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松本隆博はカールが大好きだった。
あのフワッ、シュワッとする食感がたまらない。
しかしたまにカリッとするものも混じっていて、
「不良品や。
つくる工場のオッサンが焼きすぎたんや。
やっぱりカールは熟練工に焼いてほしいわ」
とグチった。
弟、人志が遠足にいくときも
「おやつはカールが最高やで。
ぎょうさん食べた気になるやろ」
とアドバイスした。
あのフワッ、シュワッとする食感がたまらない。
しかしたまにカリッとするものも混じっていて、
「不良品や。
つくる工場のオッサンが焼きすぎたんや。
やっぱりカールは熟練工に焼いてほしいわ」
とグチった。
弟、人志が遠足にいくときも
「おやつはカールが最高やで。
ぎょうさん食べた気になるやろ」
とアドバイスした。
明治製菓 カールCM「春夏秋冬」篇
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テレビをみていて
「♪それにつけてもおやつはカール♪」
とカールのCMが流れると弟、人志は
「何につけるねん!」
と怒り気味でツッコんだ。
松本隆博は
「それはとにかくカールにしとけっていう意味ちゃうか」
と諭したが、その後も弟、人志は
「せやから、何につけるんじゃ」
「チッお前、せやから何につけるんじゃ」
と怒り続けていた。
「♪それにつけてもおやつはカール♪」
とカールのCMが流れると弟、人志は
「何につけるねん!」
と怒り気味でツッコんだ。
松本隆博は
「それはとにかくカールにしとけっていう意味ちゃうか」
と諭したが、その後も弟、人志は
「せやから、何につけるんじゃ」
「チッお前、せやから何につけるんじゃ」
と怒り続けていた。
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あるとき松本家は毎朝、ビン牛乳を取り始めた。
子供3人に毎朝2本が配達され、
「飲んで、飲んで、休んで、ちゅうことで」
という方式がとられた
母、秋子は仕事に行く前に3人の子供の弁当を作っていたが、多忙のためか、キレイに布で包んであるのに弁当の中は空っぽのときがあった。
あるときはご飯の真ん中にサバの缶詰が缶のまま刺さっていて、松本隆博は
「缶切りは?」
と思いながら、仕方なくご飯を食べていくと、ご飯の下、弁当箱の端のほうに缶切りが埋まっていた。
夜ごはんが夕食が焼きソバだった次の日、弁当箱に焼きソバだけが詰まっていた。
固まってほぐれず箸でブロック状にカットして食べながら、松本隆博は
「四角脳みそ模様」
と名づけた。
子供3人に毎朝2本が配達され、
「飲んで、飲んで、休んで、ちゅうことで」
という方式がとられた
母、秋子は仕事に行く前に3人の子供の弁当を作っていたが、多忙のためか、キレイに布で包んであるのに弁当の中は空っぽのときがあった。
あるときはご飯の真ん中にサバの缶詰が缶のまま刺さっていて、松本隆博は
「缶切りは?」
と思いながら、仕方なくご飯を食べていくと、ご飯の下、弁当箱の端のほうに缶切りが埋まっていた。
夜ごはんが夕食が焼きソバだった次の日、弁当箱に焼きソバだけが詰まっていた。
固まってほぐれず箸でブロック状にカットして食べながら、松本隆博は
「四角脳みそ模様」
と名づけた。
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ある日、松本隆博は
「卵焼きが甘すぎる」
とクレームを入れると、母、秋子は
「(砂糖を)入れたほうがおいしい」
といった。
「食べるのは俺やん。
