ヌードも辞さない「石田えり」が出演した80年代の映画作品は傑作揃いです(その前篇)
2018年12月27日 更新

ヌードも辞さない「石田えり」が出演した80年代の映画作品は傑作揃いです(その前篇)

石田えりにとって80年代は女優としての地位を確立した重要な時代だと思いますが、その10年間に彼女が出演した作品は日本映画界においても重要な作品ばかりなんです。

23,919 view

石田えり

最近の若い人たちにとって石田えりと言えば、もしかするとダイエットに成功した熟女というイメージしかないのではないでしょうか?!

“56歳”石田えり 「ライザップ」CM発表会

話題になりました。記憶に新しいです。
そして、年配の方であれば、世界的な写真家であるヘルムートニュートンが撮影した1993年のヘアヌード写真集「罪」の印象が強いのかもしれません。これもまた当時は話題になりました。
罪(immorale)―石田えり写真集

罪(immorale)―石田えり写真集

ヘアヌード写真集、SM嬢を意識したコスチュームを披露
撮影:ヘルムートニュートン
迫力あるボディにめまいを覚えた男性は多かったと思います。
しかし、しかしですよ、言うまでもなく石田えりは女優です。特に80年代に出演した映画作品はどれもこれも名作というとんでもなく素晴らしい女優なんですよ。そこのところが最近では忘れ去られているように思えます。惜しい。それは余りにも惜しい。
石田えり

石田えり

本名:内田 恵理子
生年月日:1960年11月9日
出生地:熊本県八代市
身長:162 cm
血液型:A型
活動期間:1976年~現在
ダイエット熟女やヘアヌードモデルにしておくには惜しすぎる!
女優としての石田えり、それは出演した素晴らしい作品と共に永遠です。

遠雷

80年代に石田えりが出演した映画は16本。その内の3本は「釣りバカ日誌」シリーズなのですが、それ以外の作品はバリエーションに富んでいて見応えがあります。
なのですが、どの作品も現在は観ることが難しいというのがイタイところです。さて、それはそれとして80年代の1本目はいきなり名作中の名作「遠雷」です。
遠雷

遠雷

監督:根岸吉太郎
出演者:永島敏行、石田えり
公開:1981年
父の家出など、日々の鬱屈を晴らすかのようにトマト栽培に励む満夫(永島敏行)は、あや子(石田えり)とお見合いしたその日のうちにモーテルへ行き、ベッドイン。やがてふたりは結婚することになったが、その披露宴の夜、人妻と駆け落ちした友人・広次(ジョニー大倉)がひそかに満夫のもとを訪れた…。
都会でもなく田舎でもない中途半端な日常へのいらだちや、当時の青春風俗がリアルに描かれており、特に公開時はセックスに対してあっけらかんなヒロイン像なども話題となった。友人の長い告白シーンから、主人公カップルが『私の青い鳥』を歌うまでのクライマックスは圧巻。
1981年ATG製作。監督は根岸吉太郎で本作でブルーリボン賞監督賞と芸術選奨新人賞を受賞しており、石田えりも第5回日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞、報知映画賞新人賞を受賞しています。

Takayuki Inoue - Distant Thunder (1981) 井上尭之 - 遠雷

井上尭之の音楽は素晴らしいのですが、音楽と言えば、主人公の永島敏行と石田えりが桜田淳子の「私の青い鳥」を泣きながら歌うクライマックス、ここが素晴らしいのです。2人の涙の意味が違うところがですね。ぜひ本編で観て頂きたい。

同年には今や政治家となった三原順子主演で岡田奈々、中井貴惠、江藤潤等と「あゝ野麦峠 新緑篇」にも出演しています。この作品はビデオ化されておらず鑑賞することは非常に困難です。出演者が豪華なだけに残念です。

えきすとら

「遠雷」で評価を得た石田えりは、翌1982年も2本の映画に出演します。なかなか観る機会がなく、見落とされがちな作品だと思うのですが、ヒロインを演じた「えきすとら」。これがまた良いんですよ。
えきすとら

