1979年には意外なミュージシャンがディスコ・サウンドを取り入れブレイクしました。
2018年8月18日 更新

1979年には意外なミュージシャンがディスコ・サウンドを取り入れブレイクしました。

70年代後半に世界中を席巻したディスコ・ブーム。新人から大物まで誰もかれもが大胆にディスコ・サウンドを導入して大ヒットさせました。「ウケ狙い」ということで非難されることもありましたが、特に1979年は当たり年です!

3,266 view

ディスコ

改めて言うまでのことではありませんが、ディスコとはダンスホールのことであると同時に、音楽のジャンルのことでもあります。そのディスコは、1975年頃から日本でも大ブームとなります。
代表的なヒット曲はヴァン・マッコイの「ハッスル」でしょう。

VAN McCOY - the hustle (1975)

一過性のものかと思われたディスコですが、多くのアーティストによりこの後もヒット曲が続き1977年には「サタデー・ナイト・フィーバー」の映画、音楽の大ヒットによってメジャー化します。
この頃になると、黒人以外の多くのミュージシャンもディスコ・サウンドを取り入れた楽曲を発表し、それぞれに大ヒットさせています。
もう、誰もかれもディスコという時代の到来です。振り返りましょう!

ローリング・ストーンズ

1978年5月にリリースされたローリング・ストーンズの「ミス・ユー」。今でも重要な彼らのレパートリーとなる曲ですが、当時はローリング・ストーンズもディスコを演るのか?!と非難されたりもしました。
当時のヒットチャートはディスコ・ミュージックばかりで、コアなファンからは流行を取り入れることを商業主義として良く思われなかったようです。それでも多くの人々からは受け入れられ、全米1位に輝いています。
ミス・ユー

ミス・ユー

当時はドラッグでボロボロだったキースリチャーズをニューヨークで撮影されたというミュージック・ビデオで観ることができます。

The Rolling Stones - Miss You - OFFICIAL PROMO

因みにこの曲は8分半に及ぶロング・ヴァージョンがローリング・ストーンズ初の12インチ・シングルとしてリリースされています。

ブロンディ

1976年にニューヨーク・パンクシーンから出てきたブロンディ。彼らがメジャーとなるきっかけとなった曲が1979年のシングル「ハート・オブ・グラス」ですね。
ローリング・ストーンズがディスコを演ることに違和感を覚えたファンは多かったようですが、パンクバンドの曲がディスコでバンバンかかるというのはこれまた驚きでした。
ハート・オブ・グラス

ハート・オブ・グラス

でも。まぁ、ブロンディはこの路線で大成功を収めることになるんですよね。それにしても デボラ・ハリーは魅力的です。

Heart Of Glass

ディスコ・サウンドといっても、ヴァン・マッコイの「ハッスル」とは随分違ってますよね。僅か3~4年でこんなにも変わるものなのですね。
ロックからのアプローチというか、白人からのアプローチということになりますが、一言でディスコと言ってもなんとなく薄まった感じといいますか、その分オシャレといいますか。

ドゥービー・ブラザーズ

ドゥービー・ブラザーズといえば、ウェストコースト・ロックを代表するバンドのひとつで、西部の荒くれどもといった印象が強い。それが、いつのまにやらオシャレになっていた!という驚き。その曲がディスコの要素を取り入れた「ワット・ア・フール・ビリーブス」です。
ワット・ア・フール・ビリーブス

ワット・ア・フール・ビリーブス

ジャケットを見ると相変わらず髭面の暑苦しい男たちですが、曲を聴くと、あら不思議!こんなにも軽快なビートを奏でるなんて。
34 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

カンゲキィ~とはまさにこのことだ!西城秀樹が残した常識を覆す何でもありのライブアルバム!

カンゲキィ~とはまさにこのことだ!西城秀樹が残した常識を覆す何でもありのライブアルバム!

今では考えられない70年代アイドルのライブにおける選曲。はっきり言ってカオスです。中でも一味違うのが西城秀樹。やりたいことはライブでやる。その熱い意気込みが胸にせまる名ライブアルバムを聴いてみましょう。
obladioblada | 1,993 view
ヴィレッジ・ピープルの代表曲のカバーをオリジナルと聴き比べてみた!

ヴィレッジ・ピープルの代表曲のカバーをオリジナルと聴き比べてみた!

色物的な見られ方をすることの多いヴィレッジ・ピープル。しかし、彼らは大きな功績を残しています。世界中で多くのアーティストがヴィレッジ・ピープルの曲をカバーしヒットさせていることがその証拠です。ヒットしただけあってどのカバーも良くできているんです。オリジナルと比較してみました。面白いですよ。
obladioblada | 5,198 view
70年代後半より80年代前半にかけて活躍したロックバンド、ブロンディ。その歌姫 デボラ・ハリーの歌声は今も妖艶に輝く!

70年代後半より80年代前半にかけて活躍したロックバンド、ブロンディ。その歌姫 デボラ・ハリーの歌声は今も妖艶に輝く!

皆様はブロンディ(BLONIE)というロックバンドをご存知でしょうか?? 多分、50歳代以上の洋楽好きの方でしたら知っておられることでしょうが、若い方にとっては首をかしげてしまうのではと思います。ですが、あのCMやこのCMのバックミュージック等でこのブロンディの曲が使われていますので、お聞きになれば、『ああ!あの曲ねえ!!』と認識されることでしょう。実は何と、40年以上もの歴史あるロックグループだったブロンディの人気の秘密を追ってみよう。
ヴァン・マッコイと言えばハッスル。ハッスルと言えばヴァン・マッコイですし、ディスコですし、70年代です。

ヴァン・マッコイと言えばハッスル。ハッスルと言えばヴァン・マッコイですし、ディスコですし、70年代です。

70年代に盛り上がりに盛り上がったディスコ。その立役者といえばジョン・トラボルタ主演の映画「サタデーナイト・フィーバー」でしょうが、その前にディスコの火付け役といえばヴァン・マッコイと彼の大ヒット曲「ハッスル」です!フィーバーの前にハッスルありです。
obladioblada | 4,615 view
【1980年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

【1980年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

洋楽の邦題というと、最近は原題をそのままカタカナにすることがほとんどですが、1980年代は日本語を使って新たな邦題を作るのが一種の慣例でした。中には、原題と違いすぎて不可解なものもあり、アーティストから苦情があったことも!? 今回は、1980年の洋楽の中から、原題と異なる邦題7選をご紹介します。
izaiza347 | 135 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト