BOOK OFF  元店長のオススメ  アーティスト&アルバム   ザ・ビートルズ  編 PART1
2016年10月23日 更新

BOOK OFF 元店長のオススメ アーティスト&アルバム ザ・ビートルズ 編 PART1

昭和から平成の初めに活躍したアーティストたち。時代の大きなうねりを私たちに音楽と言う安定剤を処方し続けてくれた作品をマニアックに紹介できればと思っております!今回は洋楽!ビートルズです!

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元々は洋楽好きな私が洋楽の基本と感じている「ビートルズ」をアルバムごとに紹介させて頂きます。発表アルバムが多数あるので何回かに分けてご紹介出来ればと思いますのでお付き合いよろしくお願いしますね!又、本当はイギリス盤、アメリカ盤、日本盤等統一したいのですが発売当初のカップリングが出来ているシングル盤の画像をアップしますので多少のお見苦しい点をご了承くださいね。アルバムからA面としてシングルカットされていれば、なるべくアップしたいと思っています。

プリーズ・プリーズ・ミー

プリーズ・プリーズ・ミー(1963年)

プリーズ・プリーズ・ミー(1963年)

ビートルズのデビューアルバム。伝説はこのアルバムから始まりました!「プリーズ・プリーズ・ミー」の大ヒットにより急遽作成されたアルバムと言われています。このジャケット写真はのちに2枚組のベスト盤「1962年~1966年」(通称赤盤)のジャケットにも使われています。撮影場所はロンドンの「EMI」本社です。それだけ思い入れのあるアルバムなんでしょうね。しかし、会社側がここを選んだのは、新人バンドのジャケット撮影にお金をかけられなかったと言うことだったそうです。

The Beatles - Please Please Me (2009 Mono Remaster)

プリーズ・プリーズ・ミーは初期のシングルが詰まっています。全てはこのアルバムから始まったのです!アルバムのマイNo1曲は「P.S.アイ・ラヴ・ユー」です。

ラヴ・ミー・ドゥ/P.S.アイ・ラヴ・ユー(1962年)

ラヴ・ミー・ドゥ/P.S.アイ・ラヴ・ユー(1962年)

「マッカートニー・レノン」の名を世界に広めた1曲です。「プリーズ・プリーズ・ミー」からのシングルカットと言うよりはこのシングル達があったからこそアルバムが出来たと言われています。当初のオーディション時の録音のドラムは「ピート・ベスト」だったのですが、シングルの録音はなんと「リンゴ・スター」ではなく「アンディ・ホワイト」でリンゴはタンバリンを叩いています(笑)しかし、それは不味いので「ジョージ・マーティン」は納得しなかったのですがリンゴヴァージョンのドラムの物がシングルに採用された裏話があります。しかし、その他の再版は全てホワイト版で統一されています。なんか、バタバタのスタートだったんですね。ジョンのハーモニカの印象が強くドラムの事は忘れがちですものね(笑)そして、B面の「P.S.アイ・ラヴ・ユー」は私とビートルズを繋げた1曲なんです。ある日ラジオで聴いたこの曲をその後バイトをするレコード屋に行き「ユーユーユー」って曲ありますか?と訪ねたのが小学校5年生の時でした。それまで、「フィンガー5」や「岩崎宏美」しか聴いていなかった私を洋楽の世界に引き込んだのがこの1曲だったんです。イギリスでのシングルチャートは最高位17位です。
プリーズ・プリーズ・ミー/アスク・ミー・ホワイ(1963年)

プリーズ・プリーズ・ミー/アスク・ミー・ホワイ(1963年)

この曲は「レノン・マッカートニー」の作品です。ビートルズ初のNo1シングルとなりました。元々はスローな曲だったのですが、またまた「ジョージ・マーティン」が「横槍」いや「修正案」を提案しました。それがこのアップテンポになった「プリーズ・プリーズ・ミー」と言う伝説があります。本当に「ジョージ・マーティン」の事を「5人目のビートルズ」と言いますが初期の裏話を聞くと本当に曲にも大きく関わっていたことがよくわかります。そして、この曲がファーストアルバムのタイトルに選ばれたのも試行錯誤を経ての大ヒットがあったから選ばれたのかも知れませんね。後に発売されるビートルズのNo1ソングを集めたベスト「ザ・ビートルズ1」(CD)には残念ながら収録されていない。その理由は「メロディー・メーカ」紙での1位であって「ミュージック・ウィーク」誌では1位を獲得出来なかったと言うちょっと寂しい話である。ファンとしてはこの曲もきっと収録して欲しかったのではないだろうか?
フロム・ミー・トゥ・ユー/サンキュー・ガール(1963年)

フロム・ミー・トゥ・ユー/サンキュー・ガール(1963年)

ビートルズの三枚目のシングルでこちらもイギリスで1位を獲得しました。しかし、アメリカではまだビートルズの曲は受け入れられず116位と散々なものでした、しかし、この曲はアメリカでの可能性を見いだした1曲だったのです。アメリカのシンガーソングライターでデビューシングル「悲しき街角」でビルボード1位となった「デル・シャノン」がこの曲を歌いビルボード誌で77位にランクインされました。これが「レノン・マッカートニー」として初のランクインとなったのです。もっとアメリカにも初めから受け入れられてると思っていた日本の我々にとってはとても意外なアメリカ進出の第一歩となったのがこの曲だったのです。
ツイスト・アンド・シャウト/ゼアズ・ア・プレイス(19...

