The Official Charts Company
イギリスの音楽セールス調査会社であるThe Official Charts CompanyがUK・オフィシャル・シングル・チャート誕生60周年を記念して発表した、イギリスでのシングル売り上げ上位10曲をご紹介します。まぁ、平たく言えばイギリスの音楽史上最も売れたシングル「ベスト10」ですね。
勿論売り上げは随時変動していますからチャートも変わることになります。ある時点でのシングル売上ベスト10ということになります。まぁ、何にしろ流石に名曲ばかりですよ。
10位 LOVE IS ALL AROUND
早速行ってみましょう。第10位はスコットランドのグラスゴーで結成された「ウェット・ウェット・ウェット」が歌った「愛にすべてを」です。
via www.amazon.co.jp
この曲はヒュー・グラントが主演し世界中で大ヒットした映画「フォー・ウェディング」のテーマ曲でしたね。映画ともども大ヒットしました。
Wet Wet Wet - Love Is All Around (Official Video)
via www.youtube.com
185万枚という大ヒットですが、これはイギリス国内だけの数字です。この曲に限らず、イギリスでヒットした曲の多くはアメリカをはじめ多くの国でヒットしていますからねぇ。曲としての売上枚数は何倍にもなる場合が多いかと思われます。
9位 UNCHAINED MELODY
1995年、イギリスのドラマ「Soldier Soldier」で、ロブソン・グリーン&ジェローム・フリンが歌って大ヒットした「アンチェインド・メロディ」が第9位です。初登場から7週連続で1位だったといいますからスゴイですね。
via www.amazon.co.uk
ロブソン・グリーン&ジェローム・フリン。そして「アンチェインド・メロディ」。もしかすると日本ではあまり知られていないのかもしれませんねぇ。しかし、ロブソン・グリーン&ジェローム・フリンを知らなくても、「アンチェインド・メロディ」という曲名が分からなくても、聴くと誰もが「あぁ、この曲か」と思うに違いない名曲です。
オリジナルは、トッド・ダンカンが1955年の映画「アンチェインド」の主題歌として発表したものですが、有名なのは1965年にライチャス・ブラザーズが録音したバージョンでしょう。このバージョンは、1990年の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主題歌となって映画ともども世界的に大ヒットしましたからねぇ。
オリジナルは、トッド・ダンカンが1955年の映画「アンチェインド」の主題歌として発表したものですが、有名なのは1965年にライチャス・ブラザーズが録音したバージョンでしょう。このバージョンは、1990年の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主題歌となって映画ともども世界的に大ヒットしましたからねぇ。
Robson and Jerome - Unchained Melody - Top of the Pops original broadcast.
via www.youtube.com
ね?!聞き覚えがあるでしょう?なんせこの曲は世界各国で様々な言語によって500種類を超えるバージョンが存在すると言われています。プレスリーからU2、ハリー・ベラフォンテから尾崎紀世彦まで実に幅広いアーティストたちがカバーしているんですよ。
8位 SHE LOVES YOU
90年代の曲が続いた後、いきなりの60年代。イギリスが世界に誇るミュージシャンの筆頭、ザ・ビートルズの登場です。
曲は1963年リリースの「シー・ラヴズ・ユー」。この曲はザ・ビートルズにとって4枚目のオリジナル・シングルです。
曲は1963年リリースの「シー・ラヴズ・ユー」。この曲はザ・ビートルズにとって4枚目のオリジナル・シングルです。
via www.discogs.com
70年、80年代の洋楽に親しんだ人にとってイギリスはパンク、ニューウェーブの印象が強いかと思いますが、それはほんの一部の話で、そもそもイギリスは紳士の国。「シー・ラヴズ・ユー」は、「Yeah Yeah Yeah」というコーラスが印象的ですが、実は当時のイギリスでは「Yeah」というのは下品とされていたんですよ。故にロックは不良の音楽ってことになったんでしょうけどね。
創設地: イングランド, イギリス