バレンタイン・デーに聴きたい!名曲「My Funny Valentine」聴きくらべ!
2017年2月13日 更新

バレンタイン・デーに聴きたい!名曲「My Funny Valentine」聴きくらべ!

2月14日はバレンタイン・デー。バレンタインにちなんだ曲は数あれど、多くのアーティストがカバーしていることからも分かるとおり、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は中でも特に人気がありますよね。というわけで、今回はこの名曲をいろいろなアーティストのヴァージョンで聴きくらべてみましょう!

8,339 view

名曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

この曲を書いたのは?

ロジャース&ハート

ロジャース&ハート

作詞したローレンズ・ハート(写真右)と、作曲したリチャード・ロジャース(写真左)。二人は1919年からソングライター・チームとして活躍し、ハートが亡くなる1943年までの間に500曲以上を共作しました。中でも、1937年にミュージカル『ベイビーズ・イン・アームス』のために書かれたこの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は、これまで600以上のアーティストによりカバーされ、ジャズのスタンダード・ナンバーとして広く知られる名曲となったのです。

歌詞の内容は?

オリジナルを歌ったのは?

ミッチ・グリーン

ミッチ・グリーン

1937年にブロードウェイで初演されたミュージカル『ベイビーズ・イン・アームス』で、子役スターのミッチ・グリーンが歌ったことにより、この曲は発表されました。

最初にヒットさせたのは?

1944 Hal McIntyre - My Funny Valentine (Ruth Gaylor, vocal)

この曲を最初にヒットさせたのは、管楽器奏者ハル・マッキンタイヤー。ルース・ゲイラーをヴォーカルにフィーチャーしたレコードで、1945年にヒットチャートの16位を記録してます。
というわけで、この曲について基本的なことを知ったところで、以下様々なアーティストによるカバー・ヴァージョンを聴きくらべてみましょう!

女性シンガーが歌う「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

元々、女性目線の歌詞のようなので、やはり女性シンガーが歌うことが多いですね!

チャカ・カーン

Chaka Khan - My Funny Valentine (Waiting To Exhale Soundtrack)

1995年の映画『ため息つかせて』のサントラに収録されたナンバー。映画に主演していたホイットニー・ヒューストンをはじめ、アレサ・フランクリンやTLC、ブランディ、SWV、トニ・ブラクストンなど豪華なR&Bコンピレーションとしても楽しめるアルバムでした。チャカはかつてジャズ・アルバムをリリースしたこともあるので、この手のジャズ・ナンバーを歌ってもしっくりきますね!

Amazon.co.jp: Original Soundtrack, Waiting To Exhale: Original Soundtrack Album - ミュージック

チャカ・カーンが歌う「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」収録

ミシェル・ファイファー

My Funny Valentine (by Michelle Pfeiffer)

女優ミシェル・ファイファーが歌った「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」!彼女、歌でもいい味を出してますよね~。1989年公開の映画『恋のゆくえ(The Fabulous Baker Boys)』の中でこの曲を歌っており、サントラ盤にも収録されてます。同じく映画の中では「君の瞳に恋してる」も歌っているのですが、残念ながらそちらはサントラ盤に収録されていません・・・。

リッキー・リー・ジョーンズ

My Funny Valentine Rickie Lee Jones

シンガー・ソング・ライターの彼女が、懐かしい楽曲をカバーしたミニ・アルバム『Girl At Her Volcano(邦題:マイ・ファニー・ヴァレンタイン)』にライヴ・ヴァージョンで収録された一曲。一般的にレコードといえば7インチ(シングル)か12インチ(アルバム)が多いのですが、あえてこの作品は10インチという中途半端な体裁で1983年にリリースされたのでした。それこそまさに、古いジャズ・レコードのサイズ!そこまで拘ったことからも分かるとおり、ホントに名演です!
52 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

これがアメリカでプラチナディスクを獲得したジャズ・アルバムです

これがアメリカでプラチナディスクを獲得したジャズ・アルバムです

アメリカレコード協会が発表した、ジャズでプラチナディスクを獲得したアルバムを一挙ご紹介します!
obladioblada | 501 view
知らないと損をする!名盤という名盤にこれでもかというほど顔を出すポール・チェンバースというベーシスト。

知らないと損をする!名盤という名盤にこれでもかというほど顔を出すポール・チェンバースというベーシスト。

レコード・レーベルを超えて参加した曲、アルバムの数は尋常ではありません。しかも、それがことごとく名曲、名盤ときては驚きしかありません。にも拘わらず、ポール・チェンバースの認知度は低いんですよね。理不尽だなぁ。
obladioblada | 3,942 view
訳の分からないマイルス・デイヴィスの ビッチェズ・ブリューは何故こんなにも称賛されるのか?

訳の分からないマイルス・デイヴィスの ビッチェズ・ブリューは何故こんなにも称賛されるのか?

フュージョンというジャンルを確立したアルバムと言われるマイルス・デイヴィスの 「ビッチェズ・ブリュー」。マイルスの代表作ということだけではなく、ジャズを代表する作品としても評価されています。しかし、ジャズに関心がない方がはじめて「ビッチェズ・ブリュー」を聴くと「理解できない」「退屈」という意見が多くをしめます。では何故こんなにも称賛されるのでしょう?
obladioblada | 15,929 view
人気がないのは分かってます。でも、1人でも多くの人にJAZZを聴いてほしいんです。ブルーノートを!

人気がないのは分かってます。でも、1人でも多くの人にJAZZを聴いてほしいんです。ブルーノートを!

ジャズに人気がない原因のひとつは「ジャズは難しい」という先入観があるからではないでしょうか?!ジャズにはブルーノートという多くの名盤をリリースしている素晴らしいレーベルがあります。中でもマイルス・デイヴィスのトランペットが冴える「枯葉」はこれからジャズを聴こうという方には最高です。ブルーノートとマイルス・デイヴィスのちょっといい関係、ご紹介します。難しくはありませんよ!
obladioblada | 1,561 view
嘘だと思ったら是非一度聴いてみてほしい。R&B界最高の女性ボーカリスト、チャカ・カーン

嘘だと思ったら是非一度聴いてみてほしい。R&B界最高の女性ボーカリスト、チャカ・カーン

多くのボーカリスト達に影響を与え続けているチャカ・カーンは、ファンクバンド、ルーファスのボーカルとしてデビューしました。歌やリズム感の素晴らしさと同時に初々しさも感じることの出来るルーファス時代のチャカ・カーンをご紹介します。R&B界最高のボーカルを是非聴いてみてください。
obladioblada | 4,201 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト