そんな今までの「魔法少女シリーズ」とはどうも違う「ララ」なのですが、忘れられないのがその第8話です。
コンパクトをなくしてしまったみほは、魔法でそれを出現させます。服以外でもいいんだ、とCDを出してみたりカメラを出してみたり。
そして猫が欲しかったみほは、それも出現させます。最初はただの猫の置物だったのに、なぜか次の日には生きた本物の猫になっていました。
名前をリルに決め、首輪をつけてあげて、両親に内緒で可愛がるみほ。お風呂に入れてあげたり、ドライヤーで乾かしてあげたりします。
ところがリルは、家の外に逃げてしまうのでした。
名前を呼びながら、必死にリルを探すみほ。
雷が鳴り、ついには雨が降り始めます。
そして泣き崩れたところで、やっとリルが現れるのでした。
抱き締めるみほ。両親に言い、きちんと飼ってあげようと決意します。
夜、みほのベッドに上がってくるリル。
それを愛おしそうに見つめるみほ。
ララとしての仕事のあと「はやく家に帰ってリルにごはんをあげなきゃ!」。
急いで家に帰るみほ。
しかしララからみほに戻ったときに、今までの魔法もすべて消えてしまっていたのでした。
消えるコンパクト。
消えるCD、カメラ。
そして首輪を残してリルも……。
家に帰ってきたみほ。
「ただいまー。リルー?」
ドアを開けた音で、ばっさりアニメは終わり。
えええ!?
確かにみほが泣くシーンは見たくないけど、そこから回復する、元気を取り戻すシーンまで描いてこそ、子供向けアニメなんじゃないの?
後味がとっても悪すぎるよ!
コンパクトをなくしてしまったみほは、魔法でそれを出現させます。服以外でもいいんだ、とCDを出してみたりカメラを出してみたり。
そして猫が欲しかったみほは、それも出現させます。最初はただの猫の置物だったのに、なぜか次の日には生きた本物の猫になっていました。
名前をリルに決め、首輪をつけてあげて、両親に内緒で可愛がるみほ。お風呂に入れてあげたり、ドライヤーで乾かしてあげたりします。
ところがリルは、家の外に逃げてしまうのでした。
名前を呼びながら、必死にリルを探すみほ。
雷が鳴り、ついには雨が降り始めます。
そして泣き崩れたところで、やっとリルが現れるのでした。
抱き締めるみほ。両親に言い、きちんと飼ってあげようと決意します。
夜、みほのベッドに上がってくるリル。
それを愛おしそうに見つめるみほ。
ララとしての仕事のあと「はやく家に帰ってリルにごはんをあげなきゃ!」。
急いで家に帰るみほ。
しかしララからみほに戻ったときに、今までの魔法もすべて消えてしまっていたのでした。
消えるコンパクト。
消えるCD、カメラ。
そして首輪を残してリルも……。
家に帰ってきたみほ。
「ただいまー。リルー?」
ドアを開けた音で、ばっさりアニメは終わり。
えええ!?
確かにみほが泣くシーンは見たくないけど、そこから回復する、元気を取り戻すシーンまで描いてこそ、子供向けアニメなんじゃないの?
後味がとっても悪すぎるよ!
あまりにも今までと違う作風
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そんな「ララ」なのですが、私が今までの「魔法少女シリーズ」と決定的に違うと思うのは、魔法によって「別な誰か」ではなく、「未来の自分」に変身するところだと思うのです。
綺麗なララは、未来の自分。これは少女たちに夢を与えることができたのだろうか、と思ってしまうのです。
「魔法少女シリーズ」というのは、平凡な自分からの変身、平凡な日常からの変身、言うなれば「みにくいアヒルの子」が魔法によって美しい白鳥になるという幻想の物語。魔法がない現実のこの世界では、アヒルの子は結局アヒルになるしかありません。そんな少女たちに一時の夢を見せるのが「魔法シリーズ」の仕事だと私は思っているのです。
それなのにララは、将来は白鳥になる、と約束されているのですから、どうにも勝手が違うのです。
綺麗なララは、未来の自分。これは少女たちに夢を与えることができたのだろうか、と思ってしまうのです。
「魔法少女シリーズ」というのは、平凡な自分からの変身、平凡な日常からの変身、言うなれば「みにくいアヒルの子」が魔法によって美しい白鳥になるという幻想の物語。魔法がない現実のこの世界では、アヒルの子は結局アヒルになるしかありません。そんな少女たちに一時の夢を見せるのが「魔法シリーズ」の仕事だと私は思っているのです。
それなのにララは、将来は白鳥になる、と約束されているのですから、どうにも勝手が違うのです。
それでも最後は素晴らしい!
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結局「ララ」は視聴率も振るわず、当初予定していた52話の半分、26話で終了してしまいました。やはり今までとあまりにも違うのが、受けなかったのでしょうか。
それでも!最後のシーンは素晴らしいし、感動的だったことを私は強く主張したいと思います。終わり良ければすべて良し。
もうララに変身することもできないみほ。
街を歩いていると、ララの専任スタイリストであったコミさんに出会います。
コミさんはみほに「お風呂に入ると解けてしまう魔法」をかけてあげます。それはヘアメイク。
そしてコミさんは言うのです。
「君、ララだよね。ヘアメイクしてたらわかった。だってララのことは、ぼくが一番良く知ってたんだから。
笑ってごらん、みほ。あと何年かしたら君は、本物のララになれるんだよ」
そしてみほは、鏡を見て笑うのです。
なりたいものに自分はなれるのだ、という将来への自信を手に入れて。
「ララ」は、主人公であるみほの成長物語としては、絶対に悪くはないと、私は思うのでした。
それでも!最後のシーンは素晴らしいし、感動的だったことを私は強く主張したいと思います。終わり良ければすべて良し。
もうララに変身することもできないみほ。
街を歩いていると、ララの専任スタイリストであったコミさんに出会います。
コミさんはみほに「お風呂に入ると解けてしまう魔法」をかけてあげます。それはヘアメイク。
そしてコミさんは言うのです。
「君、ララだよね。ヘアメイクしてたらわかった。だってララのことは、ぼくが一番良く知ってたんだから。
笑ってごらん、みほ。あと何年かしたら君は、本物のララになれるんだよ」
そしてみほは、鏡を見て笑うのです。
なりたいものに自分はなれるのだ、という将来への自信を手に入れて。
「ララ」は、主人公であるみほの成長物語としては、絶対に悪くはないと、私は思うのでした。
2021/5/7 09:55
当時アニメで見てました
アニメ声じゃ無いからダメってコメントは違うと思う
ちゃおで連載してたきらりんレボリューションも主人公に声優じゃなくてアイドル起用してて、自分は声違うから嫌で当時見なかったけどあれだけヒットしたし
2020/10/25 18:39
絵柄もそうですがアニメありきの新連載ってのは当時りぼんっ子には受け入れられなかったと思いますね
巻頭カラーの新連載でアニメ化決定の文字
自分も?って思ったのを覚えています
*リリでもルルでもない 2019/9/26 01:09
ファンシーララとっても懐かしいです。
何話かリアルタイムで観ていました。
放送当時は、小学生でしたがたしかりぼんで連載されていて、漫画からアニメを観始めましたが漫画と絵柄が全くの別物でショックというかがっかりしたのを覚えています。漫画に比べるとアニメの絵柄はリアルすぎるというか古臭い感じがあり、あと声優さんがいかにもなアニメ声じゃなかったのがよくなかったんじゃないかなーと思います。