大人で、クールで、カッコいい! ジャズコーラスグループ「マンハッタン・トランスファー」
2018年3月27日 更新

大人で、クールで、カッコいい! ジャズコーラスグループ「マンハッタン・トランスファー」

ジャズコーラスやアカペラコーラスが日本で今ほどメジャーではなかったころ、こんなカッコいいコーラスグループがいました。名前もスタイルもクール、大人なアレンジメントと抜群の歌唱力。彼らの歌をぜひ聞いて!

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マンハッタン・トランスファーはこの「バードランド」のカバーで
1980年グラミー賞の最優秀ジャズ・フュージョン・ヴォーカル賞とヴォーカル編曲賞を受賞します。
1985年にはヴォーカリーズ曲のみを集めたアルバム『Vocalese』をリリース、
有名なジャズの曲だけではなく、あまり知られていないけれどいい曲を紹介するなど
ヴォーカリーズグループとしての地位を確立しました。
Vocalese The Manhattan Tran...

Vocalese The Manhattan Transfer

マンハッタン・トランスファーは、1980、82、83、84、86年にわたって
計10個のグラミー賞タイトル
ベストジャズボーカル賞を受賞していますが
その86年のタイトルがこれでした。
マンハッタン・トランスファーはよくジャズじゃないとか言われるが、センス、コーラスのうまさ、アレンジ、聴かせ所を心得た歌い方など、やっぱり現代アメリカを代表するコーラスグループだ。ジャンル分けなどどうでもいい。やっぱり音楽は楽しくなくっちゃ。もう20年も前のアルバムだけど古びていない。数多くあるアルバムの中でも出来は最高の一枚だろう。一曲目の「ザッツ・キラー・ジョー」ニューヨークの「粋」を聴いてほしい。ソニー・ロリンズの名曲「エアージン」もいいね。このアルバムはマンハッタン・トランスファーの代表作。(松本敏之)
Amazonのレビューでも高評価の1枚です。

Miles Davis & Charlie Parker - A Night In Tunisia

まず元歌(歌じゃないが)。
知られていない名曲じゃなくて超有名な名曲です(^^;)
これはマイルスとチャーリー・パーカーですが
アート・ブレイキーやキャノンボール・アダレイもカバーしてます。

The Manhattan Transfer - Another Night in Tunisia (a cappella)

アルバム『Vocalese』から。
トランペットソロの冒頭テーマ部分はボブ・マクファーリンが自分のボディを叩きながら
途中のソロはジョン・ヘンドリックスがスキャットをしています。
速度が違うこともありますが、オリジナルとはだいぶ雰囲気が違いますね。

ジャンルはジャズもスタンダードもポップスも

マントラがカバーした曲はジャズだけじゃありません。
1981年にリリースし大ヒットした「ボーイ・フロム・ニューヨークシティ」は
元はアドリブズというドゥワップグループが1965年に出した曲。
これをおしゃれにカッコよくリメイクしたのがこれ。

Manhattan Transfer Boy From New York City

1986年の日本公演のライブ版ですね。
ノリノリです。お客さんも。
昔のジャズスタンダードとして有名な「ルート66」。
1946年だから、今から聞くとポップスっぽいですね。
彼らがカバーするとこんな感じ。

"Route 66" - The Manhattan Transfer (2008)

うわーん。シェリルがデブってる~(涙
でも声は相変わらずすばらしいです。

日本での活動

マントラは昔からけっこう頻繁に日本に来ていました。
サントリーのブランデーV.S.O.PのCMで知った人も多いんじゃないかな。

サントリーCM マンハッタン・トランスファー

アメリカン・ポップという曲で歌ってますね。
83年のアルバム『Bodies and Souls』の中の曲です。
もいっちょ。

サントリーブランデーCM マンハッタン・トランスファー

曲はなんだろう。
こっちの方が自然で彼ららしい。
もう一曲、Wonderful Daysという曲で
サントリーブランデーのCMに出ているんですが
残念ながら映像が残っていません。

Manhattan transfer A wonderful Dream Suntory Brandy VSOP

なので音だけ。
日本でのみ発売されたシングルレコードのジャケットが映ってます。
「笑っていいとも」にも出てた。

たぶんミュージックステーションにも出てたはず。
その時にアルバム『Extensions』の話が出て、タモリさんと盛り上がってた記憶がある。

笑っていいとも増刊号 マンハッタン・トランスファー

いつだろう。ダウンタウンが相当に若い。1990年前後かと。

すげー失礼なことさせてるけど、笑ってやってくれるのがありがたいというか
なんというか。
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