The Doobie Brothers
トリプル・ギターにツイン・ドラムというメンバー構成で知られるドゥービー・ブラザーズは、1970年に結成されたアメリカのウェストコースト・ロックを代表するバンドです。当初は、トム・ジョンストン(G,Vo)、ジョン・ハートマン(Ds)、パトリック・シモンズ(G,Vo)、デイヴ・ショグレン(B)という4人組でした。
ドゥービー・ブラザーズは、メンバーチェンジの多いことでも知られており、入れ代わり立ち代わりで総勢14名。サポートメンバーも含めると19名にも上ります。
それにしても、スラングでマリファナを意味するドゥービーをバンド名にしたところにメンバーの性格とその時代を窺い知ることができますね。
ドゥービー・ブラザーズは、メンバーチェンジの多いことでも知られており、入れ代わり立ち代わりで総勢14名。サポートメンバーも含めると19名にも上ります。
それにしても、スラングでマリファナを意味するドゥービーをバンド名にしたところにメンバーの性格とその時代を窺い知ることができますね。
1st
1971年発売の記念すべきファースト・アルバムがこれです。
アルバム・ジャケットには典型的なバイカー・ファッションに身を包んだ4人のメンバー。音楽的にはこのジャケットが象徴するようなハードなロックと、フォークやカントリー色の強いアコースティックなナンバーが収められています。
意欲作ではあったものの、残念ながら商業的には成功しませんでした。
アルバム・ジャケットには典型的なバイカー・ファッションに身を包んだ4人のメンバー。音楽的にはこのジャケットが象徴するようなハードなロックと、フォークやカントリー色の強いアコースティックなナンバーが収められています。
意欲作ではあったものの、残念ながら商業的には成功しませんでした。
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モノクロの表紙の中で、こちらを睨みつけるジョン・ハートマンがおっかないです。普通4人を中心にトリミングするはずなのに、ハートマンの迫力に負けて彼が中心に収まっているデザイン。米国盤には、「ドゥービーは英国出身のいかした新人バンドではなく、スターダムを目指すスタジオ・ミュージシャン達でなく、いわんやワーナー・ブラザーズとは関係なく、本当の兄弟でもない。」と紹介されています。
このアルバムで重要なのは、ドゥービー・ブラザーズが解散するまで付き合うことになるプロデューサーのテッド・テンプルマンと仕事ができたことでしょう。
本作は商業的に成功を収めることは出来ませんでしたが、運命のプロデューサーと出会えたことが一番の収穫といえるかもしれません。
尚、テッド・テンプルマンは、後にドゥービー・ブラザーズ以外にもヴァン・ヘイレンやエアロスミス、エリック・クラプトンなど錚々たるアーティストをプロデュースしています。
本作は商業的に成功を収めることは出来ませんでしたが、運命のプロデューサーと出会えたことが一番の収穫といえるかもしれません。
尚、テッド・テンプルマンは、後にドゥービー・ブラザーズ以外にもヴァン・ヘイレンやエアロスミス、エリック・クラプトンなど錚々たるアーティストをプロデュースしています。
Toulouse Street
ファースト・アルバム発売直後に早くもメンバー構成が変わります。先ず2人目のドラマー、マイケル・ホサックが加入し、ドゥービー・ブラザーズの特徴であるツイン・ギターとツイン・ドラムスという5人編成が出来上がります。
しかし、それもつかの間、セカンド・アルバムのレコーディング中にデイヴ・ショグレンが脱退してしまいます。結果的には後任にタイラン・ポーターが加入しベストメンバーが揃うことになります。
こうしたバタバタと慌ただしい中で1972年に発売された「トゥールーズ・ストリート」ですが、ベストメンバーが揃っただけのことはある素晴らしい作品となりました。
しかし、それもつかの間、セカンド・アルバムのレコーディング中にデイヴ・ショグレンが脱退してしまいます。結果的には後任にタイラン・ポーターが加入しベストメンバーが揃うことになります。
こうしたバタバタと慌ただしい中で1972年に発売された「トゥールーズ・ストリート」ですが、ベストメンバーが揃っただけのことはある素晴らしい作品となりました。
トゥールーズ・ストリート
