もともと緊張しぃなので心臓飛び出そうってぐらい緊張して。
それをやめたくて、だから気楽にいきましょうって付けたんだとも思います。
100%楽しみ過ぎてもミュージシャンというのはお客さまを置いていくので、「自分たちが最高!」ってだけのステージじゃなくて、
どう共有されているかって、余裕ないくせに1人1人の顔を見たりとか(笑)。
自分が歌っている瞬間というか、自分の立ち位置が明確になるので意識のポジショニングを大事にしてます。
また、カラダは楽器ですから、歌う時の姿勢がちゃんとしてないとっていうのは気を付けています。
編集部
今後のライブで「こんなことをやりたい」みたいな希望などはありますか?
やっぱりワンマン以外もやりたいですね。
1人ではたった1人の力ですけど、今日みたいに山田さんとか他の方と一緒にできるとちょっと面白いというか、自分のキャラが広がっていくので。
誰かを受け入れていくコラボレーションというのは自分の世界観も広がるし、色んな方とやれればいいなと。
これまで保守的に生きてきた感じがするんです。封印されていたような。
「動いてる。宇徳敬子が動いてる」って、Youtubeで書かれたりしてますけど(笑)。
基本的に自分の性格は楽天的にいくタイプなので、これから封印を解いていくという感じですね。
編集部
B.B.クィーンズ、Mi-Keを経てソロデビューされましたが、当初ソロで戸惑ったことはございましたか?
ほんとはソロアーティストでいくってオーディションで決まってたんです。
でもその前に「ちょっと面白いことやらない?」って、B.B.クィーンズが始まって、社会現象になって…。
つまり、自分を売り出すというよりも、エンターテインメントでやっているっていう意識があったので、ソロが普通というか自分の素がそのまま出ているだけなので。
ソロは素の私だから、戸惑うっていうよりも今まで着ていた企画の衣装を脱いでTシャツにジーパンとか、ありのままの自分なので楽になったという感じでした。
とまどいって言ったら…
ソロ活動は会社の方針で一切メディアに出ない方向となっていった訳ですが…。
ファーストアルバムの『砂時計』は当時、意外にも女子高生に反響があったと聞いていて‥
自分としては、全くの新人アーティストみたいにデビューしている感があって、宇徳敬子から知った方はMi-Keを知らなくて。
「なんで宇徳さんがB.B.クィーンズやMi-Keにいるの?」って繋がりを知らない方が多かったのが面白かったです。
編集部
ソロデビューでも活躍されてその後、2001年以降しばらく表立った活動をされてませんでしたが、この頃のお話をお聞かせ下さい。
曲は凄く書いてましたね。
でも、自分がやりたいことと会社の方針が違って、良いものできたと思ってもお取り置きとか…。
いつ出すの?いや今でしょ!(笑)っていうのがあったんです。
だから『砂時計』・『氷』・『満月~rhythm~』の3部作を出してリセット。
コーラスのオファーが多くあったので、自分のことは見送って人のことをやろうって。
でも、私がコーラスをやっているアーティストのCDの中に入っているカラオケで私の声を聴いて過ごしてたってファンの方の声を聞いて…。
自分を応援してくれている人に何かできることないかなと…。
ファンの方の声で私は蘇らせてもらったというか。
歌を創って発表する場がないとなると、自分のエネルギーが無くなってきちゃうんですよ。
それでライブをやろうと決めたのが2010年だったんです。
編集部
またいつかMi-Keの3名で集合したいなという思いはございますか?
素敵な世界観で音楽活動をしている真美ちゃん。
沖縄に移住して素敵ライフを送っている遥ちゃん。
いつか3人揃って再会して語り合いたいですね。
編集部
最後にミドルエッジ読者とファンの皆さんに伝えたいメッセージをお願いします!
ミドルエッジの読者の方って私をご存知ですかね?
編集部
いやいやいや、もちろん知ってますよ!
我々の世代はB.B.クィーンズ、Mi-Ke、そしてソロ。各時代の宇徳さんを聴いていた方が多いですよ。
そうなんですね。
大概知られていないって気がしてるんですよ。
長い間(コーラス以外は)活動してなかったんで。
新人アーティストって気持ちです。
知っているって言われるとビックリしちゃいます(笑)。
25周年ということで、夏にライブも行います。
CDって遠いじゃないですか距離が。
ライブはファンとの距離が近くて。
最初は距離を縮めるのも勇気がいるというか、最初は近くて怖かったんですよ。
「うわっ、近っ!」って。それだけで舞い上がっちゃって。
ライブで歌うことによって、一歩一歩、少しずつ自分らしい素の自分を出せるようになったかなと。
心の交流って感じで楽しいですね。
いろいろな方が私の音楽を聴いてくれているんだって、実感できる場じゃないですか。
それを記憶に焼き付けて…。
25周年。アニバーサリーから始まりの年ってことで。
よろしくお願いします。
撮影/木村直軌・木村智軌
宇徳敬子 ソロデビュー25周年ライブ情報
8/25(土)大阪・Music Club JANUS
10/7(日)東京・マウントレーニアホール渋谷プレジャープレジャー
詳細はオフィシャルサイトでチェック!
http://berock.jp/live.html
宇徳敬子 CD・DVD情報
『宇徳敬子コンサート2011~WOMAN~』 at 日本橋三井ホール
大好評を受け、ファンクラブ会員に向け先行販売された商品が一般発売に。
宇徳敬子さん、ありがとうございました!