映画 「男はつらいよ 寅次郎と殿様」
1977年公開の日本映画。『男はつらいよ』シリーズの第19作。
監督・原作・脚本:山田洋次、脚本:朝間義隆。
出演:渥美清、倍賞千恵子、下絛正巳、三崎千恵子、前田吟、太宰久雄、真野響子ほか。
サイレント映画時代から昭和二十年代にかけて時代劇のヒーロー“鞍馬天狗”を演じ続けた剣劇スター・嵐寛寿郎をゲストに迎え、渥美清と珍妙かつ絶妙なやりとりを繰り広げる。
寅さんが大洲の旅館で出会う、美しきマドンナ鞠子に真野響子。殿様の侍従を演じた三木のり平のおかしさは、まさしくベテラン喜劇人ならではの味。
【記録】
配給収入:8億4900万円(1977年邦画配給収入第9位)
観客動員数:140万2千人
【ロケ地】
愛媛県(大洲市)松山市(伊予市)(旧双海町)下灘駅
配給収入:8億4900万円(1977年邦画配給収入第9位)
観客動員数:140万2千人
【ロケ地】
愛媛県(大洲市)松山市(伊予市)(旧双海町)下灘駅
via buta-neko.net
キャッチコピー
拝啓 みなさま このたびは恐れ多くも殿様と競演でございます
殿様と寅さんが仲良くなった! シリーズ19作目!
寅次郎は仕事で伊予大洲市に立ち寄った晩、旅館で一人の女性(真野響子)と出会い、何やら寂しげな様子を察した寅は彼女に鮎料理をご馳走する。
女性が東京の青砥に住み、柴又の団子屋を知っていると聴いて驚く寅次郎。
翌日、寅次郎は大洲城の近くで、偶然に知り合った老人(嵐寛寿郎)の家に招待される。
二人連れ立って歩いていると町の人々が老人に丁寧に挨拶するのを不思議に思うが、実は老人の正体は大洲の殿様の子孫・藤堂久宗だった。
彼の執事(三木のり平)は寅次郎を怪訝そうに思うも、殿様はすっかり寅のことを気に入ってしまい、寅を体よく追い出そうとする執事に対し刀を抜いて怒り出す。どこか世間ズレした殿様にまたも驚く寅次郎。
via buta-neko.net
そして寅次郎が東京人だと知った殿様は、東京で亡くなったという次男の話をする。
次男には嫁の「まりこ」がいたが、その結婚を「身分違い」として認めず勘当同然の扱いをしたと言う。
今はすっかり反省した殿様は、せめて息子の嫁に会って謝りたいと、寅次郎に探してくれるように依頼する。
例によって酒の勢いで安請け合いした寅次郎だが、殿様は完全に信用しきっており、寅を追いかけて上京してしまった。
困り果てた寅次郎はとらやの面々も巻き込み「東京にいるまりこ」という情報だけで、自分の足で「まりこ」を探そうとするが当然上手くいかない。
そんなとらやにかつて寅が伊予大洲で出会った例の女性が現れた。彼女の名前は「まりこ」で、かつて愛媛出身の夫と死に別れたというのだ……
探している女とはこの鞠子であることがわかった。
その晩、宗清は鞠子のアパートで、亡き息子の思い出話に花をさかせるのであった。
大洲に帰った宗清から寅さんに、鞠子と三人で大洲で暮そうという手紙が来た。寅さんは小踊りするが、鞠子から新しい相手と近々結婚することになっていると聞き、またまた失恋、旅に出た。
それからしばらくたった夏のある日、寅さんは、大洲のお屋敷で、柴又の人情と笑いをふりまいていた。
それは、長い長い寅の旅の一つの休憩時間でもあるかのようだった。
相変わらずのドタバタ劇!とらやでのワンシーン
端午の節句を迎えた柴又に寅次郎が帰ってくるが、満男のために買ったこいのぼりを巡って早速一悶着を起こしてしまい、挙句とらやで飼い始めた犬に「トラ」と名付けたのが気に入らず、すぐさま旅に出てしまう。
近所のノラ犬を「トラ」と名付けていたとらやの面々。
おばちゃんが寅次郎をトラと間違えたりして、怒ってしまう寅さん。
間が悪く「トラいるかい?魚の頭を持ってきてやったぞー」と、とらやに入ってくるタコ社長。
「馬鹿にしやがんのかこの野郎!」と憤慨する寅さん。
おばちゃんが寅次郎をトラと間違えたりして、怒ってしまう寅さん。
間が悪く「トラいるかい?魚の頭を持ってきてやったぞー」と、とらやに入ってくるタコ社長。
「馬鹿にしやがんのかこの野郎!」と憤慨する寅さん。