ったら終了となる。結構難しく、筆者は全ての面を塗りきった事は無い。
via binto
ミニゲーム4:モグラ退治

ミニゲーム4:モグラ退治

「アルバイト」の施設で行う事が出来る、オーソドックスなモグラ叩き。スーパーファミコンのコントローラーの十字キーとボタン配置に一致した箇所の穴を叩いて行く。叩いたモグラの種類によって、貰える賞金が変わる。
via binto
ミニゲーム5:占い

ミニゲーム5:占い

占いやで今日の運勢を占ってくれる。ミニゲームという程で無いかもしれないが、一応お楽しみ要素有り。占いの結果次第で、店を出た直後に回りがお花ちゃんだらけだったり、敵だらけだったり、何も起きなかったりする。
via binto
ミニゲーム6:丁半博打

ミニゲーム6:丁半博打

丁半小屋で行う事ができるミニゲーム。丁半といえば、サイコロの出た目の合計が偶数か奇数かを当てる物だが、本作では三つのサイコロの合計値が最大の18の半分より上か下かを当てるシンプルな物になっている。
via binto
ミニゲーム7:壁崩し

ミニゲーム7:壁崩し

ゲームセンターの施設で行う事ができる、「アルカノイド」を彷彿とさせるブロック崩しゲームを遊ぶ事ができる。開始前に三つのアイテムを選択して有利にプレイできる事ができたりと、細かい付けたしもある。お金はかかるが、クリア報酬等は特に無く、ただ遊ぶだけである。
via binto
ミニゲーム8:グラディウス

ミニゲーム8:グラディウス

ゲームセンターの施設で行う事ができる。同社コナミより発売の横スクロールシューティングゲームの「グラディウス」の1面をプレイする事ができる。レーザーやオプションもしっかり実装されており、ゴエモンの中で普通にグラディウスが遊べるという驚きのミニゲーム。
via binto
ミニゲーム9:クイズ

ミニゲーム9:クイズ

アップダウンクイズをクイズ小屋で行う事ができる。クイズの内容はあくまでゲーム中のステージ2までの内容からの出題となっている。自身の座席が一番上まで達したら賞金獲得となる。
via binto
20 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

独特な操作性「ラバーリング・アクション」に病みつき!SFCソフト「海腹川背」の奥深いシステムと悲しい裏設定!

独特な操作性「ラバーリング・アクション」に病みつき!SFCソフト「海腹川背」の奥深いシステムと悲しい裏設定!

SFCソフト「海腹川背」は、1994年12月23日に株式会社TNNから発売されたアクションゲームです。ゴムロープの先についたルアーを壁や天井に引っ掛けて、ビヨーンとした反動で大ジャンプや高速ダッシュをする事ができる「ラバーリング・アクション」が特徴でした。その独特で奥深いシステムから、今なおタイムアタックが競われたりする人気タイトルの初代となります!
binto | 5,854 view
50階の塔を駆け上れ!アーケードでロングヒットしたアクションゲーム「マジックソード」がSFCへ移植!

50階の塔を駆け上れ!アーケードでロングヒットしたアクションゲーム「マジックソード」がSFCへ移植!

1990年にアーケードで稼動していた人気横スクロールアクションゲーム「マジックソード」が、家庭用に1992年5月29日にSFCへ移植され発売されました。移植のクオリティが非常に高く、グラフィック、サウンド共に非常に好評価であった本作を買ったアクションゲーム好きの方、いらっしゃるのではないでしょうか?
binto | 17,076 view
良ゲー?それともクソゲー??ジャレコから発売されたSFCソフト「ラッシング・ビート」は突っ込み所が多かった!!

良ゲー?それともクソゲー??ジャレコから発売されたSFCソフト「ラッシング・ビート」は突っ込み所が多かった!!

SFCソフト「ラッシング・ビート」は1992年3月27日、ジャレコ開発により発売されたベルトスクロールアクションゲームです。 同ジャンルの有名ゲームである、1989年発売の「ファイナルファイト」と比較される事が多く、パクり・・・いやリスペクトして作られたのかと思う所が多々あります。
binto | 19,853 view
夢の共演!仮面ライダー、ウルトラマン、ガンダム達が共に闘うアクションゲーム『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』。

夢の共演!仮面ライダー、ウルトラマン、ガンダム達が共に闘うアクションゲーム『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』。

『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』は1990年12月29日にバンプレストより発売されたスーパーファミコン用アクションゲームである。本作は著名な作品、「機動戦士ガンダム」、「仮面ライダー」、「ウルトラマン」のキャラクター達がSD化し、独自の世界で一同に会するクロスオーバー作品である。お祭りゲー的な「コンパチヒーローシリーズ」の第一弾であり、簡単な操作で次々に敵を倒していく爽快感と、意外に硬派な難易度を持った作品である。
binto | 18,128 view
珍しい疑似3D画面、SFCソフト『アクスレイ』は縦と横、どっちも楽しめるシューティングゲーム!

珍しい疑似3D画面、SFCソフト『アクスレイ』は縦と横、どっちも楽しめるシューティングゲーム!

SFCソフト『アクスレイ』は、1992年9月11日にコナミより発売されたシューティングゲームである。本作は、縦スクロール面と横スクロール面が交互のステージ構成となっており、同社発売のシューティングゲーム「沙羅曼蛇」を彷彿とさせる。特に縦スクロール面に関しては、背景画面にパースをかける事による疑似3D表現がなされており、奥行きのある立体感を感じさせるゲーム画面が非常に特徴的な物になっている。
binto | 8,300 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト