1996年1月に販売開始、トヨタ・キャバリエ
実情としては、日米の貿易摩擦緩和を図るべく1995年に販売されていたシボレー・キャバリエをベースに、トヨタの技術協力の下で仕様変更を施したというものでした。GMから輸入する形でのOEM供給だったのです。
4ドアセダン、および2ドアクーペにて展開しました。
シボレー・キャバリエの生産背景
1980年代初頭にかけて北米市場において、ドイツ製や日本製をはじめとしたFF駆動のコンパクトカーが販売台数を大きく伸ばし始めており、また1970年代中盤からのオイルショックによるガソリン価格の向上がそれに拍車をかけていたため、それまでの北米における大型車を中心とした自動車勢力図に変化が生じ始めていた。キャバリエは、GMにより主にそれらの海外製コンパクトカーに対抗する車種として、また需要の伸びていた低燃費車として企画された。
純正AM/FMカセットステレオはシボレー・キャバリエのものをそのまま採用したため、トヨタ車として見れば異例の時計表示機能付きステレオでもあり、オプションで蛍光管式デジタルクロックを選ぶことも出来ない。
主に2パターンのCMが展開されました
どちらかというと、所ジョ-ジさんの印象が強く残っている方が多いかもしれません。
「楽ち~んキャバリエ~♪」「キャバリエは大人のスニーカー」「青キャバ赤キャバ金キャバ~」など、所ジョージさんの醸し出す雰囲気が特徴的なCMでしたね。
所ジョージプロデュースによる特別仕様車「金キャバ」は大胆な試みだったと思います。
「トヨタ×GM」色を前面に打ち出したキャバリエCM
トヨタ キャバリエ TV-CM 1996
1996 Toyota Cavalier (Chevrolet Cavalier) Japanese TV Advert
「楽ち~んキャバリエ~♪」など、所ジョージを前面に打ち出したキャバリエCM
今思えば、よほど大々的に所ジョージさんを起用していたのだなと思います。