はじめに
1962年頃から1970年頃にかけ、テレビの演芸番組を中心に起こったのが演芸ブームです。
初代 林家三平や七代目 立川談志、三代目 桂米朝、三代目 桂春団治などの落語家を筆頭に、Wけんじ、獅子てんや・瀬戸わんや、コロムビア・トップ・ライトなどの漫才師、コント55号、てんぷくトリオ、漫画トリオ等のコントグループが人気を博していた頃になります。
また、コミックバンドのザ・ドリフターズがコントグループへと転換し不動の地位を得たのもこの頃です。
演芸ブームの芸人たちを「お笑い第一世代」と称すこともありますが、これは1980年代以降に「お笑い第三世代」という概念が現れたのに伴ってそう称されるようです。
初代 林家三平や七代目 立川談志、三代目 桂米朝、三代目 桂春団治などの落語家を筆頭に、Wけんじ、獅子てんや・瀬戸わんや、コロムビア・トップ・ライトなどの漫才師、コント55号、てんぷくトリオ、漫画トリオ等のコントグループが人気を博していた頃になります。
また、コミックバンドのザ・ドリフターズがコントグループへと転換し不動の地位を得たのもこの頃です。
演芸ブームの芸人たちを「お笑い第一世代」と称すこともありますが、これは1980年代以降に「お笑い第三世代」という概念が現れたのに伴ってそう称されるようです。
演芸番組と出演者たち
ブームになっていた演芸番組にフジテレビ系の「お笑いタッグマッチ」、テレビ朝日系の「大正テレビ寄席」、日本テレビ系「笑点」など多くの演芸(お笑い)番組が放映されました。
1959年3月から始まった「お笑いタッグマッチ」は、当時有楽町1丁目にあった東京ヴィデオ・ホール(旧・蚕糸会館6階)からの生放送で、落語家の春風亭柳昇が司会を務めていました。
1959年3月から始まった「お笑いタッグマッチ」は、当時有楽町1丁目にあった東京ヴィデオ・ホール(旧・蚕糸会館6階)からの生放送で、落語家の春風亭柳昇が司会を務めていました。
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番組は、なんと柳昇のトロンボーンの演奏から始まります。柳昇は13歳で就職した際、その会社の吹奏楽団に所属していたようです。演奏が終わると6人の落語家が3人ずつ紅白に分かれて座り、柳昇が出すお題に回答するという形でした。最高視聴率は29.1%を記録しています。
主な出演者は、
三笑亭夢楽
二代目桂伸治
四代目三遊亭小圓馬
初代金原亭馬の助
四代目柳家小せん
四代目春風亭柳好
などです。
次に1963年6月から始まった「大正テレビ寄席」は、東京都渋谷区の渋谷駅東口にあった複合娯楽施設・東急文化会館地階の映画館・東急ジャーナルにて公開収録された番組でした。司会はウクレレ漫談でもお馴染みの牧伸二です。こちらも番組は音楽から始まる形です。毎回冒頭は牧伸二のウクレレ漫談でしたので。
番組当初は、牧伸二と三笑亭笑三との2人体制でしたが、3か月後には牧伸二のみの司会となりました。
番組当初は、牧伸二と三笑亭笑三との2人体制でしたが、3か月後には牧伸二のみの司会となりました。
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番組は基本的に演芸3組とアトラクションという構成でした。新しい笑いを生み出し、番組をモダン寄席にすることを目標にしおり、漫才やコント、コミックバンド、ものまねなどの演芸を披露する番組となり、落語家は基本立ち高座となっていました。最高視聴率は、36.4%を記録しています。
主な出演者は、
初代林家三平
5代目月の家圓鏡(のちの8代目橘家圓蔵)
古今亭志ん朝
三遊亭小金馬(4代目三遊亭金馬を経て現:2代目三遊亭金翁)
3代目三遊亭圓歌
4代目桂米丸
柳家金語楼
Wけんじ
コロムビア・トップ・ライト
内海桂子・内海好江
獅子てんや・瀬戸わんや
主な出演者は、
初代林家三平
5代目月の家圓鏡(のちの8代目橘家圓蔵)
古今亭志ん朝
三遊亭小金馬(4代目三遊亭金馬を経て現:2代目三遊亭金翁)