ツイスト・アンド・シャウト/ゼアズ・ア・プレイス(1964年)

イギリスではコンパクト盤(4曲入り)でしか発売されなかった「ツイスト・アンド・シャウト」はアメリカでは1964年にシングルカットされました。元々「アイズレー・ブラザーズ」のシングルでビルボードで17位のヒット曲であったのでアメリカでは馴染みやすい1曲だったのかも知れません。皆さんの中にはビートルズのオリジナルだと思っている方はもいるのではないでしょうか?私も子供の頃はてっきりビートルズのオリジナルだと思っていました。この曲に影響されたアーティストは沢山いたのではないでしょうか?それほどパンチの効いた仕上がりとなっています。でもこれって「ラヴ・ミー・ドゥ」の色違いですよね(笑)
ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット/サ...

ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット/サンキュー・ガール(1964年)

この曲がシングルカットされていたのは意外と思ってる方もいるのではないでしょうか?こちらは日本盤とアメリカ盤でシングルカットされました。ヴォーカルはやっとの登場「ジョージ・ハリスン」です。このシングルはアメリカでミリオンセラーになっておりジョージ初のヒットシングルと言われています。この曲は「ビリー・J・クレイマー&ザ・ダゴタス」に提供されイギリスでは2位となりその後も「アイ・コール・ユア・ネーム」等提供されました。ジョンが白雪姫の歌の歌詞を基に作曲したとも言われている曲です。

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ウィズ・ザ・ビートルズ

ウイズ・ザ・ビートルズ(1963年)

ウイズ・ザ・ビートルズ(1963年)

時間的な問題なのか名作と言われジャケットのデザインも有名なこのアルバム。しかし、意外な事に先行シングルは1枚もなく6曲がカヴァーなんです。名作「シー・ラブズ・ユー」はこのアルバムに収録されなかった事で結局ベスト盤「オールディーズ」までアルバムには収録されなかったのです。ただ、アルバム発売後ラジオやヒットチャートの関係で各国で発売されたシングルは存在します。なるべく古い物のカップリングをチョイスしたいと思います。

The Beatles - With The Beatles Full Album

このジャケットはのちに色んなアーティスト影響を与えました!それだけかっこ良かったと言うことですよね!アルバムのマイNo1曲は「マネー」です。

オール・マイ・ラヴィング/ラブ・ミー・ドゥ(1964年)

オール・マイ・ラヴィング/ラブ・ミー・ドゥ(1964年)

日本での発売となったこのシングルは豪華にB面に「ラヴ・ミー・ドゥ」とのカップリングなんです。勿体ない(笑)実質「ポール」の曲で初期の作品で完成度の高い曲と各方面での評価も高い1曲です。イギリス本国ではコンパクト盤のみの発売でしたが日本やアメリカはこの曲でビートルズをより知った人は多かったのではないでしょうか?当時ヒットシングルありきのアルバム作りと言う常識をもうすでにぶち壊していたこのアルバム「ウイズ・ザ・ビートルズ」の凄さなのでしょうか?この曲が日本のみのシングルカットと言う事がそれを物語っているのかも知れませんね。
プリーズ・ミスター・ポストマン/マネー(1964年)

プリーズ・ミスター・ポストマン/マネー(1964年)

この曲のシングルカットも日本盤になります。このシングルはA面B面共にカヴァーと言う珍しいシングルカットとなっています。元来、「マーヴェレッツ」の大ヒット曲でビルボード誌でNo1に輝きのちに「カーペンターズ」にもカヴァーされる名曲なんですが一番ロックしていたのがやはりこのビートルズヴァージョンだったと思います。リードヴォーカルのジョンは当時の恋人「シンシア」に対して歌った曲だとも言われています。B面の「マネー」は私がこのアルバムの中で一番好きな曲で、「バレット・ストロング」のヒット曲です。この曲もカヴァーされることが多く、「ローロング・ストーンズ」「シュープリームス」「ミラクルズ」等有名なアーティストにもこのまれましたイントロのピアノはなんと「ジョージ・マーティン」!本当にかっこいい曲です!

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