その本人が甘いゆうてるねんで」
「あーわかった。
明日から入れへんから」
秋子はそういったが松本隆博は
(ヤツはそういっていつも入れる)
と翌朝、気づかれないように弁当づくりを監視。
秋子が卵を割って箸で混ぜ始めたところで
「オカン!」
と出ていき、現場を押さえた。
「なんやのアンタ」
「みたで。
砂糖入れたよな」
「入れてないよ」
「見てたで。
ホラ、ここに砂糖が落ちてるし」
「・・・・入れたほうがおいしいに決まってるがな。
栄養満点やないの!」
「卵焼きが甘すぎる」
とクレームを入れると、母、秋子は
「(砂糖を)入れたほうがおいしい」
といった。
「食べるのは俺やん。
その本人が甘いゆうてるねんで」
「あーわかった。
明日から入れへんから」
秋子はそういったが松本隆博は
(ヤツはそういっていつも入れる)
と翌朝、気づかれないように弁当づくりを監視。
秋子が卵を割って箸で混ぜ始めたところで
「オカン!」
と出ていき、現場を押さえた。
「なんやのアンタ」
「みたで。
砂糖入れたよな」
「入れてないよ」
「見てたで。
ホラ、ここに砂糖が落ちてるし」
「・・・・入れたほうがおいしいに決まってるがな。
栄養満点やないの!」
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「アレちゃうか」
松本隆博が小学校5年生のとき、家族で食事中、父、譲一が柱に下げてある水枕を指した。
松本家ではよくゴキブリが出て、夜中、ゴソゴソと音がして、電気をつけるとサーっと消える。
一体どこにいくのか謎だったが、どうもそのアジトが水枕の裏ではないかというのだ。
「よし、やろか」
「うん」
家族はアウンの呼吸で立ち上がり、各自、殺虫剤、新聞紙、スリッパなど武器を持った。
「ええか?」
父、譲一が水枕をのけると、水枕の形にゴキブリがかたまっていた。
そして放射線状に飛んだり走ったり、いっせいに逃走。
父、譲一は殺虫剤を家族にかけ、母、秋子は絶叫、姉、直美は泣き、人志はパニック。
松本隆博は気を失った。
松本隆博が小学校5年生のとき、家族で食事中、父、譲一が柱に下げてある水枕を指した。
松本家ではよくゴキブリが出て、夜中、ゴソゴソと音がして、電気をつけるとサーっと消える。
一体どこにいくのか謎だったが、どうもそのアジトが水枕の裏ではないかというのだ。
「よし、やろか」
「うん」
家族はアウンの呼吸で立ち上がり、各自、殺虫剤、新聞紙、スリッパなど武器を持った。
「ええか?」
父、譲一が水枕をのけると、水枕の形にゴキブリがかたまっていた。
そして放射線状に飛んだり走ったり、いっせいに逃走。
父、譲一は殺虫剤を家族にかけ、母、秋子は絶叫、姉、直美は泣き、人志はパニック。
松本隆博は気を失った。
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テレサ・テンがデビューしたとき、それまで歌手というと美男か美女しかなれないと思っていた松本家の兄弟は、
「え、なんで」
「ブサイクやん」
「それも腹立つブサイクさやん」
と驚いた。
それからというものテレビでテレサ・テンが出るのを待つようになり
「あー兄ちゃん、出てるで」
「出てる?
あー腹立つわ」
「うわっ、めっちゃ腹立つ」
歌っている最中にカメラ目線になると
「わーーーー」
「腹立つブサイクやなあ」
「はっら立つわ、もー」
と大盛り上がり。
テレサ・テンは兄弟でブームになった。
「え、なんで」
「ブサイクやん」
「それも腹立つブサイクさやん」
と驚いた。
それからというものテレビでテレサ・テンが出るのを待つようになり
「あー兄ちゃん、出てるで」
「出てる?
