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1996年2月13日に発売された4枚目のアルバム『オール・アイズ・オン・ミー』は、ラップ史上初めての2枚組で、全米だけで900万枚以上を売り上げたモンスターアルバム。人気絶頂だったスーパースター・2パックの代表作です。そして2パック名義ではこれが最後の作品。リリースされたわずか7か月後、彼は25歳という若さで銃撃によりこの世を去りました。
同アルバムには大ヒット曲「カリフォルニア・ラヴ」や仲間を想い歌う追悼ソング「Life Goes On」などが収録されており、また2017年に公開された2パックの伝記映画『オール・アイズ・オン・ミー』のタイトルの由来にもなった名盤です。
同アルバムには大ヒット曲「カリフォルニア・ラヴ」や仲間を想い歌う追悼ソング「Life Goes On」などが収録されており、また2017年に公開された2パックの伝記映画『オール・アイズ・オン・ミー』のタイトルの由来にもなった名盤です。
ザ・ドン・キラミナティ:ザ・7デイ・セオリー
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『ザ・ドン・キルミナティ:ザ・7デイ・セオリー』は2パックが生前、自身の名前をマキャヴェリ(Makaveli)に改名し、マキャヴェリ名義で製作していたスタジオアルバムです。同作は彼が亡くなった同年の11月に発売され、全米初登場1位を獲得しました。
俳優としての才能
2パックは天才ラッパーでしたが、俳優としてもまた天性の才能を持っていました。もしもいま、彼が生きていたなら、一体どれほどの役者になっていたのでしょうか。その両方で輝く2パックをずっと見ていたかったですね。
映画『ジュース』
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『ジュース』(Juice)は、1992年に製作された青春バイオレンスです。ラップミュージックにのせアメリカの黒人問題をリアルに描いたブラック・ムービーで、2パックはハーレムに住むティーンエイジャー4人組の1人、ビショップ役を演じ映画デビューを飾りました。今やラッパーたちがこぞって本業と並行して俳優活動を行なっているのも、2パックの表現者としての才能に少なからず影響を受けているのかもしれませんね。彼の役者としてのスキルはこの頃からすでに感じることが出来るでしょう。
Juice - Trailer
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ストーリー
ふとしたきっかけで銃を手にした4人のティーンエイジャー。クラブDJを目指すQ(クインシー)は、仲間を大切にするラヒームの面白半分の強盗プランに加担する。しかしそこで起こった必要のない射殺事件から、4人は逃れ切れない深みにはまっていく。
映画『ポエティック・ジャスティス/愛するということ』
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『ポエティック・ジャスティス/愛するということ』(原題:Poetic Justice)は、1993年にジャネット・ジャクソン主演で製作された恋愛映画です。ジャネットはこれが映画初出演。2パックはジャネット演じる主人公と恋に落ちる郵便局員ラッキーを演じました。彼の優しく穏やかな表情がとても印象的。ジャネット&2パック夢の共演です!
フィルモグラフィー
詳細は英語版「en:Tupac Shakur#Filmography」を参照
ジュース - Juice (1992年)
ポエティック・ジャスティス/愛するということ - Poetic Justice (1993年)
ビート・オブ・ダンク - Above the Rim (1993年)
ハード・ブレット/仁義なき銃弾 - Bullet (1995年)
グリッドロック - Gridlock'd (1996年)
詩人、トゥパック アマル・シャクール
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『コンクリートに咲いたバラ』は2001年に発売された2パックの詩集です。これは彼が18歳から20歳頃に書き留めていた詩をまとめたもので、センセーショナルなゴシップばかりがクローズアップされがちな2パックの新たな一面が垣間見れる新鮮な1冊です。本書には翻訳と共に直筆の文字が掲載されており、そこから感じる彼の繊細さ、不安、満たされない想い、愛情深さなどが泣けるほど真っすぐに伝わってくることでしょう。2パックを知らない人でも、1つの芸術作品として楽しめるのではないでしょうか。ちなみにトゥパック アマル・シャクールとは彼の本名です。