1972年リリース
【収録曲】
1. リッスン・トゥ・ザ・ミュージック
2. ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ
3. ママロイ
4. トゥールーズ・ストリート
5. コットン・マウス
6. ドント・スタート・ミー・トゥ・トーキン
7. 希望の炎
8. ホワイト・サン
9. ディサイフル
10. スネイク・マン
【収録曲】
1. リッスン・トゥ・ザ・ミュージック
2. ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ
3. ママロイ
4. トゥールーズ・ストリート
5. コットン・マウス
6. ドント・スタート・ミー・トゥ・トーキン
7. 希望の炎
8. ホワイト・サン
9. ディサイフル
10. スネイク・マン
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ドゥービースの名を世界に知らしめたセカンドアルバムで、大傑作アルバムです。
この作品から「出すアルバムすべてがプラチナディスク何枚分にもなる」超売れっ子になりましたが、一作目はまるで鳴かず飛ばずだったようで、このToulouse Streetが売れなかったら解散しようという、背水の陣で出したアルバムだったとのことです。
曲調は完全にブルース・ロックですが、パットのフォーク趣味、トムのロック趣味やジャズ趣味などが相まって、「ドゥービー節」ともいえる、例の独特の雰囲気を醸し出しています。
シングル・カットされた「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」が全米11位となるスマッシュ・ヒットとなっています。
Doobie Brothers - Listen To The Music
リッスン・トゥ・ザ・ミュージック
via www.youtube.com
The Captain and Me
前作の成功で勢いに乗るドゥービー・ブラザーズは代名詞ともいえる名曲「ロング・トレイン・ランニン」を含むアルバム「キャプテン・アンド・ミー」を1973年に発売し、全米7位とヒットしました。
特筆すべきこととして、後に正式メンバーとなるジェフ・バクスターが、サポート・メンバーとして参加しています。
特筆すべきこととして、後に正式メンバーとなるジェフ・バクスターが、サポート・メンバーとして参加しています。
キャプテン・アンド・ミー
1973年リリース
【収録曲】
1. ナチュラル・シング
2. ロング・トレイン・ランニン
3. チャイナ・グローヴ
4. ダーク・アイド・ケイジャン・ウーマン
5. クリア・アズ・ザ・ドライヴン・スノー
6. ウィズアウト・ユー
7. サウス・シティ・ミッドナイト・レディ
8. イーヴル・ウーマン
9. オコーネリー・コーナーズ
10. ユカイア
11. キャプテン・アンド・ミー
【収録曲】
1. ナチュラル・シング
2. ロング・トレイン・ランニン
3. チャイナ・グローヴ
4. ダーク・アイド・ケイジャン・ウーマン
5. クリア・アズ・ザ・ドライヴン・スノー
6. ウィズアウト・ユー
7. サウス・シティ・ミッドナイト・レディ
8. イーヴル・ウーマン
9. オコーネリー・コーナーズ
10. ユカイア
11. キャプテン・アンド・ミー
via www.allmusic.com
ぶった切れた高速道路の下を淡々と行き過ぎる馬車の一行・・・決して懐古趣味ではなく、優れた本物は時代を超えて生き残っていく、ということなのか、彼らの音楽自体がそのことを雄弁に物語っている。
The Doobie Brothers - Long Train Running (official video)
ロング・トレイン・ランニン
via www.youtube.com
【収録曲】
1.Nobody
2.Slippery St. Paul
3.Greenwood Creek
4.It Won't Be Right
5.Travelin' Man
6.Feelin' Down Farther
7.The Master
8.Growin' A Little Each Day
9.Beehive State
10.Closer Every Day
11.Chicago