3代目三遊亭圓歌
4代目桂米丸
柳家金語楼
Wけんじ
コロムビア・トップ・ライト
内海桂子・内海好江
獅子てんや・瀬戸わんや
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青空千夜・一夜
青空球児・好児
晴乃チック・タック
春日三球・照代
かしまし娘
横山やすし・西川きよし
中田カウス・ボタン
夢路いとし・喜味こいし
レツゴー三匹
コント55号
てんぷくトリオ
トリオ・スカイライン
漫画トリオ
ナンセンス・トリオ
チャンバラトリオ
東京コミックショウ
マックボンボン
ザ・ドリフターズ
ドンキーカルテット
殿さまキングス
玉川カルテット
ぴんからトリオ
バラクーダ
東京ぼん太(漫談)
川上のぼる(声帯模写・腹話術)
トニー谷(ボードビリアン)
青空球児・好児
晴乃チック・タック
春日三球・照代
かしまし娘
横山やすし・西川きよし
中田カウス・ボタン
夢路いとし・喜味こいし
レツゴー三匹
コント55号
てんぷくトリオ
トリオ・スカイライン
漫画トリオ
ナンセンス・トリオ
チャンバラトリオ
東京コミックショウ
マックボンボン
ザ・ドリフターズ
ドンキーカルテット
殿さまキングス
玉川カルテット
ぴんからトリオ
バラクーダ
東京ぼん太(漫談)
川上のぼる(声帯模写・腹話術)
トニー谷(ボードビリアン)
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堺すすむ(漫談)
牧野周一(漫談、牧伸二の師匠)
南州太郎(漫談)
三門マリ子(歌謡漫談、後の泉ピン子)
坂野比呂志(大道芸)
早野凡平(漫談、パントマイム等)
八代英太(ものまね、元国会議員)
小野栄一(ものまね等)
桜井長一郎(ものまね)
片岡鶴八(ものまね、片岡鶴太郎の師匠)
ゼンジー北京(マジック)
トミ譲二とロイヤルズ(トランポリンを使ったコミックショー)
ケーシー高峰(漫談)
などです
牧野周一(漫談、牧伸二の師匠)
南州太郎(漫談)
三門マリ子(歌謡漫談、後の泉ピン子)
坂野比呂志(大道芸)
早野凡平(漫談、パントマイム等)
八代英太(ものまね、元国会議員)
小野栄一(ものまね等)
桜井長一郎(ものまね)
片岡鶴八(ものまね、片岡鶴太郎の師匠)
ゼンジー北京(マジック)
トミ譲二とロイヤルズ(トランポリンを使ったコミックショー)
ケーシー高峰(漫談)
などです
そして最後に1966年5月に始まった「笑点」は、初代司会者に7代目立川談志で、いまもなお続いているご長寿番組ですね。演芸の後に大喜利という構成で、こちらもまた先の2番組同様、公開収録となっていて後楽園ホールで隔週土曜日の昼頃に行われています。カラーテレビの普及率が1%にも満たない時代だったにもかかわらず、初回から一貫してカラーで放送されていたそうです。
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歴代笑点メンバーの司会者は、
立川談志
前田武彦
三波伸介
三遊亭圓楽
桂歌丸
春風亭昇太
立川談志
前田武彦
三波伸介
三遊亭圓楽
桂歌丸
春風亭昇太
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大喜利メンバーは、
三遊亭金遊
林家こん平
三遊亭圓楽
柳亭小痴楽
桂歌丸
三遊亭小圓遊
柳家さん吉
春風亭栄橋
三遊亭好生
三升家勝二
柳家かゑる
林家木久蔵
三遊亭圓窓
柳家小きん
三遊亭楽太郎
三遊亭夢之助
林家九蔵
古今亭朝次
三遊亭好楽
桂才賀
三遊亭小遊三
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そして、座布団運びメンバーは、
三升家勝松
石井伊吉
毒蝮三太夫
三遊亭笑遊
三笑亭夢丸
桂米助
小野千春
松崎真
山田隆夫
となっています。
三升家勝松
石井伊吉
毒蝮三太夫
三遊亭笑遊
三笑亭夢丸
桂米助
小野千春
松崎真
山田隆夫
となっています。