あー腹立つわ」
「うわっ、めっちゃ腹立つ」
歌っている最中にカメラ目線になると
「わーーーー」
「腹立つブサイクやなあ」
「はっら立つわ、もー」
と大盛り上がり。
テレサ・テンは兄弟でブームになった。
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松本家は、「長助」という猫と「ペル」という犬を飼っていた。
ペルは2代続き、初代ペルはマルチーズと何かのミックス。
主に父親、長男、次男が、交代でペルを散歩連れていった。
あるとき人志は散歩中、ペルを公園の木にリードで縛って、悲しそうな顔で
「ペル、もうお前のことを飼えなくなってもうたんや。
すまんな」
とドッキリを仕掛けた。
「ク~ン、ク~ン」
悲しむペル。
「これで終わりや」
人志が離れるとペルは絶叫。
その声を聞いて人志は泣いてしまい
「策士、策に溺れる」
と反省した。
ペルは2代続き、初代ペルはマルチーズと何かのミックス。
主に父親、長男、次男が、交代でペルを散歩連れていった。
あるとき人志は散歩中、ペルを公園の木にリードで縛って、悲しそうな顔で
「ペル、もうお前のことを飼えなくなってもうたんや。
すまんな」
とドッキリを仕掛けた。
「ク~ン、ク~ン」
悲しむペル。
「これで終わりや」
人志が離れるとペルは絶叫。
その声を聞いて人志は泣いてしまい
「策士、策に溺れる」
と反省した。
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松本隆博が中学1年生のとき、夜、ご飯の後、家族でテレビをみていると、近所から
「犬が車にはねられた」
という情報が入った。
「まさか」
と思いながらいってみると、それはペルだった。
目撃者によると車はそのまま走り去り、ペルははねられた後、数歩、家に向かって歩いて力尽きたという。
松本家はパニックになり、松本隆博は泣きながら血が出るほど柱を殴り、人志も部屋中を走りながら泣き叫んだ。
以下、人志が小6のときに書いた作文。
----------------------------------------------------------------
イヌ
6年2組 松本人志
ぼくが4年の時の夏に犬をもらった。
まっ白で小さかった。
本でくらべるとテリアに一番似ていた。
はじめは全然なかなかった。
その頃、もう夏休みは、3日ほどにせまっていた。
そして、兄と一緒に犬のくさりを買いに行った。
一番小さいのを買った。
首輪も一番小さいのを買った。首輪はまだ大きくて桐で穴をあけた。
そして学校が始まった。
学校が終わると急いで家に帰り、犬をくさりからはずして、家のそばで遊んだ。
そして名前はいろいろ考えた上「ペル」にした。
ペルはすぐ大きくなり、1月頃にはぼくでも抱けないほどだった。
「犬が車にはねられた」
という情報が入った。
「まさか」
と思いながらいってみると、それはペルだった。
目撃者によると車はそのまま走り去り、ペルははねられた後、数歩、家に向かって歩いて力尽きたという。
松本家はパニックになり、松本隆博は泣きながら血が出るほど柱を殴り、人志も部屋中を走りながら泣き叫んだ。
以下、人志が小6のときに書いた作文。
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イヌ
6年2組 松本人志
ぼくが4年の時の夏に犬をもらった。
まっ白で小さかった。
本でくらべるとテリアに一番似ていた。
はじめは全然なかなかった。
その頃、もう夏休みは、3日ほどにせまっていた。
そして、兄と一緒に犬のくさりを買いに行った。
一番小さいのを買った。
首輪も一番小さいのを買った。首輪はまだ大きくて桐で穴をあけた。
そして学校が始まった。
学校が終わると急いで家に帰り、犬をくさりからはずして、家のそばで遊んだ。
そして名前はいろいろ考えた上「ペル」にした。
ペルはすぐ大きくなり、1月頃にはぼくでも抱けないほどだった。
1月29日9時ごろ、父と兄と3人でお風呂に行った。
その時父が「もうペルのくさり離したで」と言った。
ぼくは、「何で」と言った。
「もう大きくなったから、勝手にどっか行って、おなかすいたら帰ってくるやろ」と言った。
そして、お風呂から帰ってきて、ペルを探しても全然いなかった。
だんだん心配になってきた。
そしたら、どっかの人が「この辺で犬が車にひかれた」と言っていた。
そして、「ダンボールの中にその犬の死体がある」と言っていた。
ダンボールの中の犬はペルだった。
そして、ぼくが5年の夏に新しい犬をもらった。
今度は黒と白の犬だった。
今度はぜったい大事にしようと思った。
そして名前はまた「ペル」にした。
今でもペルは、大きくすくすく育っている。
----------------------------------------------------------------
ある日曜日、松本隆博は小学校の校庭で2代目ペルを放して走らせた。
同じグラウンドで少年サッカーの試合をやっていて、ペルはそのピッチ内に乱入。
試合は中断。
みんなが見守る中、ペルはピッチのど真ん中に穴を掘って、ウンコ。
その上、それを食べた。
その時父が「もうペルのくさり離したで」と言った。
ぼくは、「何で」と言った。
「もう大きくなったから、勝手にどっか行って、おなかすいたら帰ってくるやろ」と言った。
そして、お風呂から帰ってきて、ペルを探しても全然いなかった。
だんだん心配になってきた。
そしたら、どっかの人が「この辺で犬が車にひかれた」と言っていた。
そして、「ダンボールの中にその犬の死体がある」と言っていた。
ダンボールの中の犬はペルだった。
そして、ぼくが5年の夏に新しい犬をもらった。
今度は黒と白の犬だった。
今度はぜったい大事にしようと思った。
そして名前はまた「ペル」にした。
今でもペルは、大きくすくすく育っている。
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ある日曜日、松本隆博は小学校の校庭で2代目ペルを放して走らせた。
同じグラウンドで少年サッカーの試合をやっていて、ペルはそのピッチ内に乱入。
試合は中断。
みんなが見守る中、ペルはピッチのど真ん中に穴を掘って、ウンコ。
その上、それを食べた。
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人志が虫歯で顔が腫れて学校を休むことになり、母、秋子はパートに行く前に
「大事な電話が昼かかってくるから、普通やったらお母ちゃん帰ってきてその電話出るつもりやったんやけど、その電話だけ出といて」
と頼んだ。
「おう、わかった」
そういって人志は顔にサロンパス貼って寝転んだ。
やがて
「ドンドンドンドン」
誰かがドアを叩き
「松本さん、ぺルが逃げてるよーーー!!」
といった。
(もし誰かを噛んだらシャレならん)
人志はあわてて裏から出た。
そしてグランドで2代目ペルを発見。
しかしペルは遊んでもらえると思ってはしゃぎ、なかなか捕まらない。
「そんなんちゃうねん!」
人志はガッっと捕えたが、首輪が抜けてしまっていて、つかむところがなくヘッドロック状態で家まで連れて帰った。
つなごうとしているとき、電話の鳴る音が聞えた。
「電話や!」
あわてて玄関を開けようとしたがカギがかかっている。
裏口に回って家に入ったが電話は目の前で
「チーン」
と切れ、外をみるとペルが走り回っていた。
「大事な電話が昼かかってくるから、普通やったらお母ちゃん帰ってきてその電話出るつもりやったんやけど、その電話だけ出といて」
と頼んだ。
「おう、わかった」
そういって人志は顔にサロンパス貼って寝転んだ。
やがて
「ドンドンドンドン」
誰かがドアを叩き
「松本さん、ぺルが逃げてるよーーー!!」
といった。
(もし誰かを噛んだらシャレならん)
人志はあわてて裏から出た。
そしてグランドで2代目ペルを発見。
しかしペルは遊んでもらえると思ってはしゃぎ、なかなか捕まらない。
「そんなんちゃうねん!」
人志はガッっと捕えたが、首輪が抜けてしまっていて、つかむところがなくヘッドロック状態で家まで連れて帰った。
つなごうとしているとき、電話の鳴る音が聞えた。
「電話や!」
あわてて玄関を開けようとしたがカギがかかっている。
裏口に回って家に入ったが電話は目の前で
「チーン」
と切れ、外をみるとペルが走り回っていた。
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