残念ながら、漫画サンデー版は絵柄が完全に外国風にアレンジされており、エマニエルの外見も映画とは全く違うため、正直全くエロさが感じられないのが困った物・・・。
ただ、連載時は読者に好評だったようで、ページ欄外に書かれた読者からの感想やメッセージには、女性からのファンレターも掲載されている。
ただ、連載時は読者に好評だったようで、ページ欄外に書かれた読者からの感想やメッセージには、女性からのファンレターも掲載されている。
最後に
ソフトコアポルノ映画ながら、公開されたのが日比谷のみゆき座だったり、TVスポットの大量投下が成功して、女性観客が劇場に押し寄せて大ヒットを記録したことなど、今までの固定観念を見事に覆した本作は、正にポルノ映画版「燃えよドラゴン」と言えるだろう。
実際、この「エマニエル夫人」の大ヒット後、日本では女性をターゲットにおいたポルノ映画が大挙して上陸。例えばSMを取り上げた「O嬢の物語」や「イマージュ」、より綺麗に描かれていて女性向きだった「ビリティス」、その他にも「マダムクロード」などなど。
実際、この「エマニエル夫人」の大ヒット後、日本では女性をターゲットにおいたポルノ映画が大挙して上陸。例えばSMを取り上げた「O嬢の物語」や「イマージュ」、より綺麗に描かれていて女性向きだった「ビリティス」、その他にも「マダムクロード」などなど。
実は「エマニエル夫人」公開の2ヶ月前、同じくミドルエッジ世代にとっての「性の目覚め映画」の名作、「青い体験」が公開されており、こちらの作品も後の、「イタリア製童貞喪失映画」や「イタリア製SEX喜劇」の日本公開への先駆けとなっている。
更にはハードコアポルノの「ディープスロート」や「グリーンドア」などもこれ以降日本で公開!この様に1974年以降、日本の映画興業界には、一気に外国女優のハダカとSEXが溢れることになって行くのだが、それはまた別の機会に詳しく紹介することにしよう。
とにかく、我々ミドルエッジ世代としては、この激動の時期に立ち会えた幸運に感謝するしか無いのだが、こうした当時のコミカライズ版を再び読むことで、当時を知らない世代の方にも、公開当時の時代の空気を感じ取って頂ければと思う。
更にはハードコアポルノの「ディープスロート」や「グリーンドア」などもこれ以降日本で公開!この様に1974年以降、日本の映画興業界には、一気に外国女優のハダカとSEXが溢れることになって行くのだが、それはまた別の機会に詳しく紹介することにしよう。
とにかく、我々ミドルエッジ世代としては、この激動の時期に立ち会えた幸運に感謝するしか無いのだが、こうした当時のコミカライズ版を再び読むことで、当時を知らない世代の方にも、公開当時の時代の空気を感じ取って頂ければと思う。