えきすとら

監督:朝間義隆
脚本:朝間義隆、梶浦政男
製作:名島徹、佐藤正
出演者:武田鉄矢、石田えり
音楽:森田公一
主題歌:海援隊「えきすとら」
撮影:花田三史
編集:後藤彦治
製作会社:松竹
公開:1982年8月7日
上映時間:93分
水越修五郎は、いつの日か主演を夢見るエキストラ俳優。しかし、何年も目が出ず、失敗の連続の日々。そんなある日、一緒にエキストラ出演した、育子と出会い、意気投合する。期待していたテレビV出演も出番がカットされ、意気消沈した脩五郎は、母の七回忌に帰った故郷の九州で、その香典を盗み出し、育子の公演のチケットを大量に買い、育子を喜ばせる。公演当日、終演後に一緒に食事をしようと待つ修五郎だが、育子は明け方近くに帰り、その舞台の演出家と関係を持ったことを告げる。ショックを受けて育子の前から去る修五郎。一方育子は、メキメキと頭角をあらわしていく。
相手役が武田鉄矢ということで、好き嫌いが別れるかとも思いますが、面白いです。なにより当時22歳の石田えりが溌剌としています。いや、可愛すぎでしょう。
35 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

関連する記事こんな記事も人気です♪

『チ・ン・ピ・ラ』~33年出演者は・・・気になるでしょ?

『チ・ン・ピ・ラ』~33年出演者は・・・気になるでしょ?

1984年に公開された日本の映画。本物のヤクザになる訳でもなく毎日を自由気ままに生きていくチンピラ2人の苦悩・友情を描いた作品。出演者は今・・・追ってみました。
ギャング | 25,000 view
 “カルト映画の神様”と呼ばれた鈴木清順監督の浪漫三部作の1本「ツィゴイネルワイゼン」

“カルト映画の神様”と呼ばれた鈴木清順監督の浪漫三部作の1本「ツィゴイネルワイゼン」

「生きているひとは死んでいて、死んだひとこそ生きている」いかにもカルト映画という印象的なセリフですね。あの世とこの世の狭間の世界を圧倒的な演出で描いた「ツィゴイネルワイゼン」。妖しく怖くもあり、たまらなくエロチックでもあるこの映画。独特な映像美の世界に足を踏み入れてみてください!
obladioblada | 2,504 view
昔と今の恋愛ソングの変遷を探る! 愛の形はどう変わったの?

昔と今の恋愛ソングの変遷を探る! 愛の形はどう変わったの?

時代が変わり、若者を取り巻く恋愛事情が変化すれば、流行る恋愛ソングも変わっていきます。恋愛ソングは、その時代の恋愛価値観がストレートに反映されていると思います。社会情勢や恋愛に必須な連絡用ツールが変わっただけで、恋の叶いやすさは格段に違ってきました。今回は80年代から現代までに流行った恋愛ソングを比較し、それぞれの時代の恋愛観について紐解いていきます。
iVERY | 79 view
「あぶない刑事」の名セリフ15選をYoutube動画とともに。

「あぶない刑事」の名セリフ15選をYoutube動画とともに。

「あぶ刑事」でタカとユージが連発した気障でクサいセリフ、最高でしたよね。休み時間に友達と真似したのもいい思い出。現代社会ではまず使えないセリフもありますが、名セリフ15選を東映ビデオのYoutubeと共にご覧ください。
武田鉄矢の原点は『海援隊』、ミュージシャン&役者としての代表作は?自身のエピソードが面白い

武田鉄矢の原点は『海援隊』、ミュージシャン&役者としての代表作は?自身のエピソードが面白い

武田鉄矢さんと言えば、数々のテレビドラマや映画に出演して、今では俳優としてのイメージの方が強くなっています。でももともとは、大ヒット曲を持つグループのリーダ&ヴォーカルです!武田鉄矢さんの原点でもある「海援隊」のこれまでの活躍をまとめます。武田鉄矢さんの断然おススメの代表作はこれ!そして、これまでのエピソードが面白い!と評判なのでご紹介していきます。
あおい@ | 452 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト